品格、シック、モード感…他にはない魅力を放つブラックはこの冬注目のカラー。抜群の引き締め効果も見逃せません。そんな色の魅力を堪能できるオールブラックの装いを、ファッション賢者のスナップでチェックしていきましょう。
■1:ジャネット・マドセンは…トレンドアイテムで仕上げた最旬の着こなし
2022年10月2日、パリ ファッションウィークでキャッチされた、コペンハーゲン在住のファッションエディターであるジャネット・マドセン。全身ブラックをモード感たっぷりに着こなしています。トレンド感あるエッジーなデザインも、抑制された色のキャラクターで、トライしやすいのがブラックの魅力のひとつ。オーバーサイズなジャケットに、インナーは透け素材のブラックをセレクトし、ドレスアップ感を高めて。ミニボトムに合わせたのは旬のロングブーツ。筒の太いものや、ボリューム感のあるシルエットを選ぶのが今年らしさを漂わせるコツです。黒タイツで繋げば、ブーツとのコントラストで脚をスッキリ細見え、を叶えます。
■2:ケイト・ランフィアは…個性的なのにエレガント。ブラックが叶える絶妙テイストミックス
2022年9月25日、米モード誌のクリエイティブディレクターであるケイト・ランフィアがミラノ ファッションウィークに登場。元々ブラックの印象が強い人だけあって、その着こなしはお手の物です。カジュアル感の強いフレイドヘムのデニムに、しっかりしたショルダーラインのタイトなブラックコートを羽織ってきちんと感をオン。襟を立ててこなれ感を演出して。インナーにはレースアップのトップスを合わせ、フェミニンに。隙間に覗く肌に上品な色香が漂い、ブラックの装いに軽やかさもプラスして。愛用のハットで個性的に仕上げています。カジュアル、シック、フェミニン、クール…と異なるテイストをお洒落なバランスにまとめて。
■3:カリーヌ・ロワトフェルドは…ミニマルワンピースにソックスで今どきなアクセントをプラス
2022年10月4日、パリ ファッションウィークでファッションディレクターのカリーヌ・ロワトフェルドをキャッチ。ラウンドネックにタイトなシルエットのワンピースで装っています。程よく入ったドレープ以外は目立つデザインのないミニマルな1着は、ブラックが削ぎ落とした美しさを引き立てています。去年までだったらタイツを合わせるところ、ソックスを重ねたことで今っぽさが数段アップ。アンクルストラップシューズのエナメルが、オールブラックに艶めきを添えて、洒落感を高めています。
今シーズン注目の、オールブラックの着こなしをお届けしました。一見簡単そうですが、今っぽく着映えるにはコツが必要。トレンドディテール、テイストや素材のミックスなど、コーディネートをアップデートして、新鮮な装いをお楽しみください。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- WRITING :
- 神田朝子