「タイトなロングスカート」で麗しの姿へ！ 凛と着映えるセレブのコーディネートテクニック【海外スナップ】

タイトなロングスカートの大人らしさを高めるべく、ご紹介する3人のお洒落賢者たちは調和の取れたワントーンスタイルにすることで、ミニマルな美を堪能していました。定番のカラーやアイテムを組み合わせながら、“垢抜け”を叶えた理由を紐解きます。

■１：ペルニーレ・タイスベックは…レイヤードテクと小気味よい色の配置でミニマルシックに誘導

スカートはややローライズにすることで、ストイックな白黒スタイルに今季らしい抜け感をプラス。

パリ ファッションウィーク5日目の2022年9月30日、スタイリスト、クリエイティブコンサルタントのペルニーレ・タイスベックをキャッチ。マキシ丈のタイトな黒スカートの存在感を引き立てるために、相棒的存在の白アイテムを掛け合わせた装いで登場しました。白シャツと黒スカートという定番の組み合わせは、かかとまで届くIラインのスカートがモダンさを醸し、シンプルならではの美しさが味わえます。シャツは程よく身体が泳ぐシルエットを選び、スカートに緩やかなメリハリを授けました。さらにシャツのインに同色のタートルネックトップスを忍ばせ、肌を見せる面積を減らせばモード感が引き立ちます。そこに白のベルトとブーツを合わせ、軽やかに。仕上げにスカートと同じ色のミニハンドバッグをさっと携え、小気味よいカラー配置を意識。

■２：オリヴィア・パレルモは…優しい暖色使いとすっきりとしたラインで秋の街中で映える装いへ

サングラスも、ベージュやイエローの着こなしにマッチするブラウンをセレクトし表情を優しく灯して。

ロンドン ファッションウィーク中のオリヴィア・パレルモのコーディネートをピックアップ。彼女が選んだタイトなロングスカートは、温かみを感じさせるイエローの差し色が効くチェック柄のタイプ。すっきりとした縦長ラインなので甘くなりすぎず、スタイリッシュさを両立できます。そこにイエローと馴染むベージュのリブハイネックニットを合わせ、温感を上乗せ。さらに程よくエッジィなメタリックのポインテッドトゥパンプスでツヤを宿し、立体感を高めました。淡い暖色カラーはぼんやりして見える場合もありますが、全体のシルエットをすっきりさせることとリブの畝、チェック柄を活用してメリハリを実現。

■３：エルザ・ホスクは…ぴりっと辛口なレザージャケットでスカートスタイルを格好良く

エナメルのポインテッドトゥパンプスで、シャープさを足し算。

LAでキャッチされた、モデルのエルザ・ホスク。軽やかな印象の白スカートは、タイトなシルエットを選ぶことで大人らしいエレガントさを手に入れました。そこに黒のタートルネックトップスで明確なカラーコントラストを授けつつ、オーバーシルエットのレザージャケットをばさっと羽織りマスキュリンな辛口ムードをトッピング。スカートともメリハリがついて好バランスです。小物も端正な黒で統一しつつ、ゴールドバックルのベルトを加えることでクラスアップと凛と引き締まった印象を叶えました。

品格漂う「タイトなロングスカート」を使った着こなしをご紹介しました。見た目がすっきり整うだけでなく、スマートな印象も実現することができます。またロング丈なので寒々しさがなく、これからのシーズンにぴったり。是非、ご紹介した三人のコーディネートを参考にしてみてはいかがでしょうか。