落ち着いた色味だからこそ、素材で表情を楽しんだり、ほんのりモードな着こなしにもチャレンジしやすいのがアースカラーのメリット。ご紹介する3人の着こなしを早速チェックしてみましょう。
■1:ベラ・ハディッドは…個性のあるテイストミックスと異素材のかけ合わせでモードへ誘導
2022年9月23日のミラノ ファッションウィーク中、ショーの合間に街中を歩いているところをキャッチされたモデルのベラ・ハディッド。お得意のヒトクセあるテイストミックスで、モードな着こなしを実現しました。ジャストサイズのトップス、滑らかに落ちるナロースカート、そこに繋げたロングブーツというきちんと感のある装いに、あえて真逆な印象のメンズライクなシャカシャカジャケットをばさっと重ね、意図的な違和感をプラス。そうすることでほんのり辛口ムードが演出できます。ベージュ、カーキ、ブラウンといったアースカラーで調和を取りながら、異素材をかけ合わせることで間延びを回避し、立体的に整えました。仕上げにハンドバッグの赤をアクセントにして、メリハリアップ!
■2:イリーナ・シェイクは…ドレスのようにまとうしなやかなベージュコートをブラウンで支えて
モデル、イリーナ・シェイクのミラノ ファッションウィーク中の着こなしをピックアップ。これからの季節、おのずとコーディネートの主役となるコートは、なめらかで暖かそうな素材感のベージュをセレクトししなやかなオーラを放って。ダブルボタンのディテールがトラッドなコートは、ボタンを閉じドレスのように着こなすことでエレガントな雰囲気に仕上げています。さらに程よく身体が泳ぐシルエットが適度な抜け感を叶え、余裕のある佇まいに。ボトムスはモカブラウンのレギンスとブラウンのレザーロングブーツをセレクト。ベージュとお似合いなブラウンを選んだことで、品の良さがさらに高まっています。
■3:メアリー・リーストは…ほっこりしがちな素材は正統派シルエットとワンカラーできりっと見せる
2022年10月1日、モデル、インフルエンサーとして活躍するメアリー・リーストをパリ ファッションウィーク中のストリートでスナップ。ともするとほっこり見えがちなコーデュロイ素材のセットアップは、コンパクトなシルエットのステンカラージャケット、センタープレス入りのパンツというセットアップで凛とした面持ちへ。さらに深みのあるブラウンで穏やかな引き締め効果を授けています。そこに明るいブラウンのレザーショルダーバッグ、ダークブラウンのポインテッドトゥシューズを合わせワンカラーに徹することでモダンさを醸しました。仕上げにゴールドのイヤリングを加え、顔周りに華やかさを添えてフィニッシュ。
大人の品格漂う「アースカラー」の着こなしをご紹介しました。穏やかな色味を味方に、優雅に着映える装いを実現してみてくださいね。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- EDIT&WRITING :
- 阿部芙美香