【目次】
- アースカラーコーデとは何? 利点は?
- 「ブラウン」で落ち着いた上品さを演出
- 「ベージュ」なら柔らかくしなやか
- 「グリーン/カーキ」でナチュラルにきめて
- 「ブルー/ネイビー」ですっきり爽やかに
- 「グレー」ならスタイリッシュさが醸せる
アースカラーコーデとは何? 利点は?
自然界に存在するカラーを組み合わせた着こなしが、アースカラーコーディネート。土や木枝などのブラウン、木や砂などのベージュ、草木のカーキやグリーン、海や空のブルーとホワイト、そして石のグレーが代表的なカラーです。身近なカラーで取り入れやすい上に、落ち着いて上品な印象を演出することができるので、大人コーディネートにぴったりなのです。
「ブラウン」で落ち着いた上品さを演出
アースカラーといって真っ先に連想するのが「ブラウン」という方も多いのではないでしょうか。落ち着いたカラーで、着こなしを上品に整えてくれます。決して地味にならない、ブラウンを基調とした装いをピックアップ。
色味の異なるブラウンをスウェード生地で取り入れて
明るいブラウンのシャツと濃いブラウンのスカートを合わせたグラデーションルックは、いずれもスウェード生地をセレクトし表情豊かに。ウエストが程よく絞られたシャツとIラインスカートなら、スタイルアップが実現します。
濃いめブラウンで穏やかに引き締め
トラッドなダブルジャケットは、濃いめブラウンを選び、黒ほど強くならないしなやかな引き締め効果をオン。ブラウンとお似合いなベージュのセンタープレスパンツで、柔らかなきれいめスタイルをメイク。
ヌードなベージュを合わせ大人カジュアルを作る
ヌーディなベージュのタンクトップに、淡いベージュのレザーショルダーバッグを合わせ奥行きを演出。着こなしがぼんやりするのを防止しながらベージュの上品さをキープしてくれる、ブラウンのパンツを合わせ大人カジュアルへ。足元には白スニーカーを迎え、軽快さをアピール。
大地のカラーで作る洗練の肌見せスタイル
コーディネートの主役となるのは、ベアトップとワイドパンツの組み合わせがエレガントなオールインワン。シックなダークブラウンなら、肌見せスタイルも上品に。そこにカーキのベルトと白バッグを加え、洗練配色を意識。
色味の異なるブラウンを重ね奥行きたっぷりに
ごく黒に違いきりっとしたダークブラウンのコートとパンツに、ブラウンのタートルニットを選び奥行きをもたらして。ゴールドのチェーンストラップがジュエリー代わりになるスウェードバッグや、すらりと美脚を演出してくれるキャメルのポインテッドトゥパンプスを合わせ、一体感をオン。
「ベージュ」なら柔らかくしなやか
砂や木枝などの「ベージュ」を活用することで、柔らかくしなやかな佇まいへ。ニュアンスカラーでもあるので、今っぽいこなれ感を獲得するのにもぴったりです。
ふわっと風をはらむ素材でエアリーに
とろみで落ち感のある軽やか素材のワンピースは、ベージュを選ぶことで上品さと軽快さを倍増。涼しげな印象がアップする、クラフト感のある白バッグもマッチ。バッグのハンドルやイヤリングをゴールドで統一し、華やぎをプラス。
爽やかワントーンは表情のある素材で着映える
畝のおかげで立体的にきまるベージュカーディガンに、くすみグリーンのパンツを合わせワントーンコーデをメイク。リブニットとサテンパンツの組み合わせなら、メリハリが生まれワントーンがぼんやりしません。
ドライな質感のジレにスパイシーなレザーパンツを合わせる
リネン素材特有のドライな質感と淡いベージュカラーが涼しげなジレは、直接素肌にまとうことで抜け感を演出。そこに真逆な素材感のブラウンレザーハーフパンツを合わせ、抑揚をつけて。
モダンなボトムコーデで優しいベージュをスタイリッシュに
優しげな表情のベージュトレンチコートのインに、グレーのスーツを忍ばせクールさをトッピング。ダークブラウンのパイソン柄サンダルのストラップでパンツの裾を絞り、モード感を強調。
ベージュのワンカラーで優雅さを高める
きちんと感のあるスーツスタイルは、ニュアンス漂うベージュのワンカラーであか抜けを実現。色味の異なるベージュをレイヤードすれば、優雅さが高まります。足元には白のシューズを置き、軽やかでキレよく。仕上げにベージュに馴染むゴールドの大ぶりイヤリングを加え、華やかにフィニッシュ。
グレージュのコートを軸にして都会派ムードを確保
ビッグロゴがインパクトのあるストールとウールコート、そしてボアブーツを合わせたぬくもりスタイルは、スタイリッシュさの宿るグレージュのコートを軸にして都会派ムードを確保。濃いめキャメルのレザートートバッグを加え、穏やかに引き締めると好バランス。
「グリーン/カーキ」でナチュラルにきめて
草木を想わせる「グリーン/カーキ」もアースカラー代表の一つ。ナチュラルかつ爽やかな色で、アースカラーならではの趣を味わって。
Iライン×くすみグリーンで気品を醸す
Iラインシルエット、そして穏やかなくすみグリーンのニットワンピースで気品漂う佇まいに。オフホワイトのクラッチバッグやトップグレーのパンプスで色味を統一したら、深みのあるレッドルージュを差し色香をひとさじ。
