東京の“今”の躍動感や波長と共鳴しながら、五感で体感できる数々のこだわりのサービスが提供される「メズム東京、オートグラフ コレクション」。
16階のレストラン「シェフズ・シアター」では、“シェフの劇場”という名の通り、食を通して舞台を観劇するような美食体験ができるようになっています。
ランチとディナーで『ロミオとジュリエット』の物語が完成する特別なメニューが登場！
今回は、14世紀のイタリア・ヴェローナを舞台とした、傑作戯曲『Romeo and Juliet（邦題：ロミオとジュリエット）』を基にしたランチ＆ディナープログラムが2022年10月17日（月）～2023年2月28日（火）の期間限定で提供されます。
物語の前半を表現するランチプログラムでは、ロミオが仇敵の家のひとり娘ジュリエットと出逢い、永遠の愛を誓い合ったふたりが密かに結婚式を挙げる場面までが描かれます。物語の後半を表現するディナープログラムでは、ロミオが町を追放される前夜、初夜を迎えたふたりが辿った悲劇的な運命の結末までが、お皿の上で表現されて提供されます。ランチとディナーを通して、物語が完結する仕掛けになっている特別なメニューです。
旬の食材とフランス料理の技で、ふたりの心情や象徴的な台詞、情景を再現。数々の料理をいただきながら、“ロミジュリ”の世界に浸ってみてはいかがでしょうか。
物語の前半を描くランチプログラムのメニュー
アミューズブッシュ「Sad Hours.」
物語の始まりであるロミオの初恋を表現した一皿からコースがスタート。甘酸っぱい初恋を連想させるピンク色のビーツムースの周りには、酸味のきいたトマトのクーリが添えられています。中には、鶏のゼリー寄せが隠されており、なかなか成熟しない甘酸っぱい恋の味が楽しめます。
前菜「Only Love, Only Hate.」
仮面舞踏会で出逢ったロミオとジュリエット。お互いの素性はまだヴェールに包まれている……そんな状況をイメージした一品です。きらびやかな仮面舞踏会の様子は、真鯛のマリネと鮮やかな季節の野菜で表現されています。
選べるメイン（魚料理）「O… Romeo, Romeo！」
恋に落ちるも、お互いが仇敵同士の家であることを知ったふたり。ジュリエットがロミオへの愛を語るシーンの名台詞「おお、ロミオ」を再現した一皿です。バルコニーやバルコニーに絡まるツタ、そして月あかりを、季節の野菜やホウボウ、季節のフルーツや野菜を使ったソースで再現しています。
選べるメイン（肉料理）「What’s in a Name?」
お肉料理でも魚料理と同じ場面が再現されています。着想を得たのは、ジュリエットがロミオへの想いをバラの花に例えるシーン。メインの仔羊肉には、キャラメリゼしたアンディーブで表現したバラの花が添えられています。
デザート「Love-Devouring Death.」
結婚の誓いを交わし、結ばれたふたり。純白のメレンゲや可愛らしい装飾で表現された教会ですが、白胡麻のパルフェや、ヨーグルトとローズマリーのムース、毒々しい色味のカシスマーマレードなど意外な味の組み合わせになっているのがポイントです。ふたりを待ち受ける運命を予感させるような複雑な味わいに舌鼓を打ってみてください。
物語の後半を描くディナープログラムのメニュー
アミューズブッシュ「Fortune’s Fool！」
両家の抗争の場面を再現した、赤が目を引く衝撃的な一皿です。スモークしたサーモン、トマトラディッシュのマリネ、赤ピーマンのムースをトマトの寒天シートで包み込み、周りにはトマトと赤ピーマンのガスパチョ風ソースを散りばめ、赤の中にもさまざまな食感と味わいが混じりあっています。
前菜「It was the Nightingale.」
ロミオがジュリエットの従兄弟のティボルトを殺してしまい、追放されてしまうことに。最後に会ったふたりの束の間の幸せなひとときが、エビと魚のすり身のパイ包み焼きの温さと味わいで表現されています。このシーンのラストである、朝もやを連想させる、スモークの演出も必見です。
魚料理「Tell not me of Fear！」
ロミオが忘れられないジュリエットは、自分の結婚が決まったことを嘆き、42時間仮死状態になる薬を修道士にもらいます。そんな一幕を再現した一皿では、低温調理でしっとりと仕上げたタラと、立体的に盛り付けた季節野菜、十字架をかたどった装飾でジュリエットが助けを求めて訪れた教会を表現。甲殻類のソースにポツポツと浮かべた濃い緑のセロリオイルで、仮死状態になる薬とその愛ゆえの危険な賭けも表現されています。
肉料理「I Defy You, Stars！」
ジュリエットが死んでしまったと思い込み、ロミオが絶望的するシーンを天体のように盛り付けられた一皿で表現しています。国産牛ロースのローストの周りには、夜空に浮かぶ天体を円形の季節野菜で再現。それぞれ、メインとの相性が抜群になるように計算されています。
デザート「Here’s to My Love.」
毒薬を飲み息絶えたロミオ。仮死状態から目覚めロミオを見たジュリエットは、自分の胸を短剣で突き、後を追います。そんな悲劇を再現した一皿でコースは締めくくられます。
ロミオとジュリエットが共に最期を遂げる墓所は、洋梨とウィスキークリームのチョコレートケーキと、炭で色付けした濃厚なジェラートで表現されています。塩味のきいたクロレラソースの味わいが、物語のラストとリンクし記憶に残る一皿です。
「愛」と「死」を描いた最高傑作『ロミオとジュリエット』。お皿という舞台で上演される、ふたりの永遠の愛の物語を、流れる音楽と共に楽しんでみてはいかがでしょうか？
※外出時には新型コロナウィルスの感染対策を十分に講じ、最新情報は公式HPなどでご確認ください。
問い合わせ先
- メズム東京、オートグラフ コレクション
- 提供場所／16階レストラン「シェフズ・シアター（Chef’s Theatre）」
提供期間／2022年10月17日（月）～2023年2月28日（火）
提供時間／ランチ11:30～15:00（L.O. 14:00）ディナー17:00～23:00（L.O. 22:00） - TEL：03-5777-1111
- 住所／東京都港区海岸1-10-30
- TEXT ：
- Precious.jp編集部
