2023年 Precious 9月号の「好きなコーディネート」1位~10位を発表します
今回10位~1位に選ばれたコーディネートは、着こなしやすいシンプルさがありながらも、シルエットやディテールに今どきのスタイリッシュな魅力が加わったシャツスタイルが多数ランクイン! 秋の気配を感じつつも、残暑が気になる微妙な季節にぴったりだと注目した方が多かったようです。
それではさっそく、10位から順を追って1位まで見ていきましょう。このなかに、あなたがこれからの着こなしに取り入れてみたいコーディネートはありますか?
【10位】グリーンのトップス&スカート×こげ茶のスエードローファー
「色が素敵!」「ゆったりとしたシルエットで着心地がよさそう」と支持されたのは、柔らかくしなやかなリネンウール素材を用いたグリーンのトップスとスカートに、こっくりとしたブラウンのスエードローファーを合わせた着こなし。
運転中に快適な装いでありながら、車を降りたら素敵なレストランにもマッチするようなエレガントさを兼ね備えるバランス感覚は、大人のトライブファッションに必須です。
【9位】セージグリーンのクロップドシャツ×黒のワイドパンツ
軽快な短め丈の「クロップドシャツ」は、脚長効果も期待できるトレンドアイテム。その利点を生かすには、ボトムとのコントラストをしっかりつけることがポイントです。
例えばゆったりした身幅と短め丈が新鮮なセージグリーンのシャツには、落ち感の美しい黒パンツを合わせて。全身をリッチ&シャープに仕上げた着こなしには、「シンプルで真似しやすそうだけど洗練された印象」「動きやすくてきちんとしているので仕事のときによさそう」などの声が寄せられました。
【8位】チェック柄のモヘアケープ×ネイビーのシャツ&パンツ
「質感や色のコントラストが美しい」「異素材の組み合わせなのに統一感がある」と好評だった、タータンチェック柄のケープを主役としたコーディネート。ほかのアイテムをチェックにも用いられているネイビーでまとめることで、完成度の高い佇まいに仕上がっています。
「ブルネロ クチネリ」ならではの素材にこだわったケープは、バージンウールとカシミアにモヘアをブレンドした起毛感のある風合いが優しげな印象。袖からのぞくシャツスリーブのシアー感で、着こなしにワンランク上のひねりが加わります。
【7位】サックスブルーのフリルシャツ×グレーのスティックパンツ
オーセンティックなサックスブルーのシャツに、たっぷりとしたミニフリルをアシメトリーにデコレート。大胆なデザインながらも上質感のある端正なディテールが大人の上品モードに導き、「フェミニンなフリルなのにきりっとした印象でかっこいい」「華やかだけど知的な印象で礼儀正しく見える」などの反響が。
ボトムに落ち着いたグレーのパンツを合わせ、さらにベルトでクールにウエストマークすれば、甘辛バランスが絶妙なオンスタイルの完成です。
【6位】黒のシャツ×レオパード柄のタイトスカート
端正なコットンのパリッとした風合いは、シャツの揺るぎない持ち味。その一方で、美しく体になじんだシワやドレープの効いた佇まいもまた、シャツのおしゃれの大切な真髄です。
金属糸を織り込んでシワ加工を施した「ディオール」のブラックシャツは、そんな着慣れたような姿を叶える逸品。インパクトの強いレオパード柄のスカートも、クールな縦長シルエットとほかをすべて黒で統一することで、「これぞ大人のかっこよさ!」と絶賛のコメントが届いたフレンチシックな装いに昇華します。
【5位】ブルーストライプのクロップドシャツ×ネイビーのタイトスカート
裾に施されたタックにより、ふんわりとブラウジングしたような着こなしにできる「クロップドシャツ」は、まさに進化系トレンドシャツの筆頭的存在。旬のハイウエストボトムとの相性が抜群で、こなれスタイルが瞬時に完成すると共に「さり気なく体型カバーしてくれそう」という感想も寄せられた注目アイテムです。
明るいブルーのストライプが映えるよう、ボトムには引き締めカラーであるネイビーのタイトスカートをセレクト。トレンドの袖コンシャスなデザインも引き立ち、「爽やかでかっこいい印象」「オフィススタイルにぴったり」など、ビジネスシーンで着こなしたいという方が多くいらっしゃいました。
【4位】白の袖コンシャスシャツ×ベージュのスティックパンツ
