ファーマフラーの力を借りると、着こなしにリッチさを加えるだけでなく、奥行きのあるおしゃれをつくり上げます。スナップを参考にコーディネートバランスや、小物使いなどマスターしましょう。
■1:ソニア・ライソンは…パンツと同系色にまとめて縦のIラインをつくり、スマートさが光るスタイルに
ファッションスナップの登場回数が多いインフルエンサーのソニア・ライソンがベルリンでキャッチされたときの着こなしです。ダークカラーのトップスの上に、パンツと同じアイボリー系ホワイトのファーを首から垂らしていました。ファーは左右をベルトによってつなげられて、スマホを入れられるであろう縦長のポーチ付きというスタイリッシュなデザインです。毛足が長いゴージャスなファーで前身頃を埋め尽くしていて、まるでトップスのよう。パンツとぴったりマッチした色味で全身をつなげているので、縦に長いIラインが自然にできます。冬の街に映えるオフホワイトを選んだことも、華やかさの決め手に。
■2:アルバ・ガラヴィト・トーレは…ジャケット×ベルトの端整な装いに片側の肩かけでモダンさを
2022年11月初旬にパリで見かけられていたデジタルインフルエンサー、アルバ・ガラヴィト・トーレ。ロング丈のプリーツスカートでつくる女性らしい冬スタイルの仕上げは、ジャケットの上に細ベルトをつけて片側の肩にファーストールをかけていました。ベルトとストールのアレンジによって、コンサバなスカートスタイルが今っぽいモードにアップデートされています。防寒というよりもジャケットをビジュアル面でおしゃれに見せるのに覚えておきたいアレンジです。ネイビーとブラウン~ベージュ系の色味でボーダーになっている技ありのデザインも見逃せません。ファーはトレンドのエコファーというのも、今の時代にフィットしたセレクトといえます。
■3:タマラ・カリニャックは…たっぷりのボリュームファーが同系色ワンピースの上品インパクトに
インスタグラムのフォロワーが138.9万人を誇る、人気ファッションブロガー、タマラ・カリニャックはパリでスナップされていました。ベージュのコートドレスにボリュームのあるファースヌードをコーディネート。コートドレスがシンプルな分、たっぷりしたファーが迫力十分なアクセントに。同じ色味でまとめていることも悪目立ちせず、品のいい華やぎとなっています。肩までしっかりカバーできて防寒効果にも。ドレッシーすぎないよう、足元はゴツめのラバーソールが今季らしいレースアップブーツでラフに仕上げていて、こなれた感が際立っています。
ファーストールをおしゃれに愛用していた3人の着こなしをご紹介しました。全身を華やかに着映えさせるアクセントになるアレンジ術は必見です。彼女たちをお手本に、真冬スタイルをゴージャスに仕上げてみてください。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- EDIT&WRITING :
- 佐野有紀