【目次】
プロフィール
名前:ジェーン・バーキン(Jane Birkin)
出身地:イギリス ロンドン
生年月日:1946年12月14日
モデル、舞台女優を経て18歳で映画『ナック』でスクリーンデビューをしたジェーン・バーキン。1968年にはパリに移住し、映画『太陽が知っている』に出演。1969年に発表した、セルジュ・ゲンスブールとのデュエット曲『ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ』が、過激な歌詞であることが原因で放送禁止になるなど、世界中で大きな話題に。セルジュ・ゲンスブールとの恋も注目を集めました。話題のデュエット曲をモチーフにした映画『ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ』(1976年)をはじめ、出演作は多数。女優、歌手、ファッションアイコンとして…カリスマ的な人気を博した女優です。そして、2023年7月、パリの自宅で死去したことが明らかになり、世界中から悲しみの声があがっています。
私生活では、3度の結婚と離婚を経験。1度目は、18歳で作曲家のジョン・バリーと結婚し、娘のケイト・バリーをもうけました。2度目は、フランスで出会った俳優セルジュ・ゲンスブールと。法的な婚姻関係は結んでいませんでしたが、事実婚状態で娘のシャルロット・ゲンスブールをもうけました。3度目は、映画監督のジャック・ドワイヨンと結婚。娘のルー・ドワイヨンをもうけましたが、のちに離婚しています。
「若いころ」「昔」の写真16選
まずは、ジェーン・バーキンの「若いころ」「昔」の写真をピックアップ。
1960年代 フランスにて
1967年9月(20歳)イギリスにて
1968年(22歳)パリにて
1968年(22歳)イギリスにて
1970年(24歳)フランスにて
1971年(25歳)
1971年(25歳)
1973年(27歳)映画『ドンファン』より
1974年(28歳)パリにて
1975年(29歳)パリにて
1976年(30歳)第29回 カンヌ国際映画祭
1980年(34歳)フランスにて
1986年(40歳)カナダにて
1987年2月(40歳)パリ バタクラン ミュージック ホールにて
1988年9月(41歳)フランス テレビ番組出演時
1994年(48歳)ロンドンにて
「映画」代表作5選
ここからは、チェックしておきたいジェーン・バーキンの代表出演「映画」をご紹介します。
『欲望』(1966年)
ミケランジェロ・アントニオーニ監督。アルゼンチンの作家フリオ・コルタサルの小説『悪魔の涎』を原作とした作品。ジェーン・バーキンは、この作品でヘアヌードを披露し大きな話題になった。
あらすじ:カメラマンのトーマス(デヴィッド・ヘミングス)は、夜の公園で逢引きをするカップルを盗み撮りした。盗撮された女性(ヴァネッサ・レッドグレイヴ)が、トーマスに写真のネガを要求してくる。トーマスは交換条件としてヌードの撮影を頼む。その後、トーマスは女性のヌードを撮影したにも関わらず、別のネガを渡すが…。
『太陽が知っている』(1969年)
ジャック・ドレー監督のサスペンス映画。主演は、アラン・ドロン。ジェーン・バーキンはモーリス・ロネの娘ペネロープ役で出演した。
あらすじ:南仏の別荘でバカンスを楽しむジャン・ポール(アラン・ドロン)とマリアンヌ(ロミー・シュナイダー)のもとへ、マリアンヌの友人ハリー(モーリス・ロネ)と娘のペネロープ(ジェーン・バーキン)が訪れる。マリアンヌの元恋人であるハリーは、仕事に成功しているジャン・ポールに強い劣等感を抱いている。4人の男女の間に不穏な空気が漂うなか、ある事件が起こる。
『ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ』(1976年)
歌手、小説家、俳優と、多方面に活躍していたセルジュ・ゲンスブールの初監督作品。1969年に発表された同タイトルの曲をモチーフにした作品。
あらすじ:ごみ処理の仕事をしながら、各地を転々としているクラスキー(ジョー・ダレッサンドロ)とパドバン(ユーグ・ケステル)。ふたりは仕事仲間としても友人としても強い絆で結ばれている。あるとき、立ち寄ったカフェでジョニー(ジェーン・バーキン)というウェイトレスに出会う。ボーイッシュで中世的な魅力があるジョニーに、ふたりとも興味をもつが…。