華やかさのある「袖コンシャスシャツ」は、先シーズンから人気が続くアイテム。甘さがトゥーマッチにならないよう、裾をボトムにタックインして、すっきり着こなすのがおすすめです。
「きれいめでかっこいいパンツスタイルのお手本」とのコメントも寄せられたこちらのコーディネートでは、ボリューム袖と長めのカフスがドラマティックなコットンシャツに、ベージュの細身パンツを組み合わせ。ベーシックな白&ベージュをダークブラウンで引き締めるロングベルトの先端を垂らすアレンジで、よりクールな印象がプラスされます。
【3位】黒ストライプのボウタイシャツ×黒のタイトスカート
シャツ本来の清潔感が際立つ、白地に黒のラインが配されたコットン素材の一枚は、短めのボウタイとくっきりとしたパターンが無難なストライプシャツとは一線を画す、スタイリッシュなデザイン。
シャープなシルエットの黒タイトスカートと着こなしたコーディネートは、颯爽とした佇まいに惹かれた読者が多く、「上半身がコンパクトに見えてバランスがいい」「きちんと見えつつも着心地がよさそう」「理想のオフィススタイル」などと支持されました。
【2位】白のドレスシャツ×黒のフレアスカート×黒のワークブーツ
鈴木保奈美さんが躍動感溢れるポージングで披露してくれたのは、あえて装飾を削ぎ落としたかのようなタイムレスな趣が魅力的な「ディオール」のモノトーンコーデ。「王道モノトーンが潔い究極のスタイル」「どこかかわいらしさが感じられて好き」「シンプルで清潔感がある」など、さまざまな声が寄せられました。
白のドレスシャツは、上質なコットンポプリンに、風合いのあるコットンピケの襟とプラストロン(=胸当て)をあしらい、ダブルカフスというエレガントなディテールをさりげなく散りばめた逸品。黒のフレアスカートを合わせるクラシックな装いを、ワークブーツでさりげなくデイスタイルに仕上げているのもポイントです。
【1位】ネイビーのユーティリティシャツ×ネイビーのワイドパンツ
『Precious』9月号の好きなコーディネート1位を獲得したのは、胸ポケットに代表される機能的パーツを備えた「ユーティリティシャツ」の着こなし。キレのいいかっこよさが持ち味ですが、カジュアルになりすぎないように、女っぷりの高い小物をどこかに効かせるのがスタイリングの鍵となります。
「クールビューティなかっこよさ!」「シンプルかつシャープだけど女性らしさが漂っている」と多くの票を集めた理由も、まさにそこにあり。
深みのあるネイビーがシックなシャツは、きちんと感の出るウールストレッチ素材に、フラップポケットがモダンに映えるややコンパクトなデザイン。同じくネイビーのパンツはワイドシルエットで大人の余裕を漂わせつつ、ヌーディな靴やメタルバックルベルトで艶やかなニュアンスを添えています。
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以上、ファッション誌『Precious(プレシャス)』9月号の読者アンケート調査で、好きなコーディネートに選ばれたスタイリングを10スタイル、お見せしました。
このなかに、あなたが真似してみたいスタイリングは、ありましたか?
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現在発売中の『Precious』10月号の<ファッション大特集>はトレンドに復帰した「ジャケット」と「スーツ」にフォーカス。ビジネスシーンでの強い味方でもあるこの2つですが、今年は大胆に進化! シルエットやディテール、小物合わせなどをアップデートすることで即、旬の気分と個性をプレゼンできます。また、オーセンティックな「仕立て」にこだわるのも、大人ならではの楽しみ。そのほか「秋の靴選び “4つの正解ルール”」「ドラマな“赤”のラグジュアリー」「才色兼備な“冬待ちアウター”を一枚」「今こそ知っておきたい“香りの現在地”」「今訪れたい、7つの“ディスティネーション・ホテル”」など、充実のラインナップです。
ぜひお手に取っていただき、ご活用いただけたら幸いです。
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
お近くの書店やオンライン書店などで、『Precious』10月号を是非、お買い求めください。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 『Precious9月号』小学館、2023年