色味に違いをつけカーキコーデを地味にさせない
濃いカーキのセンタープレスパンツに、ライトカーキのパーカを合わせ表情を明るく灯せば落ち着きのあるカーキも地味になりません。さらにシャカシャカとした素材感のパーカが、キレの良いスポーティムードを両立。
すっきりライムグリーンに無機質グレーを合わせて
顔映えがよくなりそうなライムグリーンが爽やかなシャツに、無機物な石のようなグレーのパンツを合わせ、ぱっと明るいアースカラーコーディネートへ。手元にはベージュのレオパード柄バッグを迎え、辛口気分をひとさじトッピング。
色味の異なるグリーンで強弱をつけメリハリアップ
アシンメトリー裾でモード心が満たせるワンピースは、深みのあるカーキをセレクトしシックをまとって。そこにはっとするような鮮やかなライトグリーンのバッグを加え、色の強弱をつけるとメリハリが叶います。バッグのゴールドチェーンストラップが、ジュエリーのように貢献。
辛口レザーは穏やかアースカラーとニットで柔らかく
パンツ、小物をレザーで統一した辛口コーディネートも、カーキとブラウンの穏やかなアースカラーを選びつつ、抜け感のあるニットトップスを選べば柔らかな雰囲気に着地。仕上げにパールネックレスを投入し、顔周りを華やかに味付け。
アースカラーで作る大人のストリートスタイル
ナイロンブルゾンにワイドパンツ、そしてスニーカーを合わせたストリートスタイルも、カーキとモカブラウンのアースカラーで大人顔へ誘導。自然を想わせるナチュラルな配色の着こなしだからこそ、無機質なクリアバッグがよく映えています。
「ブルー/ネイビー」ですっきり爽やかに
アースカラーは落ち着いた印象がありますが、空や海を連想する「ブルー」を基調とすれば爽やかな印象を獲得することができます。クリーンさをまとい、好印象を手に入れましょう。
ブルーにはやっぱり白がお似合い
深みのあるダークブルーのセットアップに、ライトブルーのデニムジャケットを重ね清爽に。真っ白な雲のようなバッグを投入し、クリーンな着こなしを完成させて。
ぱきっとしたブライトカラーで爽やかな風をまとう
清潔感のある鮮やかな水色のシャツに、柔和なトーンの白ハーフパンツとバッグを合わせ、爽やかな風をまとって。足元には真っ白なサンダルを迎え、キレよく整頓。
デニム素材でカジュアルに転ばせる
ジレとパンツのセットアップは、濃紺のデニム素材でカジュアル気分を満喫。シャープなVネック周りにゴールドネックレスをレイヤードすることで、顔周りを明るく灯して。仕上げに白の小物を掛け合わせ、すっきりと清々しく。
爽快感のある配色をベージュで包み込む
淡い水色のシャツに、ホワイトのリネンパンツを合わせ爽快感を演出。引き締め役には、こっくり深みのあるこげ茶を選びまろやかに。ベージュのロングトレンチコート、オフホワイトのニットプルオーバーを重ね、コーディネートを優しく包み込んで。
グレーとレオパードで辛口に
クリーンな水色のシャツに、ネイビーのトレンチコートとパンツを合わせ品よく爽やかに。そこにグレーのニットプルオーバーを忍ばせつつ、スパイシーなレオパード柄のブーツを合わせ気品漂う辛口スタイルをメイク。
「グレー」ならスタイリッシュさが醸せる
石を彷彿とさせる無機質な「グレー」なら、スタイリッシュなアースカラーコーディネートにまとまります。クールな面持ちで、都会的な姿を実現。
ストライプやキルティングでメリハリたっぷり
色味違いのグレーにこだわったワンカラーコーディネートは、ストライプ柄のシャツやキルティングバッグでメリハリを演出。スタイリッシュなカラーながらも、デニムパンツのおかげで親しみやすさが加わります。
柔和な淡いベージュがたちまち大人顔に
ごく淡い柔和なベージュのブルゾンとデニムパンツの組み合わせは、グレーのトップスを投入することで無機質な箇所を作り、洗練漂う大人スタイルへと誘導。モカブラウンのバッグで穏やかに引き締めたら、足元にはビジューパンプスを迎え艶やかに。
華奢なキャミソールとワイドパンツでしなやかに
上下をグレーで繋いだ着こなしは、華奢ストラップのキャミソールとハイウエストハイドパンツの組み合わせで優雅なシルエットを形成。ミニマルな美を引き立てるべく、潔くノージュエリーに徹して。
多彩なアースカラーを盛り込んで
色味を変えたグレーのジャケットとタイトスカートのインに、カーキのシャツを合わせ辛口配色へ。くすみトーンなので、インには黒のハイネックを迎えるときりっと引き締まります。そこにベージュのロングブーツとブラウンバッグを加え、アースカラーをたっぷり盛り込んで洗練を獲得。
グレーとカーキならハンサムにまとまる
トップスとパンツ、そしてコートをグレーで統一した着こなしは、色の濃淡をつけつつ、ニットやウールのように異素材ミックスにして間延びを回避。カーキのショルダーバッグを加えれば、格好良いアースカラーの配色になりハンサムに着地。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- EDIT&WRITING :
- 阿部芙美香