膨張して見える心配さえクリアしてしまえば、白のファーコートは華やぎと見た目のぬくもりアップに相応しいアイテムです。ご紹介する3人が、着膨れを防止しながらあか抜けを叶えていた理由を解説します。
■1:ソフィア・カーソンは…引き締めるべきポイントを押さえボリューミィなコートをスタイリッシュに誘導
NYでキャッチされた、歌手のソフィア・カーソンのコーディネートをピックアップ。太めのカラーやゆったりシルエット、マキシ丈で存在感たっぷりな白のファーコートを活用していました。コートのインに忍ばせたのは、首元をすっぽりと覆う黒のタートルネックニット。顔周りをシャープに見せながら、さらにヘアもすっきりタイトにまとめることで小顔効果を倍増させています。さらに足元にはモダンなキレが加わるパイソン柄のポインテッドトゥブーツを迎え、愛らしいコートにスパイスをオン。上下に引き締めポイントを作れば、膨張して見えません。仕上げにピンクベージュのサテンハンドバッグを投入し、華やぎを上乗せ!
■2:ジャネット・フリス・マドセンは…モードな黒アイテムで白ファーコートをキレよく整える
2022年10月に開催、パリ ファッションウィーク中にキャッチされた、アパレルブランド『ROTATE Birger Christensen』のファウンダー、クリエイティブディレクターのジャネット・フリス・マドセン。一見糖度が高めな白のロングファーコートは、ずしっと落ちる重厚感のあるシルエットでモダンさを両立できる一枚です。ほかのアイテムは全て黒で統一し、メリハリとスタイルアップを両立。コンパクトなニットプルオーバー、ミニタイトスカート、ロングブーツを選びIラインを作ると、さらなる引き締め効果が手に入ります。またツヤのあるパテントレザーのキルティングスカートとブーツでモードなキレを加えることで、コートの甘さを中和させました。
■3:カミーユ・シャリエールは…白アイテム合わせで一体感を作りつつ、ウエストマークでメリハリ作り
ロンドン ファッションウィーク中にスナップされた、インフルエンサーのカミーユ・シャリエール。白ファーコートは付属ベルトでウエストマークし、メリハリシルエットを形成。またコートに馴染ませるように、他のアイテムも同色で統一。色の一体感を作りコートだけが浮くのを防止しながら、真っ白なパンツとパンプスでシャープさをプラスしました。さらに白の色味を変えたことで、ワンカラーながらも色の抑揚をクリアしています。バッグは優しげな白の装いにマッチする、くすみグリーンをセレクト。モダンなスクエアフォルムと型押しデザインがスタイリッシュさを添えてくれます。白トップスのインに、バッグと色を統一したトップスをさりげなく仕込んでいるのが粋!
膨張しない「白ファーコート」の着こなしをご紹介しました。ぬくもりと華やかさをアップさせ、冬の街中で映えるコーディネートを楽しんでみてくださいね。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- EDIT&WRITING :
- 阿部芙美香