「しりこし」以外になんと読む？熟語としての「尻腰」、読めますか？

「尻尾」ってなんと読む？「しりお」ではありませんよ！

本日はまず、いきなりクイズに挑戦していただきます。

【問題１】「尻尾」ってなんと読む？

「尻尾」という日本語の正しい読み方をお答えください。

ヒント：多くの動物がこれをもっています。

＜使用例＞

「私、ワンちゃんの尻尾の写真を集めるのが趣味なの」

読み仮名３文字です。

…さて、正解は？

※「？」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼

正解は… 尻尾（しっぽ）です。

わかると難しくありませんが、表記だけ見ると「しりお？」と混乱なさった方もいらっしゃるのでは？

実は明日・12月9日は、『マウスの誕生日』という記念日です。ここで言う「マウス」とは、パソコンにつないで手元で操作を行うツールの「マウス」です。1968（昭和43）年のこの日、アメリカの発明家、ダグラス・エンゲルバート氏が、その後のインターネットの歴史の出発点ともなるデモンストレーションを行いました。その時、最も画期的だったのが「マウス」です。「マウス」の登場により、それまで専門家しか操作できなかったコンピュータを、多くの人が操作できるようになり、IT文化の発展に大きく貢献しました。「マウス」という名称は、このツールの形状が「尻尾（しっぽ）のあるねずみ」のようであったことから付けられたそう。手のひらサイズの丸みのある本体と細いケーブルをこんな風にたとえるとは、洒落心がありますね。

…という事で1問目は「尻尾（しっぽ）」を扱いました。さて、２問目も「尻」という字の入った問題です。

【問題２】「尻腰」ってなんと読む？

「尻腰」という日本語の「しりこし」以外の正しい読み方をお答えください。

ヒント：「度胸。意気地。根性」などの意味を持つ言葉です。

＜使用例＞

「こんな尻腰のないプレゼンでは、通る企画も通らないわ」

読み仮名４文字です。

…さて、正解は？

※「？」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼

正解は… 尻腰（しっこし）です。

「尻と腰」という意味では「しりこし」とも読めますが、「尻腰（しっこし）」は熟語です。

腰部や臀部は、身体を支える根幹とも言える部分ですが、これを人の精神的な部分に重ねて言う言葉が「尻腰（しっこし）」です。「尻腰（しっこし）がしっかりしている」と言えば、「読経や根性がある」という意味になり、例文のように「尻腰（しっこし）がない」と言えば、「意気地ない（いくじない）」という意味になります。言葉を知らないと、表記、音ともに「何のことかしら？」と思ってしまいそうな熟語ですね。

現在も使われる表現ですので、大人の知識としておさえておきましょう。

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本日は、12月9日『マウスの誕生日』のトリビアと、「尻」という字の入った日本語から、

・尻尾（しっぽ）

・尻腰（しっこし）

などの読み方をおさらいいたしました。