『ラ・ピラート』(1984年)
ジャック・ドワイヨン監督。この作品で、ジェーン・バーキンはセザール賞の主演女優賞にノミネートされた。
あらすじ:夫アンドリュー(アンドリュー・バーキン)と暮らすアルマ(ジェーン・バーキン)のもとに、元恋人のキャロル(マルーシュカ・デートメルス)が現れ、アルマを強引に連れ去ってしまう。市内のホテルで愛し合うふたり。アンドリューの依頼を受けたナンバー5(フィリップ・レオタール)は、ふたりを追跡していくうちにアルマに惹かれていく。さらに、キャロルの連れである少女(ロール・マルサック)までもがアルマに想いを寄せるようになり…。
『ある愛へと続く旅』(2012年)
セルジオ・カステリット監督が、妻であるマルガレート・マッツアンティーニの小説を映画化した作品。主演は、ペネロペ・クルス。ジェーン・バーキンは精神分析医として出演した。
あらすじ:ローマで暮らすジェンマ(ペネロペ・クルス)は、16歳の息子ピエトロ(ピエトロ・カステリット)の反抗期に頭を悩ませていた。ある日、かつてジェンマが青春時代を過ごしたサラエボの友人から誘いを受け、ピエトロと共に訪れることに。ピエトロの父親であるアメリカ人カメラマン、ディエゴ(エミール・ハーシュ)との思い出の地を旅するうちに、ジェンマはディエゴのある想いに触れる。
「夫/子ども」の写真10選
生涯で3度の結婚と離婚を経験し、娘を3人もうけたジェーン・バーキン。ここからは「夫/子ども」の写真をピックアップ。
1964年に18歳でジョン・バリーと結婚し、娘のケイトをもうけた
1985年12月 パリにて
1968年の映画『スローガン』で共演後、セルジュ・ゲンスブールと事実婚状態に
憧れのカップルとしてカリスマ的な人気を博した
1972年12月 ロンドン ヒースロー空港にて
娘のシャルロットは女優に
2021年7月 第74回 カンヌ国際映画祭
1980年に出会い、その後、結婚したジャック・ドワイヨンと
1982年 映画『Nestor Burma ,Detective De Choc』プレミア
娘のルー・ドワイヨンと
「美貌遍歴」19選
次に、50代からの「美貌遍歴」をお届けします。飾らない、自然体な笑顔がなによりも魅力的です。
1997年6月(50歳)パリ ポートレイトセッション
2000年5月(53歳)第53回 カンヌ国際映画祭
2003年(57歳)第18回 パリ映画祭
2005年(59歳)パリ フォトセッション
2007年6月(60歳)第60回 カンヌ国際映画祭
2008年(62歳)イギリス ライブにて
2009年9月(62歳)第66回 ヴェネツィア国際映画祭
2010年1月(63歳)第13回 ラルプ デュエズコメディ映画祭
2010年2月(63歳)第13回 ラルプ デュエズ コメディ映画祭
2010年9月(63歳)Berenice Shop オープニング パーティー
2011年11月(64歳)東京 クリスマスイベント
2013年3月(66歳)東京 プレスカンファレンス
2015年5月(68歳)第68回 カンヌ国際映画祭 クロージングセレモニー
2017年5月(70歳)『Gainsbourg Symphonique』コンサート
2017年12月(71歳)ベルリン『Actrices』エキシビション
2018年7月(71歳)第51回 Festival d’ete de Quebec
2019年2月(72歳)第24回 リュミエール賞
2021年6月(74歳)パリ ファッション・ウィーク
2021年8月(74歳)第14回 アングレーム・フランス語圏映画祭
「近年」の写真2選
2023年7月16日、パリの自宅で亡くなったジェーン・バーキン。美しいビジュアル、ファッションセンス、歌手としての才能…そして、存在そのものが愛された大女優の死に、世界中が悲しみに包まれています。ひとつの時代を作り上げた、偉大な存在。今、改めてその魅力に注目が集まっています。
2022年9月(75歳)パリ ファッション・ウィーク Acne Studio フロントロウ
2023年2月(76歳)第48回 セザール賞
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images