白いショートブーツは、全身のアクセントになり、パンツスタイルの足元を軽やかに見せるのに効果的です。今季らしいデザインを、おしゃれ賢者のスナップから3タイプご紹介いたします。
■1:ナタリア・ヴェルザは…サイドゴアの白×黒でメリハリの効いたシャープさが光って
ファッションウィーク開催中のパリでスナップされていたデジタルクリエイターのナタリア・ヴェルザ。白のTシャツとスエットパンツにジャケットを羽織り、足元には白のサイドゴアブーツを投入し切れよくまとめていました。ブーツはスエットパンツと同色なので、脚のIラインが一直線につながり、スラリとした印象に。さらにサイドゴアとヒールの黒が、ベースの白とメリハリになって引き締まって見えます。ヒールはパールがデザインされた技ありデザイン。一足で辛×甘のミックスになって、こなれたムードが光ります。白の足元が浮かないようにするには、白パンツでつなげると抵抗なくなじんでおすすめです。
■2:キャロライン・イッサは…レオパードのパンツが明るくヘルシーなムードに進化
パリでキャッチされたのは、カナダ出身ロンドン在住のファッションディレクター、キャロライン・イッサ。キャメルのトレンチコートのボトムにレオパード柄のパンツを愛用していました。ベージュ、ブラウン、黒が使われたレオパードパンツの場合、大抵ダークカラーの靴を合わせがちですが、彼女はアイボリー系のレースアップブーツを取り入れて新鮮味をアピール。インパクトあるプリントパンツに負けず、足元が全身のアクセントに。一気に着こなしが明るく見え、軽快さが生まれます。ややパンツの丈が短めだと、ブーツの存在感が際立つので、こんなレースアップなどデザイン性のあるタイプのときにおすすめです。
■3:ニナ・モガダムは…アウトドア系のデザインをタウンの装いに投入すると新鮮
こちらはテレビプレゼンテーターのニナ・モガダムが、ドイツ、デュッセルドルフで見かけられたときの着こなしです。グレージュのタートルと同色のデニムを合わせて、オレンジのコートを合わせていました。鮮やかカラーのコートが主役の装いですが、足元の白いブーツも絵になるオーラを放っています。アウトドア系のややゴツめのブーツをおしゃれシーンに取り入れるのは、最近ファッショニスタの間でよく見かけられるテクニックです。トレンドのボリュームある足元をつくり出せます。白ならさらにこなれたムードが高まり、今っぽさも抜群です。バッグの色ともマッチさせているので、コーディネートで浮くこともありません。
今回は白ブーツを今っぽく取り入れた3人のスナップにクローズアップしました。テイストの違う3タイプは、どれも重たく見えがちな秋冬のコーディネートに軽快ムードをもたらします。ファッショニスタを見習って、着映え効果ある美スタイルを目指しましょう。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- EDIT&WRITING :
- 佐野有紀