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プロフィール

 

名前:ビリー・クラダップ(Billy Crudup)
出身地:アメリカ合衆国 ニューヨーク州 
生年月日:1968年7月8日

ノースカロライナ大学で学位を取得後、ニューヨーク大学で劇団に所属し、演技やミュージカルの経験を積みます。『スリーパーズ』(1996年)でブラッド・ピットの不良仲間を演じ映画デビュー。その後も『世界中がアイ・ラヴ・ユー』(1996年)、『秘密の絆』(1997年)、『グラインド』(1997年)と立て続けに出演しキャリアを重ねました。作品選びにこだわることで、最新の話題作に欠かせないイケメン俳優としてだけでなく、演技派俳優としての地位も確立。50代となった今もヒット作への出演が続いています。

私生活では、1996年に女優のメアリー=ルイーズ・パーカーと交際するも、2003年、彼女の妊娠中に破局。2004年に息子のウィリアム・アッティカス・パーカーが誕生しました。前後して女優のクレア・デインズと交際(2004年〜2006年)。2017年からは女優のナオミ・ワッツと交際し、2023年6月、結婚を発表しました。

「若いころ」「昔」の写真10選


まずは、ビリー・クラダップの「若いころ」「昔」の写真をピックアップ。短髪も長髪もよく似合っています。

1998年9月(30歳)ニューヨーク ミッドタウンにて

 

2000年1月(31歳)映画『ウェイキング・デッド』出演シーン

 

2000年1月(31歳)サンダンス映画祭

 

2001年9月(33歳)フランス ドーヴィルにて映画『World Traveler』プレミア

 

2001年9月(33歳)トロントにて映画『World Traveler』プレミア

左は、ジュリアン・ムーア。
左は、ジュリアン・ムーア。

2002年1月(33歳)サンダンス映画祭『World Traveler』プレミア

 

2002年4月(33歳)映画『World Traveler』プレミア

左は、メアリー=ルイーズ・パーカー。
左は、メアリー=ルイーズ・パーカー。

2002年9月(34歳)第54回エミー賞

 右は、メアリー=ルイーズ・パーカー。
右は、メアリー=ルイーズ・パーカー。

2002年9月(34歳)第54回エミー賞

 

2003年11月(35歳)ニューヨークでのチャリティイベント

 

「映画」代表作10選


ここからは、チェックしておきたいビリー・クラダップの代表出演「映画」をご紹介します。

『世界中がアイ・ラヴ・ユー』(1996年)

1997年1月 ニューヨークプレミア。写真は、メインキャストのひとりドリュー・バリモア。
1997年1月 ニューヨークプレミア。写真は、メインキャストのひとりドリュー・バリモア。

ウッディ・アレンが監督・脚本・出演を務めたアメリカのミュージカル・ラブコメディ。ドリュー・バリモア、エドワード・ノートン、ジュリア・ロバーツら豪華キャストが共演した。ビリー・クラダップは、主人公の娘の恋人ケン役で出演。

あらすじ:ニューヨーク、マンハッタンの弁護士ボブ(アラン・アルダ)は、妻で資産家のステフィ(ゴールディ・ホーン)と裕福に暮らしていた。ふたりの間に生まれた双子のレイン(ギャビー・ホフマン)とローラ(ナタリー・ポートマン)は同じ男の子に想いを寄せる。前妻との娘スカイラー、ステフィの連れ子DJ(ナターシャ・リオン)、DJの父親ジョー(ウディ・アレン)もまた、それぞれに恋の悩みを抱えていた。

『もののけ姫』(1997年)

1999年10月 カリフォルニア州でのプレミア。
1999年10月 カリフォルニア州でのプレミア。

スタジオジブリの長編アニメーション映画。アメリカ公開は1999年。ビリー・クラダップは英語版で主人公アシタカの声を演じた。

あらすじ:室町時代、北の果てのエミシ村に暮らす青年アシタカは、村を襲った化け物を退治したせいで、死の呪いを受けてしまう。呪いのために村を追い出されたアシタカは、呪いを解くため古い神々の住む「シシ神の森」を目指す。途中、タタラ場を統率するエボシ御前や山犬に育てられた人間の少女サンらと出会うが、それは、森を切り拓く人間と、森の奥の神々との激しい戦いに巻き込まれることにほかならなかった。

『あの頃ペニー・レインと』(2000年)

