秋らしいブラウンにはおしゃれっぽさ、女性らしさ、品のよさと、大人の女性に必要なすべての要素がそろっています。面積の大きいアウターで取り入れて、ブラウンの魅力をアピールしてみては?
■1:クレア・ローズ・クリツールは…ムートンベストを主役に品がよくこなれたカジュアルに
2022年9月末、ミラノでキャッチされたのはインフルエンサー、クレア・ローズ・クリツール。黒トップスにムートンベストを重ねて、ベージュのパンツを合わせていました。ベストのブラウンは、ウォーミーな質感が秋らしさ抜群です。ムートンの裏地からのぞくカールしている毛足が、着こなしに立体感をもたらしリッチな表情を生み出します。トップスと色をリンクさせていることも、全身がまとまりある印象に。パンツも黒やブラウンだと暗くなってしまいますが、彼女のようにベージュでグラデーション配色に仕上げると、明るく清潔感十分にアピールできます。
■2:アレクサンドラ・ゴルヴァノフは…ブラウン×グレーの洗練配色に余裕あるおしゃれムードが漂って
ファッションジャーナリストとして活躍するアレクサンドラ・ゴルヴァノフは、2022年10月初旬パリでSNAPされていました。グレーのニットとプリーツスカートに、ブラウンのムートンジャケットを羽織っていました。グレーの着こなしがよりリッチにクラスアップして見えるのは、アウターにブラウンを投入しているから。レザーの風合いとマッチするブラウンは、秋らしく落ち着いた雰囲気を印象づけます。ダブルで付けたベルトもコーディネートを引き締めて見せる決め手に。ベルト、バッグ、ブーツまでムートンジャケットとリンクさせたブラウンで統一した小物使いもさすがです。
■3:エリカ・ボルドリンは…ジャケットで取り入れると品のいい上質エレガンスが完成
ミラノ在住、デジタルインフルエンサー、エリカ・ボルドリンが、パリで見かけられたときの着こなしです。ブラウンのジャケットに白のボウブラウスを合わせ、淡いグレーのスカートを投入していました。彼女はジャケット、スカートともチェックを取り入れている上級者ですが、無地でももちろんOKです。テーラードタイプのウールジャケットがブラウンになるとおじさんっぽく老けたイメージになりがち。インに合わせたボウブラウスが白で、クリーンに見え、さらにボトムをスカート×ロングブーツなので、女子力アップが狙えます。ブラウンをウールジャケットで取り入れるときは、合わせるボトムと靴を意識的に女性らしいアイテムにしてください。
ブラウンのライトアウターを着こなした3人のファッショニスタにクローズアップしました。リッチな素材、ブラウン×グレー、ボトムとのバランスなどマスターすべきポイントが詰まっています。秋のおしゃれに取り入れて、上品なリッチさをアピールしてみては。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- EDIT&WRITING :
- 佐野有紀