ブラックで全身を統一し、シックかつ辛口なムードに仕上げた装いが支持を集めています。簡単そうに見えて、実はあか抜けて見せるには、鮮度の高いテイストやアイテムを取り入れるなど無難にならないコツが必要。プレイフルにスタイリッシュな黒を楽しんでいた、ファッション上級者なセレブをチェックしていきましょう。

■1:ジジ・ハディッドは…スタイルにスパイスを効かす1990年代風レザージャケット

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タイトなお団子ヘアでルーズなシルエットの装いのバランスアップ

2022年11月21日、ニューヨーク・ブルックリンのストリートで、モデルのジジ・ハディッドをキャッチ。最近はリラックス感あるスタイルがお気に入りな彼女。この日もオーバーサイズなデニムにフーディ、スニーカーの出立ちです。ジェンダーレスな「おじカジ(おじさん風カジュアル)」の鮮度をアップしているのが、艶やかなレザージャケット。1990年代のスーパーモデルたちが愛用したような、広めのショルダーラインは今後トレンドになりそうなシルエットです。同じくブラックの、肩にかけたバッグも1990年代のアーカイブからインスパイアされたデザインのもの。一周まわって今また新鮮に感じるディテールで、さりげなくエッジーなオールブラックを完成。

■2:セレーナ・ゴメスは…バラクラバ投入!遊び心と保温が両立する観戦スタイル

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ゴールドチェーンのバッグが洗練を高めています。

2022年11月13日、ニューヨークのマジソンスクエアガーデンに、ニックス対サンダーの試合を観に来ていた女優のセレーナ・ゴメス。タートルネックに、レギンス、ブーツのコーディネートです。観戦らしく、スポーティな軽快さもありながら、ひとつひとつのアイテムに今っぽさが宿り、小粋なスタイル。レギンスは脚長効果抜群なフレアシルエットです。厚底のフロントジップブーツと合わせることでさらにスッキリした印象に。一見フーディのように見えるのは、今年話題のバラクラバ。帽子とネックウォーマーが合体したようなアイテムで今季、一気にトレンドに。頭に被ったスタイリングが主流ですが、こんなふうにストール感覚でまとうのも新鮮ですね。ちょっと冒険なアイテムかもしれませんが、同じ色で揃えた装いなら悪目立ちせず、取り入れやすいかもしれません。

■3:キャリー・マリガンは…ミニマルシックなレザーのセットアップでエフォートレスに着映えて

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このブーツ、バッグ、サングラスのセットは最近よくリピートしているお気に入り

2022年11月21日、最新作の映画『SHE SAID/シー・セッド その名を暴け』(日本公開は2023年1月13日)のプロモーションでジミー・キンメルのトークショーに出演した際の女優、キャリー・マリガンです。フランスのラグジュアリーブランドによるレザースーツに、同じ黒のトップ、ポインテッドトゥのブーツ、トップハンドルバッグの装い。ジャケットはやはり広めのショルダーが印象的なダブルブレストのオーバーサイズ。懐かしいようで新鮮なシルエットです。柔らかく愛らしい印象の彼女を、辛口エッセンスが洗練された雰囲気にエレベートしています。一見シンプル、でもドライなディテールが効いたアイテムは着回し力抜群なうえ、投入するだけで今っぽく全身をあか抜けた印象に導きます。


セレブ3人によるスタイリッシュな「オールブラック」の着こなしをご紹介しました。汎用性高いカラーだからこそ、ちょっとしたスパイスを加えることで輝きます。ぜひ鮮度をアップするディテールを投入して、今っぽく小粋なコーディネートお楽しみください。

この記事の執筆者
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PHOTO :
Getty Images
WRITING :
神田朝子