グレーを主役につくるパンツスタイルは、クラス感とともにやわらかな女性らしさを演出できます。シーンを選ばずに着こなせるところも、頼れるカラーではないでしょうか。おしゃれなファッショニスタのコーディネートを参考にしましょう。
■1:ホリー・メルセデスは…ニットベストを主役に旬のリラックス感が際立つ軽快モードに
ファッション&ライフスタイルクリエイター、ホリー・メルセデスがアムステルダムでスナップされたときの着こなしです。ボリュームある袖がポイントのBIGサイズのブラウスにニットベストを重ね、グレーデニムを合わせていました。こなれた印象が漂うニットベストは着こなしに奥行きをつけ、全身にコーディネート感が出ます。やさしいグレーだから、リラックスしたムードのなかに女性らしいニュアンスが演出できます。グレーをニット素材で取り入れると、やわらかな素材感が際立ってリッチさも十分。グレートーンにひと際映える、ビビッドオレンジのバッグが、コーディネートのハッとするアクセントに。
■2:アリソン・トビーは…辛口のセットアップもソフトなグレーなら女性らしさが香って
人気インフルエンサーでYouTubeも配信しているアリソン・トビー。2022年9月末にミラノで見かけられたときは、白のTシャツにグレーのセットアップを組み合わせ、その上からピンストライプのコートを羽織っていました。これが黒だと畏まって見えてやや古くさいイメージも。彼女の選んだグレーならジャケットにコートを重ねても、知的さが漂い軽やかにまとまります。インをシャツでなくラフさのあるTシャツを選んだことも正解です。さらに注目したいのは、パンツの裾がスリット入りなこと。スリットからちらっと出る脚のラインが抜け感をつくり出します。
■3:ベルティーユ・カナートは…コート&パンツの色味を統一させ、繊細ムード漂うスポーティーが完成
インフルエンサー、ベルティーユ・カナートは、パリでキャッチされていました。ハイネックのトップスに、フラノ素材と思われるグレーのパンツと同色のコートをコーディネート。コートとパンツをセットアップ風に合わせていて、トータルで見るとすっきりスマートに仕上がっています。数あるグレーの色味のなかでも、淡いトップグレーは透明感があってクリーンな印象です。足元はもちろんローファーでも似合いますが、彼女はスニーカーを投入してスポーティーな印象を高めています。斜めがけにしたバッグとともに、グレーをリッチに仕上げたシンプルスタイルにアクティブさが加わり、旬のムード満点です。
ソフトなグレーをパンツスタイルで取り入れたファッショニスタ3人にスポットを当てました。やさしい印象はもちろん、リッチさとともに知性ある軽快ムードに仕上がります。若々しくアクティブにも見えるので、大人世代の方もぜひお手本にしてみてください。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- EDIT&WRITING :
- 佐野有紀