いつまでも若々しく元気な肌でいるために、エイジングケアは積極的に取り入れたいもの。でも、肌がセンシティブなときは、力強いコスメを使うのは不安だと感じることも。そんなときにチェックしてもらいたいのが、オーガニックコスメ。今どきのナチュラル・オーガニックコスメの頼もしさを、ナチュラル・オーガニックビューティに精通する新井ミホさんに伺いました。
キャルプ代表・ビューティディレクター・植物療法士
天然由来成分でもシワ改善が大いに期待できる!
「“ナチュラル・オーガニックコスメ=肌に優しい分、効果が緩やか”というイメージを持たれている方も多いでしょう。でも、ここ数年で頼もしい成分が続々と発表されており、植物が持つパワフルな効果を実感しやすくなっています。
まず注目していただきたいのは、2019年にアメリカで発表された“バクチオール”という成分。これは。シワやくすみ、毛穴の目立ち、ハリ不足といったエイジングサインに効果の高い“レチノール”に似た特徴を持つため、“植物性レチノール”と呼ばれています。レチノールは日本でもシワ改善として認められている優秀な成分。ビタミンAの一種なのですが、人によっては“A反応”というアレルギー反応が出てしまうことがあります。そんな副反応の心配がない成分として、ナチュラル・オーガニックコスメではバクチオールが使われるようになり、センシティブな肌質の人でもエイジングケアを積極的にできるようになったのです。
また、今年、日本で初めて配合されて話題となっているのが、”ヒトデエキス”。レチノールの2倍ものハリ感と潤い感をもたらすと言われています。
バクチオールもヒトデエキスも、レチノールと違って光に弱いなどの特性がないので、日中も使えるという利点があります」(新井さん)
植物性レチノール配合のエイジングケアコスメをチェック!
左/yayoi 『プレシャス ローション』:バクチオールを配合した、とろみのあるローション。たっぷりと潤いをチャージしながらシワに働きかけて、ハリのあるしなやかな肌に。ほかに、荒れた肌を健やかに整えるツボクサエキスや、代謝を活発にして透明感を与えるハトムギエキスなど、厳選した植物成分でエイジング悩みに応える。
右/HANA ORGANIC 『R40 BKクリーム』: 高純度バクチオールと和漢植物を組み合わせた保湿クリーム。植物処方ならではの、肌のバランスを崩さない穏やかな作用でありながら、ハリ不足が気になる部分へ積極的にアプローチする。軽やかなテクチャーで、朝にも使いやすい。
「“yayoi”のローションは、まろやかでとろみがありながら、肌にストンと落ちるように浸透し、次に使うスキンケアの入りもスムースになります。バクチオール配合ならではの、パンっとしたハリを感じられ、ローションケアが楽しくなります。
“HANA ORGANIC”のクリームは、100 %天然由来成分で、植物成分の99.6%はオーガニック。“40代からの肌と心が弾むクリーム”と謳っているだけあって、年齢肌へピンポイントにアプローチしてくれます。メイク前に使ってもベタつかず、ピンっと張った元気な肌を1日中キープしてくれます」(新井さん)
“次世代レチノール”の異名を持つヒトデエキス配合はコレ!
シンピュルテ 『AGコンセントレイト セラム a』: 日本で初めて、シワにアプローチするヒトデエキスを高配合したセラム。糸を引くほど粘り気があるのにスッと浸透して、ふっくらとしたハリと艶が満ちる肌へ導く。
「とろんとした粘り気のあるテクチャーで肌に密着して、内側からぐっと引き上げてくれるような使用感が心強いです。ベタつかず、ぷるんっとした肌に。ローズやゼラニウム、ラベンダー、スイートマジョラムなどの精油がブレンドされた香りで、揺らぎがちな肌と心をポジティブにしてくれます」(新井さん)
新井さんは、「エイジングケアコスメの選択枠が広がり、どんな肌状態でも諦めなくていい時代になったと感じます」と話します。女性は、ホルモンバランスの影響で肌の調子が一定に保つのが難しいこともありますが、新井さんを参考に、自身の肌に合った【攻めのエイジングケア】を見つけてみませんか。
※掲載している商品の価格は、すべて税込です。また商品はすべて本人の私物です。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- 越後有希子