31 LE ROUGE(トランテアン ル ルージュ)―ガラスのドレスをまとった口紅をめぐる物語 ―

数々の伝説と共にガブリエル シャネルのクリエイションは世界に発信され、永遠のアイコンとなっています。今、その名品たちに連なる口紅のマスターピースが誕生しました。

メゾン発祥の地「パリのカンボン通り31番地」から命名された『トランテアン ル ルージュ』。美しいガラスのドレスに包まれた口紅の秘密を解き明かしていきましょう。

デザイン、カラー、テクスチャー…ガブリエル シャネルの美意識が宿る究極の逸品が誕生!

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シャネル トランテアン ル ルージュ  8 ルージュ フェティシュ ¥25,300(店舗限定発売)

光をはらんだガラスのケース。流行を超えた「スタイル」のあるカラー。何もかもが新しいタイムレスな「ガラスの口紅」が人生を変える

ジュエリーのように精密なカッティングによって、クリアな光を放つガラスのケース。キャップを閉めるとふたつのゴールドのリングが重なるラグジュアリーなデザイン。その光のケースに包まれた12色のなかに、あなたと「シャネル」を結ぶ運命のカラーが見つかるはず。

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ガブリエル シャネル (C)CHANEL

カンボン通り31番地。上記のガブリエル シャネルの写真は、1階のブティックと2階のアトリエをつなぐアールデコ調の螺旋階段で撮影されました。彼女はそこから壁に張り巡らされた鏡を通してショーを見守っていたといわれます。

「シャネル」のクリエイションと世界をつなぐ階段と鏡。新しい口紅のコレクションは、その鏡をイメージしたガラスのケースをまとって誕生しました。そもそも彼女がステイック状の口紅を製作したのが1924年のこと。1930年代にはリフィルを交換できるケースをつくっていたという先見性にも驚かされます。

機能と美しさが共存する数々の名品を発表し、働く女性にエールを送り続けてきたガブリエル。口紅をつけない日がなかったのは、口紅には人生を変える力があり、なりたい自分になれると強く信じていたから。このガラスの口紅にも「ルージュを纏って挑みなさい」というガブリエルからのメッセージが込められています。


3人の女性開発者による革命的なクリエイション|ルックスも色も質感も斬新な口紅の秘密を徹底解説

未来へと続く「口紅のマスターピース」を目指し、4年の歳月をかけて創作された『トランテアン ル ルージュ』。メゾンの歴史を紐解くことから始まり、そのスタイルを今の感覚で表現するために、革命的なアイディアと先進の技術が盛り込まれました。開発に関わった3人のプロフェッショナルがそのバックステージを語ります。

◇開発に関わった3人の女性

シルヴィ ルガストゥロワ:パッケージ・グラフィックデザインの制作責任者

ナタリー ヴォルプ(インターナショナル イノベーションディベロップメント ヴァイス プレジデント):フォーミュラを開発

ナタリー ラスネ(シャネル メイクアップ クリエイティブ ストゥディオ ディレクター):色とトーンを構築


episode1:名前の由来|このアドレスから「シャネル」のクリエイションのすべてが始まった

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シャネル トランテアン ル ルージュ

「31 Rue Cambon」(31 リュ カンボン)。パリのカンボン通り31番地にはブティック、アトリエ、アパルトマンを有する建物が。「シャネル」のクリエイションの源流となったそのアドレスが名前の由来です。

「そこはガブリエルの鼓動が感じられる場所」とナタリー ラスネは語ります。「生活、創造、卓越性と絶え間ない興奮に満ち、しっかりと未来を見据えている特別な場所です。そうしたすべてを新しい口紅に反映したいと考えました」

episode2:ケースのデザイン|日本の匠の技で実現。薄く強固なガラスケースは誕生までに4年の歳月が

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繊細なガラスに強度をもたせ、かつ軽く仕上げるために何度も試行錯誤が繰り返された。(C)CHANEL

ダイヤモンドカットのガラスにゴールドメタルのダブルリングという画期的なデザインはフレグランスを手掛ける「シャネル」だから生まれたアイディア。

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ケースデザイン用のデッサンを描くシルヴィ ルガストゥロワ。閉めるとカチッと硬質な音がするダブルリングのデザインもこの口紅の魅力。(C)CHANEL

しかし実現するのは大変だったとシルヴィ ルガストゥロワは言います。

「ガラスをできるだけ薄くして耐久性をもたせることが最大の難問でしたが、解決へと導いたのは熟練の技をもつ日本の職人でした。ガラスの繊細さと高貴な金属の組み合わせによって、完璧で合理的な美しさを実現できたのです」

episode3:ケア効果と成分|処方のこだわりが実現させた究極に美しい唇

「すべてを備え、すべてを実現してくれる口紅」。それがミッションだったと明かすのはフォーミュラの開発を担当したナタリー ヴォルプ。75%の自然由来成分で発色と質感の美しさと長時間持続を目指すのは並大抵のことではなかったはず。

「“シャネル” が独自栽培するガーデニアから抽出したオイルや植物由来のワックスを配合したことが、シルキーでなめらかなつけ心地に。またマラクジャ オイルの配合が唇にハリを与え、立体的に見せることに成功しました」

episode4:リフィラブル|ケースはひとつでもリフィルを揃えたら口紅ワードローブが広がる

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リサイクル可能なアルミ製のリフィルは携帯に便利なキャップ付き。リフィルがガラスケースと一体化するように収めるためには緻密な設計と技術を要したが、それも日本の職人の技によって実現。(C)CHANEL

「1935年までにガブリエルはリフィラブルタイプの口紅を開発していました」と驚きの事実を教えてくれたのはシルヴィ。それだけにリフィルのデザインにも注力。アルミを採用したことでガラスの透明感がアップし、あの螺旋階段を思わせる鏡のような効果が生まれたそう。

※掲載商品の価格は、税込みです。

問い合わせ先

シャネル カスタマーケア

TEL:0120-525-519

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PHOTO :
戸田嘉昭(パイルドライバー)
WRITING :
松澤章子(ビューティ ディレクター)
EDIT&WRITING :
荒川千佳子、五十嵐享子(Precious)