2000年9月 ニューヨークプレミア。左から、ビリー・クラダップ、アンナ・パキン、パトリック・フュジット。
2000年9月 ニューヨークプレミア。左から、ビリー・クラダップ、アンナ・パキン、パトリック・フュジット。

キャメロン・クロウ監督による半自伝的な青春コメディ。第73回アカデミー脚本賞受賞。ビリー・クラダップは、伝説的ロックギタリストを演じている。

あらすじ:ロックにのめりこむ15歳の少年ウィリアム(パトリック・フュジット)は、有名ロックライターのレスター(フィリップ・シーモア・ホフマン)に認められ、音楽ライターとして執筆を始める。取材のためブレイク間近のバンド・スティルウォーターのツアーに同行することになったウィリアムは、バンドのグルーピーの少女ペニー・レイン(ケイト・ハドソン)に出会い一目惚れ。しかし彼女はステイルウォーターのギタリストであるラッセル(ビリー・クラダップ)の恋人だった。

『ビッグ・フィッシュ』(2003年)

2003年12月 ニューヨークプレミア。
2003年12月 ニューヨークプレミア。

『シザーハンズ』『チャーリーとチョコレート工場』のティム・バートン監督作品。ビリー・クラダップは、父との関係に葛藤する主人公ウィルを演じた。

あらすじ:エドワード・ブルーム(回想:ユアン・マクレガー)は、自らの人生を奇想天外なファンタジーのように語っては周囲を楽しませる人物。息子のウィル(ビリー・クラダップ)はそんな父の話を楽しみにしていたが、成長するにつれホラ話ばかりの父に嫌気がさし、疎遠になってしまった。その後、年老いた父エドワード(アルバート・フィニー)が倒れたとの連絡を受け久しぶりに実家に戻るが、父は病床でも相変わらずホラ話ばかり。ウィルは、父の本当の人生がどんなものだったかを知るため、父の過去を知る女性を訪ねることにする。

『M:i:Ⅲ』(2006年)

2006年5月 ハリウッドでのファンスクリーニング。
2006年5月 ハリウッドでのファンスクリーニング。

世界的ヒットを誇るスパイ・アクションシリーズ3作目。監督はJJ・エイブラムス。ビリー・クラダップは、主人公イーサンの上司であるジョン・マスグレイブ役で出演。

あらすじ:イーサン・ハント(トム・クルーズ)は、諜報活動を引退して新人教育の任に就き、私生活でも恋人ジュリア(ミシェル・モナハン)との結婚を控え穏やかで幸せな日々を送っていた。しかし、上司のマスグレイブ(ビリー・クラダップ)から、教え子のエージェント・リンジー(ケリー・ラッセル)がブラックマーケットの武器商人デイヴィアン(フィリップ・シーモア・ホフマン)に捕えられたと知らされ、危険を承知で自ら救出作戦に参加する。

『ウォッチメン』(2009年)

2009年3月 ロサンゼルスプレミア。
2009年3月 ロサンゼルスプレミア。

同名の1980年代グラフィックノベルを実写化したヒーローアクション映画。監督はザック・スナイダー。ビリー・クラダップはウォッチメンのひとりであるDr.マンハッタン役で出演。

あらすじ:歴史上の数々の重大事件の裏で、「監視者」として人々を守り続けてきた「ウォッチメン」。しかし、ニクソン大統領下の70年代には「ウォッチメン」の活動は非合法とされ、メンバーたちも引退や地下活動を余儀なくされた。1985年、米ソの政治的緊張が極限に達するなか、メンバーのひとりであったコメディアン(ジェフリー・ディーン・モーガン)が殺される。

『食べて、祈って、恋をして』(2010年)

2010年8月 ニューヨークプレミア。

エリザベス・ギルバートの回想録『食べて、祈って、恋をして 女が直面するあらゆること探求の書』に基づくヒューマンドラマ。ビリー・クラダップは、ジュリア・ロバーツ演じる主人公の夫を演じた。

あらすじ:エリザベス(ジュリア・ロバーツ)はニューヨークで活躍するジャーナリスト。夫(ビリー・クラダップ)と価値観のすれ違いから離婚し、年下のデヴィッド(ジェームズ・フランコ)と恋に落ちるがまたしても破局してしまう。人生に行き詰まった彼女は自分を見つめなおすため、1年間の旅に出ることを決意。イタリアで美食を満喫し、インドで瞑想を体験し、さらに運命に導かれるようにバリ島を訪れる。

