「横着者」ってなんと読む?「よこぎもの」ではありませんよ!
明日・12月1日は『着信メロディの日』です。1999(平成11)年のこの日、日本の企業が世界で初めて、携帯電話の着信メロディを配信したことを記念しています。現在では、お気に入りのメロディや楽曲を着信メロディとして設定する…ということが当たり前になっていますが、まだこの世に誕生して十数年ほどの機能なのですね。デジタルコンテンツの進化の速さを、あらためて感じます。ということで、本日は「着」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「着熟し」ってなんと読む?
「着熟し」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:年末年始はこれが大切なシーンが多くなります。
<使用例>
「このドレスの着熟しには、背中のお手入れも必要ね」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 着熟し(きこなし)です。
「熟す(こなす)」は本シリーズの過去回でも扱った読み方ですが、「着熟し(きこなし)」、読めたでしょうか?年末年始は、フォーマルな装いが必要なシーンも増える時期。髪をアップにする際の産毛の状態や、日常では露出しない部分のお手入れなど、美しい「着熟し(きこなし)」のために、事前チェックをお忘れなく。
さて、2問目にまいりましょう。
【問題2】「横着者」ってなんと読む?
「横着者」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「承知しながら悪事をする者。また、怠けて楽をする者」という意味の言葉です。
<使用例>
「いくらお気に入りでも、スチームもあてずにそのニットを着て行っては、いかにも横着者、と評価が下がるわよ!」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 横着者(おうちゃくもの)です。
「横着(おうちゃく)」という言葉、昨今は「なまけてすべきことをしないさま」という意味でよく使われますが、実は加えて「ずうずうしいこと。ずるいことを押し通すこと」という意味もございます。冬は、ニットやジャケット、ウールのコートなど、まめにお手入れしないと毛玉やシワなどが目立つファッションアイテムが多いですね。日常着から美しく着熟す(きこなす)ため、「横着者(おうちゃくもの)」にならないよう気を付けたいですね。
***
本日は、12月1日『着信メロディの日』にちなんで、「着」という字の入った日本語から、
・着熟し(きこなし)
・横着者(おうちゃくもの)
についておさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