暑さが和らぎ、1日を通して過ごしやすい秋。読書にも集中しやすい季節になりました。そこで星野リゾートの温泉旅館ブランド「界」では、2022年11月30日までの間、17の温泉旅館で読書の秋を堪能する新サービス「温泉読書滞在」を実施しています。
■旅先で本の世界を追体験!「界」の新サービス「温泉読書滞在」
小説家やエッセイストは、昔も今も執筆するために温泉旅館に滞在し、全国各地を舞台に繰り広げる作品を生み出してきました。「温泉読書滞在」では、それぞれの地域にちなんだ「ご当地本」を、1泊2日の滞在を通して、追体験できます。
それぞれの地域にちなんだ「ご当地本」
全国の「界」17施設では、それぞれのスタッフおすすめの「ご当地本」を用意。「ご当地本」はその土地にちなんだ物語で、各地を舞台として繰り広げられる作品がセレクトされて。物語の舞台となる地に宿泊し、その地の空気を感じ、作者の想いに触れながらの読書は格別! 読書好きにはたまらない贅沢な時間が過ごせます。
旅先ならではの「ご当地本」の追体験を
ご当地本を堪能した後は、館内と館外で「ご当地本の追体験」を。
例えば、「界 津軽」では、太宰治の「津軽」(新潮文庫刊)をご当地本として用意しています。「津軽」では太宰治の故郷である津軽半島を太宰自身が3週間かけて旅をします。小説内には、友人Sを訪ねた際に、縁側に吊るされていた「干鱈」や「りんご酒」、津軽特有の料理である「貝焼味噌」でもてなしを受けたことが書かれています。「界 津軽」では、これらを味わえるメニューも用意。
物語を読み終わった翌日は、この物語の主人公である太宰治と自分を重ね合わせ、大鰐温泉を散策。 物語の世界により深く浸ることができます。
「界 津軽」のスケジュール例 <1日目>
15:00 チェックイン
16:30 太宰も通った大鰐温泉の歴史と泉質を学ぶ 「温泉いろは」
17:00 大浴場にてご当地本「津軽」読書
19:30 夕食
21:00 ご当地楽 「津軽三味線の生演奏」鑑賞
21:30 客室にて「りんご酒」と「干鱈」の提供
<2日目>
7:00 つがる四季の体操
7:30 朝食 「貝焼き味噌」ほか
10:00 太宰が愛した大鰐温泉街を散策
12:00 チェックアウト
■「温泉読書セット」で読書に没頭
温泉に入浴しながら、読書に没頭できる「温泉読書セット」には、夜のお風呂でも本が読める読書スタンドや、お湯で手が濡れても大丈夫なようにオリジナルの手ぬぐいが入っています。温泉内でストレスなく読書を楽しむためのサポートグッズです。
■「温泉読書滞在」で楽しめるご当地本の一例
「界 仙石原」(神奈川県・仙石原温泉)
【 サン=テグジュペリ「星の王子さま」) 】
「目に見えない大切なもの」を教えてくれるベストセラー作品 「星の王子様」。星の欠片琥珀糖を食べながら、様々な色で印象に残った情景や想いを手ぬぐいに描き、「自分の大切にしているもの」 を思い出すご当地楽を用意します。その後は星の王子さまミュージアムにて、本の世界を堪能できる体験です。
「界 長門」(山口県・長門湯本温泉)
【金子みすゞ「金子みすゞ童謡集 わたしと小鳥とすずと」】
長門市仙崎出身の童謡詩人金子みすゞは、自然と風景を愛し、その優しさが貫かれた作品は、現代の私たちにも親しみを感じるメッセージを伝えています。
「界 長門」では、その想いを込めた詩にあやかったファブリックパネルに写詩体験。館外では、こだまのように儚く川の流れに消える短冊づくり体験を用意します。
「界 阿蘇」(大分県・瀬の本温泉)
【夏目漱石「二百十日」】
「二百十日」は、熊本に滞在していた夏目漱石の、阿蘇登山を舞台とした物語。「界 阿蘇」では、物語に因んだ「二百十日おつまみセット」を用意します。翌日は「漱石二百十日MAP」をもとに、物語に登場する場所やゆかりの地を巡ります。
■「温泉読書滞在」概要
期間 :2022 年10月1日~11月30日
料金 :¥3,000~(1名あたり、税・サービス料込)*施設により異なります
予約 :公式サイトより宿泊4日前までに要予約
含まれるもの:温泉読書セット(読書スタンド、オリジナル手ぬぐい)とご当地本貸し出し、ご当地本の追体験
*ご当地本の追体験は、施設により異なります。
定員 :1日1組
※外出時には新型コロナウィルスの感染対策を十分に講じ、最新情報は公式HPなどでご確認ください。
問い合わせ先
- TEXT :
- Precious.jp編集部