黒より優しく、ベージュよりシャープな印象をもたらすグレーを、アウターで取り入れてみてはいかがでしょうか。真冬に最適な重ための素材でも、グレーなら軽やかに見えます。スナップをチェックしていきましょう。
■1:オルガ・フェラーラは…光沢を放つエコファーがフェミニンな着こなしを新鮮にアップデート
アメリカをベースに活躍するファッションインフルエンサー、オルガ・フェラーラはN.Y.で見かけられていました。ピンクのトップスとパンツを同色合わせにし、袖にピンクのラインが入ったグレーのコートをコーディネート。グレーとピンクが同じ淡いトーンなのでよくなじみ、柔らかな印象をもたらしています。エコファーだと思われるふわもこの風合いも時代にフィットしていて、グレーだから軽やかでこなれたムードに。袖のラインがスポーティーさを印象づけられて新鮮ですが、カジュアルになりすぎないように、太めのゴールドネックレスをプラスしたアレンジも大正解です。
■2:ソニア・ライソンは…毛足の長い風合いでも軽やかでセンスのいいインパクトを生み出して
スナップの常連、インフルエンサーのソニア・ライソンが2022年11月末にベルリンでキャッチされたときの着こなしです。毛足が長いブルゾンにレザーパンツ、バラクラバ、グローブを組み合わせ、防寒対策もばっちり。カーリーな毛足のブルゾンはややボリュームが出ま すが、淡いグレーなら軽快でこなれたセンスのよさを印象づけます。同じ淡い色味でもベージュで取り入れるよりグレーのほうがよりシャープさが出て、おすすめ。腰下までの丈なので、パンツとのバランスは良好です。今季らしくストレートシルエットのパンツの丈がやや長めなことも、ボリュームあるアウターと相性がよくスマート見えに。
■3:ティナ・ハーゼは…BIGシルエットのチェスターは抜け感を加えて着こなすと切れよく軽快
2023年1月中旬にベルリンでスナップされたばかりのデジタルインフルエンサー、ティナ・ハーゼ。ロング丈の白シャツの上にコートと同色のニットとタイトスカートを合わせ、厚手のグレーのコートを羽織っていました。ざっくりしたウールのチェスターコートはオーバーサイズで、重たく見えがちですが、襟や裾からちら見えさせた白シャツや、脚のラインが出るスリット入りスカートといった軽やかさを演出するアイテム選びはもちろん、フロントを開けて肩かけの着こなしアレンジで、抜け感を加えると軽やか。
足元の白いバックストラップシューズでも、重たさを軽減できているので参考にしてみてください。
重ため素材のアウターを着こなした3人のファッショニスタをご紹介しました。素材が重くても、色味や着こなしのアレンジ、小物選びによって軽快な印象に仕上げているのはさすがです。ぜひアウタースタイルを楽しむときに、スナップのおしゃれテクニックを駆使してみてください。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- EDIT&WRITING :
- 佐野有紀