『スポットライト 世紀のスクープ』(2015年)

2015年11月 ロサンゼルス試写会。
2015年11月 ロサンゼルススクリーニング。

カトリック教会という強大な権力に立ち向かった新聞記者たちの奮闘を描く。第88回アカデミー作品賞・脚本賞をはじめ、数々の映画賞を受賞。ビリー・クラダップは弁護士エリック役で出演した。

あらすじ:ボストンの新聞『ボストン・グローブ』の報道チーム「スポットライト」は、あるカトリック神父による児童への性的虐待の調査を始める。さまざまな妨害に遭いながらも取材や証拠開示のための裁判を続けるうち、チームは、衝撃的な事実をつかむ。それは、多くの神父が虐待に関わっていたこと、教会が組織ぐるみで長年にわたり事件を隠蔽してきたことなど、社会を揺るがす大スキャンダルだった。

『20センチュリー・ウーマン』(2016年)

2016年12月 ニューヨークスクリーニング。左から、アネット・ベニング、ビリー・クラダップ、グレタ・ガーウィグ。
2016年12月 ニューヨークスクリーニング。左から、アネット・ベニング、ビリー・クラダップ、グレタ・ガーウィグ。

『人生はビギナーズ』のマイク・ミルズ監督が自身の母親をモデルにした半自伝的作品。第89回アカデミー脚本賞にノミネートされた。ビリー・クラダップは、自由な恋愛を楽しむ元ヒッピーの男性ウィリアムを演じる。

あらすじ:1979年、カリフォルニア州サンタバーバラで暮らすシングルマザーのドロシア(アネット・ベニング)は、思春期の只中にいる息子ジェイミー(ルーカス・ジェイド・ズマン)との関係に悩んでいた。彼女は、友人で写真家のアビー(グレタ・ガーウィグ)と、ジェイミーの幼なじみジュリー(エル・ファニング)に、息子を支えてやってほしいと頼む。こうしてジェイミーは、時代の転換点を生きる三者三様に個性的な女性たちに囲まれて、15歳の夏を過ごすことになった。

『バーナデット ママは行方不明』(2019年)

2019年8月 ニューヨークスクリーニング。左から、エマ・ネルソン、ケイト・ブランシェット、ビリー・クラダップ。
2019年8月 ニューヨークスクリーニング。左から、エマ・ネルソン、ケイト・ブランシェット、ビリー・クラダップ。

『6才のボクが。大人になるまで。』のリチャード・リンクレーター監督によるヒューマンコメディ。ビリー・クラダップは主人公の夫エルジーを演じる。

あらすじ:シアトルの専業主婦バーナデット(ケイト・ブランシェット)は、一流企業に勤める夫エルジー(ビリー・クラダップ)、親友のように仲のいい娘のビー(エマ・ネルソン)と一見幸せに暮らしていた。しかし、実は極度の人間嫌いで、近所付き合いもうまくいかず、精神的に追い込まれていく日々。ある事件がきっかけで限界に達した彼女は、忽然と家族の前から姿を消してしまう。エルジーとビーは、バーナデットを捜索するうち、彼女の過去を知ることになるのだった。

「家族」「恋人」の写真5選


ここからは「家族」「恋人」の写真をピックアップ。ビリー・クラダップは2004年、交際していた女優のメアリー=ルイーズ・パーカーとの間に一子をもうけますが、その誕生を待たずに共演者であったクレア・デインズと交際を開始。クレアとは3年足らずで破局し、2017年からは女優のナオミ・ワッツと交際していましたが、2023年6月、ついにナオミとの結婚を発表しました。

なお、メアリー=ルイーズ・パーカーとの間に生まれた息子のウィリアム・アッティカス・パーカーは、俳優・脚本家・映画監督・プロデューサーとして活躍しています。

交際していたメアリー=ルイーズ・パーカーと

2003年3月 第9回全米映画俳優組合賞にて。
2003年3月 第9回全米映画俳優組合賞にて。

息子のウィリアム・アッティカス・パーカーと

2019年10月 ドラマシリーズ『ザ・モーニングショー』(2019年)ワールドプレミア。同作品は2019年11月からApple TV+で配信された。
2019年10月 ドラマシリーズ『ザ・モーニングショー』(2019年)ワールドプレミア。同作品は2019年11月からApple TV+で配信された。

