足元で辛口ニュアンスを加える1点アクセントとして、ぜひ取り入れたいのがレオパードの靴です。フラットシューズの人気にしっかり乗って、おしゃれに履きこなしていたおしゃれ賢者のコーディネートをピックアップしました。

■1:ジジ・ハディッドは…デニム&カラーソックスでワンランク上のおしゃれを表現

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首元にあしらったカラフルなレインボーカラーのネックレスで、さらにこなれ度アップ。

人気モデル、ジジ・ハディッドが2022年11月頭にN.Y.でキャッチされたときの着こなしです。キャメルを濃淡でカーディガンとインナーに、そのボトムにはデニムを合わせていました。キャメル×デニムは、大人のクラスカジュアルをリッチに見せる定番配色です。その仕上げがレオパードのローファーで、全身をピリッと引き締めて見せています。素足やベーシックな色味でももちろんおしゃれですが、ワンランク上の遊び心としてピンクのソックスをプラス。足元に視線が集まり、愛らしいアクセントに。やや厚めのソールによって足元のこなれ度をアップさせて、今どきの表情に仕上げているところも見逃せません。

■2:キャロライン・ウィンバーグは…クリーンな白パンツが新鮮かつドラマティックに

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黒バッグもミニサイズなら、重たく見えずアクティブさを盛り上げられます。

2022年9月にストックホルムでスナップされていたのは、スウェーデン出身のスーパーモデル、キャロライン・ウィンバーグ。黒トップス×白パンツのモノトーンの装いに、ベージュのジャケットを羽織って爽やかに。ベーシックな3カラー合わせに、ヘルシーニュアンスを加えているのが肩かけしたボーダーニットです。これだけでもパッと視線が集まる全身のアクセントとして十分ですが、足元のレオパードシューズによってさらにセンスのよさが光っています。ひとつのコーディネートに柄アイテムが混在すると、ごちゃっと見えてしまう心配も。ただ肩と足元で柄の場所が離れていることと、ボーダー×レオパードだとお互いのよさを引き立ててくれます。白パンツが抜け感になることも、柄アイテムのつなぎ役として最適です。

■3:マンディ・ボークは…スエットスタイルを大人の上級スポーティーにアップデートさせて

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印象的なゴールドのネックレスがベーシックな着こなしを女性らしくクラスアップ。

ベルリンで見かけられたモデル、マンディ・ボークは、アイボリーカラーのセットアップで颯爽と登場。清潔感のあるアイボリーのスエットでつくるセットアップは、もちろんどんな小物でも似合いますが、キリっと仕上げたいならやはりレオパードでしょう。フラットシューズのなかでスポーティーさを盛り上げるなら、なんといってもスニーカーで取り入れるのがベスト。レオパードのスニーカーは、こんな軽快で絵になるスポーティールックにこなれたムードをもたらし、新鮮さ抜群。パンツの丈をやや短くはいて、足首のいちばん細い部分をちらり見せさせたテクニックも見逃せません。かかとにあしらわれたブルーをリピートしバッグに投入して、さりげなく統一感をアピールする技もさすが!


レオパード柄のフラットシューズを取り入れて、ベーシックスタイルをおしゃれに格上げしていた3人のスナップをお届けしました。足元で辛口スパイスを投入すると、全身が引き締まって切れよく仕上がります。小さい面積ながらコーディネートをセンスよくクラスアップできるので、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。

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EDIT&WRITING :
佐野有紀