最愛「デニムパンツ」がやっぱり使える！ 洗練の宿る大人の着こなし術【海外スナップ】

ご紹介する3人のお洒落賢者たちは、長く愛用しているような落ち加工が施されたブルー、そしてゆとりのあるストレートタイプを取り入れていました。デニム素材ならではのリラックス感が高まり、さらにこなれたムードをアピールできます。

■１：タマラ・カリニックは…凛とした黒アイテム合わせでカジュアルデニムに緊張感を授けて

マスキュリンな黒に任せて、定番デニムパンツをきりりとハンサムに。

インフルエンサーのタマラ・カリニックをパリにてスナップ。彼女が選んだデニムパンツは、脚長に整うハイウエストタイプ。脚のラインを拾わないセミワイドのストレートシルエットで程よいリラックス感が漂います。そこに黒で統一したカットソー、ジャケット、ブーツを合わせカジュアルなボトムスに少しの緊張感を授け、都会的にアップデート。ジャケットはマットな光沢感のある素材、ブーツはツヤのある素材でメリハリをつけると単調になりません。黒とブルーのクールな配色に親しみやすさが湧く、キャメルのバッグとゴールドジュエリーをプラスし秋冬の街並みに似合う着こなしへと導きました。

■２：グレース・ガネムは…ローライズパンツ×ショートジャケットが美バランス！

デニムパンツはゆるっと腰を落として穿くことで、たちまち今っぽくきまります。

2022年10月1日、微生物学者という経歴の持ち主で、モデル、インフルエンサーとして活躍するグレース・ガネムをパリ ファッションウィーク中のストリートでキャッチ。トレンドのY2Kムードが漂う、ややローライズのデニムパンツを活用していました。そこに合わせたのは、ショート丈のグレンチェック柄ジャケット。裾がパンツに被らず、それぞれのアイテムのディテールを光らせることに成功しています。さらにパワーショルダーがモードな印象に直結し、着映え力抜群です。トップスとパンプスは白で統一し、クリーンなムードを底上げ。仕上げにピンクのバッグ、レッドで統一したルージュとネイルカラーで鮮度高くまとめました。

■３：アレクサンドラ・カールは…セットアップ風の着こなしにばさっとトレンチコートを重ねて

ベルト以外の小物も黒で統一し、全体をバランスよく引き締めるとリズミカル。

パリ ファッションウィーク中にスナップされた、スタイリストのアレクサンドラ・カールの着こなしをピックアップ。同じ色味のデニム素材で統一したシャツとパンツの組み合わせで、セットアップ風コーディネートをメイク。シャツの裾をインしつつ、黒ベルトを加えるとラフに傾かず好都合です。さらにワイドストレートのパンツで存在感をアピール。そこにキャメルのトレンチコートをさっとプラスし、秋冬らしいあたたかみのある表情へ導きながらクラスアップに繋げました。仕上げに彼女のトレードマークであるアイグラスを加え、知的な印象をオン。

大人の洗練が宿る「デニムパンツ」の着こなしをご紹介しました。定番だからこそ、アイテムそのものやコーディネートをアップデートして、今の空気感をまとってみてはいかがでしょうか。