エッジー過ぎずどこかクラシカル、タイムレスで気品をたたえた着こなしが大人気のキャサリン皇太子妃。対してメーガン妃は、ミニマルで程よくトレンドを取り入れた、モードなコーディネートが支持されています。
そんな2人が、鮮烈な「レッド」をどのように着こなしているのか。個性の表れた4ルックをご覧ください。
キャサリン皇太子妃は…迫力カラーを和らげる甘口エッセンスをプラス
目を引くパワフルなカラーを、フェミニンなディテールを添えることで和らぎを感じる着こなしに。華やかながら品よくまとめたスタイルが印象的です。
■1:国旗の色を意識!フリルブラウスが優しい表情を引きだして
2022年2月22日、デンマーク・コペンハーゲンでのコーディネートです。ホワイトのブラウスにレッドのジャケットを合わせ、ホスト国であるデンマークの国旗カラーでまとめています。
鮮やかなレッドのボクシーなジャケットは、スペイン発プチプラブランドのもの。ゴールドボタンが優美さを添えて。華やぎたっぷりな一着をノーブルに演出しているのが、襟元に品よくのぞくホワイトのフリルです。さらにパールのまろやかな輝きをイヤリングとネックレスで加えて、エレガンスを後押ししています。
■2:歩くたびに揺れるロングスカートで優雅に
イギリス・ロンドンのBAFTA(英国アカデミー賞)本部で開催されたイベントに到着した際の一枚です。タートルネックのニットとスカートのセットアップを着用。ミニマルなデザインが情熱的なレッドを洗練された印象に昇華しています。
スリムフィットのニットとハイウエストなプリーツスカートは、スッキリ効果の期待できるシルエット。バッグやパンプスはなじみ色のベージュを選び、レッドのインパクトを抑えています。
メーガン妃は…色香漂うカラーや素材でレッドの存在感をエレベート
どうしても構えてしまう強烈なレッドですが、メーガン妃はさらにひとクセ加えることで、抜群に印象的な装いを楽しんでいました。
■3:極上素材でプレイフルな配色を品よく仕上げて
英国・バーケンヘッドで、ローカルコミュニティを訪問。遠目からも姿が確認できるような、ヴィヴィッドなレッドのロングラップコートで装っていました。カフスのリブディテールと長めの着丈、顔まわりを優しく演出するワイドカラーのディテールがスタイリッシュです。
インにはレッドに負けない存在感のパープルワンピースをセレクト。レッドとパープルの、大胆なカラーリングも柔らかなベビーアルパカの上質な質感で、品よく洗練された雰囲気に仕上がっています。
■4:優美なレースでレッドの華麗さをワンランクアップ
オーストラリア、フィジー、トンガ、ニュージーランドの都市を訪れる公式ツアーの一環で、トンガ・ヌクアロファのファアモツ空港に到着した際の装いです。大胆なレッドのワンピースは国旗と同じカラーです。
シアーなレース素材でレッドのフェミニンな魅力を強調するワンピース。詰まったネックライン&長袖の抑えたディテールなので派手過ぎず、シックでモダンなムードを漂わせています。ぴったりとフィットするボディと、プリーツがあしらわれたスカートが美しいコントラスト。小物はクラッチバッグとシンプルなヒールを選び、ワンピースを引き立てています。
キャサリン皇太子妃とメーガン妃のレッドの着こなしをご紹介しました。
明るく、エネルギー溢れるカラーを広範囲に纏っても、それに負けないパワフルなオーラを放っている2人。キャサリン皇太子妃は色のインパクトを着こなしでまろやかに、メーガン妃はさらに盛り上げて…、と方向性は真逆ですが、上品さは共通しています。気品とインパクトを併せもつ2人のコーディネートを、ぜひ華やかなシーンで取り入れてみてくださいね。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- WRITING :
- 神田朝子