2022年12月5日、ウェセックス伯爵夫人ソフィー(以下ソフィー妃)は、ワシントンD.C.にあるジョージタウン大学の「女性、平和、安全保障研究所」で、毎年恒例の「ヒラリー・ロダム・クリントン賞」を受賞。 紛争地域での性的暴力に反対するキャンペーンを行った功績が認められました。2018年にイギリスのロイヤルファミリーとして初めてレバノンのシリア難民キャンプを、そして2022年10月にはコンゴ民主共和国を訪問。アンジェリーナ・ジョリーが立ち上げた紛争下での女性に対する性暴力被害根絶に取り組む支援団体「Preventing Sexual Violence in Conflict Initiative(紛争地域での性的暴力撲滅のためのイニシアチブ)(PSVI)」へのサポートを表明するなど、その活動が注目されています。

故エリザベス女王の三男(第4子)、エドワード王子と結婚する以前はメディア業界で働いていたソフィー妃。敏腕PR担当者としてキャリアを築いていただけあり、その気品をたたえた装いは好感度抜群。シックなニュートラルカラーを軸にエレガントを体現した57歳の最新スタイルを紐解いていきましょう。

■1:高い着映え効果のニュートラルグラデーション

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まろやかなトーンで優しく温かみのあるムードを演出。

2022年12月15日にロンドン・ウェストミンスター寺院で行われたキャサリン皇太子妃主催のコンサート「Together at Christmas(クリスマスに一緒に)」に出席。クリームトーンのロングのコートをまとい、ポインテッドのブーツとベルトはキャメルで引き締め。レオパードプリントのクラッチバッグでエッジーなスパイスを効かせています。

■2:品よく光を集めるレースドレスで清々しく華やかに

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シルバートーンの輝きが息を呑む美しさ!

2022年12月1日にロイヤルアルバートホールで開催されたイベントに出席。イギリスブランドのロングドレスと、老舗ジュエラーによるサファイアとダイヤモンドを用いたシャンデリアイヤリングを着用。レバノン発のドレスブランドのスパンコール製クラッチで煌めく装いを仕上げています。

■3:ライトグレーのコートにグリーンでシックなアクセントを添えて

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スカーフ&バッグも甘さのない落ち着いたカラーで統一。

2022年11月24日、ロンドンにある動物園を訪問。フォレストグリーンのワイドレッグパンツにライトグレーのコート&ブーツをコーディネート。リピートで愛用しているパンツはプチプラブランドのもの。センタープリーツで脚をスッキリ見せてくれるデザインです。


イギリス「ソフィー妃」の落ち着いたニュートラルカラーをベースにした最新スタイルをお届けしました。エドワード王子とは、エリザベス女王の子どもたちのなかで唯一、離婚していない「おしどり夫婦」として知られ、抜群の安定感を誇るソフィー妃。キャサリン皇太子妃ら王室メンバーとも良好な関係を保ち、いわば姑である女王とも仲が良かったよう。どんな人にも愛される柔和なムードや、人付き合いが得意なところは、元PRらしいですよね。ひとりだけ悪目立ちしたりせずシックに気映える、洗練された装いにも、その和やかで柔軟性のある人格が表れているよう。高い好感度を授けるコーディネートを、オン・オフ問わず活用してみてはいかがでしょうか。

この記事の執筆者
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PHOTO :
Getty Images
WRITING :
神田朝子