「彼奴」ってなんと読む?「かれやつ」ではありません!
明日・11月2日は『いいふたりの日』。11(いい)2(ふたり)の語呂合わせで、オーダージュエリーを扱う企業が制定、一般社団法人日本記念日協会に登録された記念日です。この日には、夫婦、恋人、友人、親子など、さまざまな「ふたり」の関係性を見つめ直し、指輪というジュエリーを通し、お互いの存在に感謝し、気持ちを伝え合う日に…というが目的がかかげられています。急に指輪は難易度が高そうですが、明日をきっかけに、「ふたり」…つまり、マンツーマンの濃密な関係性のある方に、何か喜ばれることを考えてみるのも良さそうですね。
本日は「彼」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「彼奴」ってなんと読む?
「彼奴」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:第三者を呼ぶ時に用いる人代名詞として、いろいろな読み方がございます。
<使用例>
「彼奴のせいで私が悪者にされたわ」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 彼奴(あいつ/あやつ/かやつ/きゃつ)です。
4通りの読み方がございますが、一般的な現代の言葉としては「彼奴(あいつ)」と読めれば問題ないでしょう。「かれやつ」とは読みませんので、ご注意ください。
さて、2問目にまいりましょう。
【問題2】「彼此」ってなんと読む?
「彼此」の、読み仮名4文字の正しい読み方をお答えください。
ヒント:2通りの正解がございます。それぞれの例文を以下に示します。
<使用例1>
「あの人とは彼此20年以上の付き合いになるわ」
<使用例2>
「彼此と迷うのはかまわないけれど、最終的にはひとつに絞らないとね」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 彼此(かれこれ) と 彼此(あれこれ) です。
「彼」という字は「あちらの」「かなたの」という意味も含んでおり、これの対になるのが「ここの」「近くの」という意味を持つ「此」という字になります。
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本日は、11月2日『いいふたりの日』にちなんで、「彼」という字の入った日本語から、
・彼奴(あいつ/あやつ/かやつ/きゃつ)
・彼此(かれこれ/あれこれ)
の読み方についておさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定教会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