シンプルなディテールなだけに、ともすると退屈な印象に傾く黒のゆるパンツ。今回は汎用性の高さがあるからこそチャレンジできる、冒険心をくすぐってくれるような着こなしをテイスト別でピックアップしました。
■1:エルザ・ホスクは…定番白黒配色にベージュを重ねて大人の洗練カジュアルを完成させる
2022年11月17日、LAでキャッチされたモデルのエルザ・ホスク。ベージュアイテムをうまく活用することで、ミニマルな白黒コーディネートを冬に相応しい表情へと誘導しました。黒のゆるパンツに合わせたのは、程よい身幅やフレアスリーブで抜け感のあるタートルネックトップス。上下ともゆったりとしているので、トップスのフロントだけタックインすればルーズになりすぎません。そこにトップスと同じ白のパフィーハンドバッグを加え、モードをひとさじ。さらに厚みのあるベージュのハイゲージニットを肩掛けしつつ、程よいボリュームのベージュブーツを加えぬくもりと立体感を添えました。仕上げにヘアをぴしっとタイトにまとめることで、都会にマッチするスタイリッシュなムードを確保。
■2:ファンダ・クリストファーセンは…しなやかなレザーコート投入で上級きれいめコーデを実現
セレクトインテリアショップ『RUBY ATELIER』を手掛ける、インフルエンサーのファンダ・クリストファーセンをコペンハーゲン ファッションウィーク開催中のストリートでスナップ。黒で統一したトップスとパンツは、ジャストサイズのトップス、ゆとりパンツでメリハリシルエットを確保。ゴールドのネックレスやバックルベルトでツヤを宿し、同色の上下が間延びするのを回避しています。そこに重ねたキャメルのコートは、レザー素材をセレクトすることでモードなキレを加え、上級者なオーラを醸しました。ハードルが高そうなアイテムも、汎用性の高い黒合わせだからこそうまくいきます。足元にはパイソン柄のブラウンブーツを迎え、スパイスをもうひとさじ加えると絵になります。
■3:イレニア・トーマは…慣れ親しんだ白黒を頼りにモードな着こなしにチャレンジ
インフルエンサーのイレニア・トーマをパリ ファッションウィークにてスナップ。白と黒を小気味よくリピートした着こなしを披露しました。コーディネートのアクセントになるのは、シャープに尖ったビッグカラーのスキッパーブラウス。インには黒タートルニット、アウトにはややパワーショルダーのロングコートを合わせ奥行きとモード感を演出しています。レイドバックなゆったりパンツで緊張感を解きながら、同色のシューズを合わせ一体感をオン。シンプルなまとめ髪とゴールドのフープイヤリングで、顔周りを整えるのもお忘れなく。仕上げにベージュのショルダーバッグで親近感を授けてフィニッシュ。
「ゆる黒パンツ」を使ったテイスト別のコーディネートをご紹介しました。使い勝手が良いからこそ、さまざまなお洒落にチャレンジできるのが頼もしいです。ぜひ、ご紹介した3人の着こなしを参考にしてみてくださいね。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- EDIT&WRITING :
- 阿部芙美香