常に感性を研ぎ澄ませ、しなやかに自らを表現する現代のミューズたち。雑誌『Precious』9月号の特集「白シャツを着る5人の女」では、5人のミューズたちがそれぞれに最旬の白シャツをまとうことで、知的に、個性豊かに、美しく、今を生きる瞬間を切り撮り、タイムレスな白シャツへの思いを語っていただきました。
今回はその中から、女優であり文筆家としても活躍されている、鈴木保奈美さんの白シャツスタイルをお届けします。
“白シャツ”の調和を崩す知性｜鈴木保奈美さん（女優・文筆家）
シャツ￥198,000・イヤリング￥70,000（クリスチャン ディオール〈ディオール〉）
鈴木保奈美さん
女優・文筆家
（すずき ほなみ）1966年、東京都生まれ。’86年女優デビュー。20代の頃から雑誌でエッセイを執筆。著書に『獅子座、A型、丙午。』（中央公論新社）。9／15（金）公開予定の映画『ミステリと言う勿れ』に出演。舞台『レイディ マクベス』は10／1（日）〜11／27（月）まで東京と京都で公演予定。
「白は私にとって、色鉛筆のなかのワンオブゼムみたいなもの」と白シャツへの気負わない姿勢を軽妙に言葉にする保奈美さん。
「ただトラディショナルな白シャツをきちんと着るだけではつまらないので、デニムを合わせることが多かったのですが、最近は今日のような端正なスタイルにも心惹かれます」
実は“アイロンがけ”が好きで、シャツは自宅で洗い、きちんとアイロンをかける。一方で「洗いざらしの白シャツを、無造作に羽織って様になる素敵な大人にも憧れます」とも。保奈美さんのシャツ姿に漂う、清潔感とさりげないカッコよさには、どこか調和を絶妙に崩そうとする美学が感じられる。
シャツ￥198,000・スカート￥610,000・ブーツ￥257,000・イヤリング￥70,000（クリスチャン ディオール〈ディオール〉）
上質なコットンポプリンに、風合いのあるコットンピケの襟とプラストロン（＝胸当て）をあしらい、ダブルカフスというディテールもエレガントなドレスシャツ。黒のフレアスカートを合わせるクラシックな装いを、ワークブーツでさりげなくデイスタイルに。
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
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- PHOTO ：
- 浅井佳代子
- STYLIST ：
- 犬走比佐乃
- HAIR MAKE ：
- 福沢京子
- EDIT&WRITING ：
- 藤田由美、喜多容子（Precious）
