ファッション賢者のワードローブの定番、継続的人気のエコファーコート。そのこなれたオーバーサイズなヴィジュアルだけでなく、ふんわりと暖かな着心地は一度まとうと手放せないほど。そんな今どきなアイテムを大人が着こなすには? 配色にこだわって、落ち着いたムードを漂わせていた3人のスタイリングをご紹介します。
■1:キャロライン・イッサは…ブラウンのグラデーションにブルーを効かせて洗練度アップ
2023年1月15日、カナダ出身ロンドン在住のファッションディレクター、キャロライン・イッサをミラノでキャッチ。ベージュのタートルネック、ブラウンのミディスカートにキャメルのエコファーコートを羽織った、ブラウントーンのグラーデーションコーデです。取り入れやすくシックにまとまる濃淡の配色に、ブルーのバッグが鮮烈なアクセントに。温かみのあるカラーリングに寒色がキリッと切れ味を効かせて、スッキリとスタイリッシュな着こなしを完成しています。
■2:ニッキー・ヒルトンは…迷ったらコレ!インナーはブラックに統一してコートを主役に
2022年1月12日、ニューヨークで撮影された、ヒルトンホテルの創設者のひ孫で、モデルとしても活躍するニッキー・ヒルトン。ブラックのインナーにグレージュカラーのコートを羽織ったコーディネートです。主役級の存在感を放つコートがあれば、他はシンプルでもあか抜けた、絵になるスタイルに。足元も同じニュートラルトーンのスニーカーを選びリラックスした雰囲気に。品格あるバッグをプラスして、心地いいコーデをワンランク上の装いに引き締めています。
■3:リタ・ウィルソンは…異素材をレイヤードしてリズミカルに!ふわもこオールブラック
2022年12月16日、ロンドンにホテルあるで、女優のリタ・ウィルソンをスナップ。オールブラックなコーディネートですが、ふわもこなコートの愛らしい存在感で迫力があり過ぎず、こなれた印象に。またレザーのパンツとのメリハリの効いた組み合わせで、ワントーンでも奥行きのある佇まいに仕上げています。バッグは小さいショルダーとトートをW持ち。両方ブラックで統一して辛口コーディネートを完成。
大人らしくシックにまとめた「エコファーコート」のスタイリングをご覧いただきました。インナーは単色、もしくはグラデーションにするとふんわりコートも落ち着いた雰囲気に。寒さの厳しい今こそ、人気のボリューム感をぜひお楽しみください。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- WRITING :
- 神田朝子