「土語」ってなんと読む?「つちご」ではありませんよ!
明日・12月5日は『World Soil Day(世界土壌デー)』です。国連食料農業機関(FAO)が制定した記念日で、「土壌資源に関する理解を深め、そ認知度を高める」という目的をもっています。
地球環境の中で、大地を覆う土壌の質は、実はとても大切な役割があります。私たちひとりひとりができることとして、ゴミの分別方法をきちんと守る、という生活の基本も、実は土壌の保護に深く関わる、大切なマナー。改めて認識したいですね。
ということで、本日は「土」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「土語」ってなんと読む?
「土語」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「その地域に土着している住民の用いる言葉。方言」という意味の言葉です。
<使用歴>
「故郷を離れた場所で久しぶりに土語を聞き、懐かしくなりました」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 土語(どご) です。
「方言」のフォーマルな言い回しですので、大人の語録としてそなえておきましょう。「土」という字が使用されていると、なんとも温かみを感じますね。
さて、2問目にまいりましょう。
【問題2】「土性骨」ってなんと読む?
「土性骨」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「性質・根性を協調、またはののしって言う言葉」「人をののしって、その背骨を言う語」などの意味を持つ言葉です。
<使用例>
「あんな下品な行いを平気でするなんて、土性骨をたたきなおしてやりたいわ!」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 土性骨(どしょうぼね)です。
「性質や根性」を指す場合は、例文のように「土性骨を叩き直す」や、「土性骨が腐っている」というふうに使い、「ののしる相手の背骨を言う」場合には「土性骨をへし折ってやる!」=負かしてやる…という使い方をします。「土性骨(どしょうぼね)」の「土」は、「ど根性」などの表現に使われる、強調の接頭語「ど」の当て字表現です。「土」という字は、「そのものの根付く根幹」を表現したり、無骨でゴツゴツしたイメージを表現したりもしますね。
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本日は、12月5日『World Soil Day(世界土壌デー)』ちなんで、「土」という字の入った日本語から、
・土語(どご)
・土性骨(どしょうぼね)
の読み方をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』/一般社団法人日本土壌肥科学会ウェブサイト/国立研究開発法人国際農林水産業研究センターウェブサイト/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