『Precious』本誌のほか、ファッション誌を中心に人気スタイリストとして活躍する望月律子さん。望月さん自らがコーディネートしてくれるファッションレンタルサロン「Allons-y(アロンズィ)」のオーナーでもあります。本連載ではサロンでひとりひとりと対話するなか望月さんが実感した、大人の女性のファッションの悩みにこたえるべく、今求められているおしゃれアイデアや着こなしについて教えていただきます。
第9回はいつもと少し異なる角度から「お悩み解決」のお手伝いを。インスタグラムで紹介したところ「こういうものが知りたかった!」と大反響だったという、望月さんの救世主的存在「魔法の針」にクローズアップします。服を引っかけてしまった際、飛び出た糸を簡単に始末できる太針と細針のセットです。
「ニットを着た際、ついついバッグの金具やジュエリーのクラスプなどを引っかけてしまいがち。お気に入りのニットだと、結構落ち込んでしまいますよね。そんな時これがあれば安心。アパレル勤務の方も愛用していると聞きました。わざわざ修理に出すことなく、自宅でお手入れできればショックが和らぎますよね」(望月さん)
使いかたは至って簡単。ほつれの際(きわ)をめがけて針を入れ、針にほつれた糸を絡ませるようにしながら、裏側から針と一緒にほつれた糸を引きこむだけ。ニット以外の素材にも使えるという心強いアイテムの効果を、望月さん私物の実例でご覧ください。
■1:一か所、長く飛び出してしまった場合
混雑した電車を降りて手元をみたら…。プラットホームで途方に暮れること、ありますよね。
補修した箇所は、表からはほどんどわかりません。
■2:広範囲にほつれてしまった場合
かごバッグでニットが擦れてしまったという実例。パーティバッグなども引っかけがちですよね。
広範囲に糸が出ているので補修が大変そうですが、きれいになっていく様子を見ながら作業するのも楽しいのだそう!
人気スタイリストの望月律子さんに、大人の着映えが叶う「ちょっとしたおしゃれのコツ」を指南いただく連載。第9回は、服のほつれを解消する「魔法の針」にフォーカスしました。
「飛び出した糸を裏側に回しているだけなのですが、表がきれいになれば、それでよかったりしますよね。これでお気に入りを長く着られ、修理代もかからず、いいことづくめです」(望月さん)
大切な服を手入れしながら長く大切に使うことで、サステナブルなおしゃれを叶える便利アイテム。ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。
望月さんのInstagramにもご注目ください!
思わず「真似したくなる! 」着こなし提案がたくさん見られる、望月さんのインスタグラムも好評です。ぜひフォロー(ユーザー名:ritsukomochizuki)して、日々のスタイリングの参考にご活用ください。
問い合わせ先
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- 黒石あみ(小学館)
- WRITING :
- 神田朝子