お米ってこんなに美味しかったっけ…? ほかほかで艶やか、噛み締めればじんわり甘い。プロの料理人の手による「ごはん」は、今や、食通がそれ目当てで通うほど、メインともいうべきひと品。
炊き立て土鍋ごはんから、薪焼きごはん、リゾット、お弁当まで、お米の可能性は進化中です。
そこで『Precious』11月号では、特集「本当に美味しい『ごはん』が食べたい!」を展開。ジャンルを超えた「ごはん」の名店のこだわりを、ほかほかのビジュアルと共にご案内します。
今回は、そのなかから「高台寺和久傳」のごはんチョイスをご紹介します。
【「高台寺和久傳」のごはんチョイス】創業地・京丹後で育てた無農薬栽培のお米を、料亭仕込みの味で楽しむ
創業約150年、京都を代表する名料亭。鮎や間人蟹といった時季の味覚をシンプルながら精緻な技と、五感で楽しむプレゼンテーションで供される料理が話題ですが、実はコースの最後、選べるシメこと「ごはんチョイス」は知る人ぞ知るメニュー。
その日の食材、ゲストの嗜好などによって自在に変わり、定番の牛の卵とじ丼やお茶漬けを含む常時4、5種。それに麺類も選べるというから驚きます。
「コースでお料理を召し上がっていただいた後は、どこかほっとする家庭の味から旬の味まで、おなかの具合と相談して好きなものを食べていただきたい」と料理長。量も品数もゲストの自由。美味しいアジが入ったら、アジフライ定食にして出すことも。
「料亭の仕事と、ライブ感のある割烹の仕事と。料理人にとってはどちらも手掛けられる『ごはんチョイス』は腕の見せどころです」
なにより、使うお米は、料理人やスタッフが田植えや草取りなど、創業の地・京丹後で育てた無農薬の自家製米。香りがよくて粒が美しいこのお米は、そんな想いも加味された、極上のごはんです。
〈ごはんDATA〉
【米】
自家製米のコシヒカリ。
【炊き方】
土鍋は、滋賀県信楽町の雲井窯九代目当主・中川一辺陶作。ひと組にひと釜を使い、タイミングをみて炊き上げる。季節や湿度、新米の時期など、米の状態によって水分量を調節。
●京丹後の和久傳米はお取り寄せ可能!
※外出時には新型コロナウイルスの感染対策を十分に講じ、最新情報は公式HPなどでご確認ください。また、料理は季節によって変わる場合があります。
※掲載の価格は、すべて税込みです。(サービス料は別)
問い合わせ先
- 高台寺和久傳
- 営業時間/昼12:00~15:00、夜17:30~21:00 ※要予約
- 定休日/不定休
- メニュー/【昼】コース¥33,000、¥44,000、¥55,000・【夜】コース¥44,000、¥55,000、おまかせ(消費税・サービス料込み)
- TEL:075-533-3100
- 住所/京都府京都市東山区高台寺北門前鷲尾町512
- PHOTO :
- 篠原宏明、ハリー中西
- EDIT :
- 田中美保、安村 徹(Precious)