甘さのあるボアコートに、スパイスをミックスして都会派ムードを醸すと絵になるスタイルが叶います。ご紹介する三人のセレブやインフルエンサーたちは、合わせるアイテムやコートそのものの色にこだわり、モダンな佇まいを実現しました。
■1:ジュリア・ロバーツは…モード気分高まる足元コーディネートで白ボアコートを甘くさせない
トーク番組『ザ・レイト・ショー・ウィズ・スティーヴン・コルベア』出演のため、NYの街中に現れた俳優のジュリア・ロバーツ。ぬくもりのあるボアコートは、白を選ぶことで表情を明るく灯しました。さらにドロップショルダーのディテールが抜け感を授け、今のムードにマッチしています。単体ではやや糖度高く感じる白ボアコートですが、足元を黒で統一することできりりと引き締め。メッシュがモードなタイツは、ドットがあしらわれており、シンプルな白黒コーディネートのアクセントとして貢献しています。さらにスタッズ付きシューズでぴりっとスパイスを加えれば、愛らしいコートがたちまちモダンな表情に一変。
■2:ソニア・ライソンは…キャメルのボアコートにはストイックなレザーを効かせる
ベルリンでスナップされた、インフルエンサーのソニア・ライソン。まさにテディベアのような、もこもことしたキャメルボアコートがモダンに見える理由を紐解きます。コートはゆったりとしたシルエットなので、インのカラーは引き締め効果のある黒で統一しつつ、さらにほっそりとしたスキニーパンツを迎え色とシルエットでメリハリをオン。レザー素材で統一したパンツとバッグでボアコートを挟めば、コートの糖度が中和され大人らしくまとまります。仕上げにカラフルなスニーカーを投入し、キャッチーさを高めました。
■2:ヴィクトリア・バーバラは…小物もすべてカーキで統一することで洗練された佇まいへ
ミラノ ファッションウィーク開催中のストリートでスナップされた、モデル、ブロガーのヴィクトリア・バーバラ。甘さのあるボアコートは、落ち着いた印象のカーキを選ぶことで辛口コーディネートへと誘導するための軸を確保。さらにタイツも含め、全てのアイテムを徹底的に同色で統一。ワンカラーといえば白や黒が定番ですが、カーキなら新鮮さが楽しめます。レザーグローブ、スウェードパンプスのように異素材をかけ合わせれば、同じ色の中に違う表情が生まれ立体感たっぷりです。スタイリッシュさを後押しすべく、仕上げにヘアはタイトにまとめて。
「辛口ボアコート」コーディネートをご紹介しました。コートのぬくもりはそのままに、スパイスをミックスすることで余裕を感じる大人の着こなしを楽しんでみてはいかがでしょうか。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- EDIT&WRITING :
- 阿部芙美香