今年発表された新作ウォッチのなかから、プレシャス世代にふさわしい名品をカテゴリーごとに選出する「Precious ウォッチアワード 2022」。5回目となる今年は、これまで以上に秀逸な作品が出揃いました。
今回は「アイコンウォッチ賞」に輝いた、シャネル『プルミエール オリジナル エディション』をご紹介します。
「Precious ウォッチアワード 2022」審査員
今回も、高い審美眼と知識をもつ7名の審査員が吟味を重ね、珠玉の一本を選び抜きました。
【アイコンウォッチ賞】35年の歳月を経て蘇った、不朽の名品の色褪せないエレガンス!|シャネル『プルミエール オリジナル エディション』
2022年秋、電撃的に復刻を果たした『プルミエール オリジナル エディション』。今年もPreciousウォッチアワードで最も多くの作品がエントリーされた「アイコンウォッチ」部門において、圧倒的な支持を集めたのはこの伝説的名品でした!
オリジナルモデルと見比べてもまったく変わっていないようでいながら、リュウズの位置や形状、そしてケースデザインなど、本当に細かいディテールをひそかにアップデート。時計が収められているボックスも35年前のオリジナルをほぼ当時のまま復刻させたデザインで、あらゆる角度から「シャネル」の “アリュール オブ タイム(美しく時を刻むアリュール)” を追求している。
その誕生は1987年。香水『シャネル N°5』のボトルストッパーや、パリのヴァンドーム広場の八角形からインスパイアされた独特なケースフォルム、そしてメゾンの偉大なアイコンのひとつである、ブラックレザーが編み込まれたチェーンブレスレット。当時、レディスウォッチといえばまだまだ「時計然」とした、メンズウォッチのサイズを小さくしただけのものが多い時代だっただけに、最初から「女性のために」創造されたこのタイムピースの登場は衝撃的で、華やかな’80年代のムードのなか、国境を超えて多くの女性たちから熱烈に愛されました。
そして2022年、35年の歳月を経て、ラグジュアリーウォッチ界、そしてモード界に金字塔を打ち立てたこの名品が華麗に蘇ったのです!
2022年の「アイコンウォッチ賞」に輝いた、35年の歳月を経て蘇った『プルミエール オリジナル エディション』。「シャネル」のハンドバッグと同じ、ブラックレザーを編み込んだチェーンブレスレットや、八角形のケースといったアイコニックなディテールを腕時計へと昇華させた不朽の名品のエレガンスが、今、再び大輪の花を咲かせて。
「35年前のデザインが、今もこんなに新鮮!自由で大胆なクリエイションは永遠に輝き続けます」(犬走比佐乃)
「さすがだなと思ったのは、ディテールや素材をモダンにアップデートしながら、“シャネル”のウォッチメイキングの原点であるオリジナルモデルを限りなく忠実に再現し、印象がまったく変わらなかったこと。“何も変えずにすべてを変えた”『J12』のリニューアルと同様、“シャネル”の真骨頂を見たような気がします」(守屋美穂)
随所に息づくメゾンのDNAと「シャネル」独自のデザインコード。リュウズにはオニキスのカボションがセットされ、凛と美しい横顔に。
手首側に来るクラスプには、メゾンのロゴがさりげなくあしらわれて。
ケースとチェーンのゴールドは、オリジナルモデルよりほんの少し黄みが抑えられ、現代的な雰囲気に。コーティング技術も向上し、より日々の着用に対して耐性をもたせ、経年劣化に強く進化。
美しい光沢を放つブラックラッカーのダイヤル。むだなものをいっさい削ぎ落とした、時分針のみの潔いデザインは視認性にも長ける。
「撮影で実際に手にして、改めて素敵な時計だなと感じました。35年前に誕生したとは思えないほど新鮮で魅力的ですね」(立野リカ)
「35年経ってもまったく歳をとらない魔法がかかっているような、永遠に色褪せないデザイン。そしてなんといってもひと目で“シャネル”とわかるアイコニックさ! 紛うことなき名品と再認識しました」(犬走比佐乃)
きっとまた35年先、いや、もっと先の未来まで、エレガントでモダンな魅力を放ち続けるに違いありません。
※掲載した商品は、すべて税込価格です。
※文中の表記は、YG=イエローゴールド、SS=ステンレススティールを表します。
問い合わせ先
- PHOTO :
- 久富裕史(N°2/人物)、池田 敦(CASK/静物)
- STYLIST :
- 押田比呂美(人物)、関口真実(静物)
- HAIR MAKE :
- 三澤公幸(Perle)
- NAIL :
- 米倉瑠花(uka)
- MODEL :
- 立野リカ(Precious専属)
- EDIT&WRITING :
- 岡村佳代、安村 徹(Precious)