雑誌『Precious』5月号では、『大人こそ楽しい「パリ」の魅力、再発見!』と題し、あらためて憧れの街・パリについて特集しています。

本記事では、ディオール パリ本店「30(トロント)モンテーニュ」をご紹介。

1946年の創設以来、世界中の女性を虜にしてきたディオール パリ本店「30(トロント)モンテーニュ」は、 昨年春に大改装を終え、他に類を見ない魅力的な複合施設へと変貌を遂げています。そんなパリで最もホットなアドレスを訪ねました。

ディオール創設の伝説のアドレスでパリ本店がリニューアル!

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パリを代表するショッピング街でひときわ瀟洒な「30 モンテーニュ」の外観。(C)ADRIEN DIRAND

フランスのオートクチュールとパリのエレガンスに象徴される魅惑のアドレス、パリ8区のモンテーニュ通り30番地。そこはディオールの創設地であり、ファッション界に革命を起こした「ニュールック」や『ミス ディオール』のフレグランスが誕生した伝説の場所。そのアドレスが由来のパリ本店「30 モンテーニュ」が、昨年リニューアルオープン。噂の内部に潜入します!

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2000平方メートルを誇るブティックは、3フロア構成。1階のレディスエリアには、カフェも併設。(C)KRISTEN PELOU

クリスチャン・ディオールを魅了した邸宅の名残をとどめるファサードを抜けると、真っ先に出迎えてくれるのは、世界最大級のブティック。ほかにも1万平方メートルを誇る広大なスペースには、貴重なアーカイブ資料が揃う展示スペースやレストラン、カフェ、庭園など、来訪者を惹きつける仕掛けが満載。

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「ラ ギャラリー ディオール」では、「ニュールック」などの歴史的名作が趣向を凝らした演出で楽しめる。

さらにひとつ屋根の下には、一部の顧客のためのオートクチュールサロンや宿泊施設までも設けられているそう。

パリを訪れたら、新生「30 モンテーニュ」の、夢のような世界に、ぜひ酔いしれて。

メゾンの多彩な世界観をヴァーチャル体験!

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メゾンの歴史をたどる「ラ ギャラリー ディオール」では、創設当時のままの「キャビン」(支度部屋)の姿を、床下の一部にはめ込まれたガラス越しに堪能。(C)KRISTEN PELOU
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ギャラリーの展示は、13のテーマで構成。写真は、美しいドレスが並ぶ「魔法の庭園」。(C)ADRIEN DIRAND
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クリスチャン・ディオールが好んだレシピを再現する、レストラン「ムッシュ ディオール」。壁面を飾る無数のフォトグラフも圧巻。(C)KRISTEN PELOU
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メゾンの出自を物語る、非公開のオートクチュールサロン。(C)KRISTEN PELOU
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ギャラリーのエントランスは、目にも楽しい螺旋階段が目印。ショーウインドーに飾られたミニサイズのオブジェは、名作のミニチュア版。その数、1874点!(C)ADRIEN DIRAND
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自然光が降り注ぐ、心地いいソファスペース。(C)ADRIEN DIRAND
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クリスチャン・ディオールが愛したローズガーデンは、3階に。(C)KRISTEN PELOU
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「ラ パティスリー ディオール」の人気メニュー、メゾンのシンボルを象ったショコラタルト。(C)CHARLES NEGRE
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トワルに囲まれたギャラリー内の「夢のアトリエ」では、職人が手仕事を披露。(C)KRISTEN PELOU

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EDIT :
兼信実加子