交際していたクレア・デインズと

2005年9月 トロント国際映画祭『NOセックス、NOライフ!』プレミア。
2005年9月 トロント国際映画祭『NOセックス、NOライフ!』プレミア。

結婚前のナオミ・ワッツと

2022年12月 ユニセフ・ウインターガラ。
2022年12月 ルイーザヴィアローマによるユニセフ・ウインターガラ。

結婚発表後 ナオミ・ワッツと

2023年9月 ニューヨークにて、ブルック・シールズの舞台関連イベント。
2023年9月 ニューヨークにて、ブルック・シールズの演劇関連パーティ。

「男前遍歴」15選


次に、30代後半からの「男前遍歴」をお届けします。端正なマスクが、ますます渋みを増していく過程は必見。

2004年9月(36歳)トロント国際映画祭

 

2004年9月(36歳)ニューヨークにて 劇団「ラビリンス・シアター・カンパニー」チャリティイベント

左は、フィリップ・シーモア・ホフマン。
左は、フィリップ・シーモア・ホフマン。

2004年11月(36歳)映画『NOセックス、NOライフ!』撮影風景

 

2005年6月(36歳)第59回トニー賞

演劇『ピローマン』で主演男優賞にノミネート。
演劇『ピローマン』で主演男優賞にノミネート。

2006年12月(38歳)映画『グッド・シェパード』ニューヨークプレミア

 

2007年6月(38歳)第61回トニー賞

演劇『コースト・オブ・ユートピアーユートピアの岸へ』で助演男優賞を受賞。
演劇『コースト・オブ・ユートピアーユートピアの岸へ』で助演男優賞を受賞。

2007年11月(39歳)ニューヨーク大学ティッシュ芸術部のイベントにて

左は、イーサン・ホーク。
左は、イーサン・ホーク。

2008年1月(39歳)サンダンス映画祭 フォトセッション

 

2009年3月(40歳)ニューヨーク公共図書館による新人作家賞イベント

 

2009年11月(41歳)映画『マイレージ、マイライフ』ニューヨークプレミア

 

2010年8月(42歳)映画『食べて、祈って、恋をして』ニューヨークプレミア

 

2011年2月(42歳)ニューヨークの劇団「セカンドステージシアター」のボウリングイベント

 

2011年5月(42歳)ニューヨークにて ドラマリーグ賞授賞式

左は、ウーピー・ゴールドバーグ。
左は、ウーピー・ゴールドバーグ。

2012年12月(44歳)ニューヨークにてNBA観戦

右は、映画監督のバート・フレインドリッチ。
右は、映画監督のバート・フレインドリッチ。

2013年5月(44歳)第66回カンヌ映画祭 映画『マイ・ブラザー 哀しみの銃弾』プレミア

左から、ノア・エメリッヒ、ゾーイ・サルダナ、ビリー・クラダップ。
左から、ノア・エメリッヒ、ゾーイ・サルダナ、ビリー・クラダップ。

「現在」の写真10選


プライベートも充実し、ベテラン俳優としてますます円熟味を増すビリー・クラダップ。今後の出演作も楽しみです。ここからは、「現在」の写真10選をご紹介。

2013年10月(45歳)途上国への食糧支援NPOのイベント

左から、マギー・ギレンホール、リヴ・タイラー、ビリー・クラダップ。
左から、マギー・ギレンホール、リヴ・タイラー、ビリー・クラダップ。

2014年6月(45歳)テレビシリーズ『LEFTOVERS/残された世界』ニューヨークプレミア

左は、サム・ロックウェル。
左は、サム・ロックウェル。

2015年1月(46歳)サンダンス映画祭 『プリズン・エクスペリメント』プレミア

 

2016年1月(47歳)第22回全米映画俳優組合賞

 

2017年2月(48歳)第69回全米監督協会賞

左から、マイケル・ファスベンダー、リドリー・スコット、ビリー・クラダップ。
左から、マイケル・ファスベンダー、リドリー・スコット、ビリー・クラダップ。

2018年9月(50歳)ニューヨークにて 証券会社のチャリティデイ

 

2020年1月(51歳)第25回クリティクス・チョイス・アワード

 

2021年9月(53歳)ニューヨーク市内にて

 

2022年2月(53歳)全米映画俳優組合賞

 

2023年9月(55歳)全米オープンテニス観戦

右は、ナオミ・ワッツ。
右は、ナオミ・ワッツ。
この記事の執筆者
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