2022年に発表された新作時計のなかから、時計を愛する賢者5人が選び抜いた確かな価値のある一本を、カテゴリーごとに選出する「MEN'S Precious ウォッチアワード 2022」。第5回を迎えた今回も、ラグジュアリーな時を刻む名作時計が一堂に集結!2022年で最も輝きを放った8部門の時計を発表します。
そのなかから今回は、「MEN’S Precious クロノグラフウォッチ賞」に輝いた、パテック フィリップの『永久カレンダー搭載クロノグラフ Ref.5270P』をご紹介します。
2022年「マン・オブ・ザ・タイム」を受賞された俳優・伊原剛志さんがまとう姿も必見です!
「MEN'S Precious ウォッチアワード 2022」審査員
各界のプロフェッショナルがそれぞれの審美眼で厳正に審査!
【MEN’S Precious クロノグラフウォッチ賞】意外なふたつの機構を独自技術で組み合わせた歴史的名品の新作|パテック フィリップ『永久カレンダー搭載クロノグラフ Ref.5270P』
外側に向かってグラデーションするグリーンの色彩は秀逸。クロノグラフ針が指し示す最外周の目盛りで1/4秒を計測可能。混み合う情報をコンパクトにまとめたダイヤルデザインも見事。
「蘊蓄や背景を抜きにしてもダイレクトに物欲を刺激する、その格好よさに惚れる」平山祐介
クロノグラフでありつつ、一般的には、複雑機構に数えられる永久カレンダーを搭載した、歴史的名作の系譜を継いだ本作は、プラチナケースにブラックグラデーションのあるグリーンダイヤルを備えた、華やかな顔立ちが特徴となっている。
「格好いい。蘊蓄(うんちく)抜きにしても“欲しい”と思わせるクロノグラフ。ダイレクトに物欲が刺激されました。これがセンスというものなのでしょうか」と、美観に触れる平山氏。
「歴史的に価値のある『Ref.1518』や『Ref.2499』といった名品の正統な系譜を継ぐ本作がプラチナケースを採用するのは、やはりブランドがその価値をプレミアムなものと位置づけているように映ります」と、関口氏が、この時計の意義を解説する。
「“パテック フィリップ”のグリーンは、一度として同じ色はなかった。本作もエクスクルーシブな深いグリーンが素敵」と、並木氏が特別感に言及。さらに「永久カレンダーでありながらクロノグラフであり、4年単位の時を刻みながら、4分の1秒の世界をも計測する。壮大な時間のロマンも感じさせてくれるのです」と、名作たる所以に触れた。
仕上げの難しいプラチナを複雑に加工したことがわかるサイドビュー。
手巻きキャリバーCH 29-535 PS Qは、クロノグラフと永久カレンダーを組み合わせるにあたって、特許取得の6つの技術革新や、極薄のカレンダー機構などを盛り込んだ。ケースバックからのぞく美しい姿も満足感を与えてくれるはず。
「マン・オブ・ザ・タイム」を受賞した俳優の伊原剛志さんが着用!
1941年に誕生した「Ref.1518」に端を発するモデルが2011年「Ref.5270」に進化し、今年はプラチナモデルが仲間入り。ヴィンテージ・レーシングカーを彷彿させるグリーンダイヤルが美しく、そこにストラップのステッチカラーが調和する。
※掲載した商品は、すべて税込価格です。
※文中の表記は、PT=プラチナを表します。
問い合わせ先
- PHOTO :
- 川田有二(人物)、池田 敦(CASK/静物)
- STYLIST :
- 柴﨑 篤(GORI International Inc./人物)、関口真実(静物)
- HAIR MAKE :
- 山岸直樹(Rouxda')
- COOPERATION :
- BACKGROUNDS FACTORY
- WRITING :
- 高村将司
- EDIT&WRITING :
- 安部 毅、安村 徹(Precious)