『Precious』本誌のほか、ファッション誌を中心に人気スタイリストとして活躍する望月律子さん。望月さん自らがコーディネートしてくれるファッションレンタルサロン「Allons-y(アロンズィ)」のオーナーでもあります。本連載ではサロンでひとりひとりと対話するなか望月さんが実感した、大人の女性のファッションの悩みにこたえるべく、今求められているおしゃれアイデアや着こなしをご提案します。

第47回のテーマは「インパクト柄」。最愛のモノトーンやニュートラルカラーの着こなしに取り入れると、ぐっと華やかに。ご自身によるコーディネート実例&解説とともにご覧ください。

 
望月 律子さん
スタイリスト
(もちづき りつこ)雑誌『Precious』ほか、ファッション誌を中心に活躍中。リアリティと程よいトレンド感を備えたスタイリングは働く大人から高い支持を得ている。2021年秋にファッションレンタルサロン「Allons-y(アロンズィ)」をオープン。著書『望月律子のBASIC THEORY』(ワニブックス)が好評発売中

■1:定番ドットは大柄を選んでモード感を高めて

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甘いドットを辛口にスタイリング。

「ドットは、大きめのものを選ぶだけで華やかに。ガーリーな小さいドットと比べてモードな雰囲気が演出できます。日常とフォーマルのあいだのようなシーンに、ぜひ取り入れてみては」(望月さん)

細かいパターンだとおとなしい印象のドットですが、柄のサイズを変えただけでキリッと主張し小気味いい着こなしに。

「モノトーンを選べば奇抜な感じもせず気負いなくまとえます。ボトムはこの季節なら白いパンツを選んで軽やかに。黒スカート合わせも素敵です」(望月さん)

メリハリの効いた配色もあいまって、おしとやかなドットがモダンにイメージチェンジ。より大人に似合う装いへアップデートされています。

■2:アイコニックなプリントはベージュ合わせで余裕を感じさせて

クラッチバッグの白が柄のなかの一色とリンク。
クラッチバッグの白が柄のなかの一色とリンク。

「スタイリングにコントラストをつけ過ぎてしまうと、悪目立ちしてしまうインパクト柄。もちろんどう見せたいかにもよりますが、デイリーに取り入れるなら、なじませる意味でも優しい色味を合わせるのがおすすめです」(望月さん)

視線を奪うアイコニックなプリントもベージュでまとめると優しい印象に。

「いつものベーシックカラーの着こなしに、スカートで柄を取り入れるだけでグッと華やかに仕上がります」(望月さん)


人気スタイリストの望月律子さんに、大人の着映えが叶う「ちょっとしたおしゃれのコツ」を指南いただく連載。第47回は「インパクト柄」をテーマにしたスタイリングにフォーカスしました。

日常とドレスアップシーンを繋ぐような「ちょっと華やか」を叶える、キレ味あるプリント。鮮やかカラーを取り入れなくとも、目を引く柄がベーシックなコーディネートの洗練度と洒落感を高めています。ぜひご紹介した着こなしを参考に、おしゃれの高揚感を感じる大胆柄をご活用ください。

●この企画で掲載しているアイテムは望月さんのレンタルサロン「ALLONS‐Y」でレンタル可能です。

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思わず「真似したくなる! 」着こなし提案がたくさん見られる、望月さんのインスタグラムも好評です。ぜひフォロー(ユーザー名:ritsukomochizuki)して、日々のスタイリングの参考にご活用ください。

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この記事の執筆者
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PHOTO :
黒石あみ(小学館)
WRITING :
神田朝子