運命の色が見つかる! 新しい色との出合いは ”シャネル” の物語を秘めた画像が導く
『トランテアン ル ルージュ』は全12色。ブティックでは、色に込められた物語を紐解きながら、運命の色へと誘うユニークなコンサルテーションが体験できます。
スタッフがタブレットを使って見せてくれるのは、本店である ”カンボン通り31番地” に由来する画像。アトリエ、アパルトマン、クリエイション(ブティック)にまつわるエピソードを聞きながら、最も心惹かれるフロアを選びます。
するとそれぞれの画像に紐付く4色の口紅が紹介され、それらを実際にテスティングして好きな色を自分で決めるという仕組みになっています。興味を惹かれる画像やエピソードがあったら口紅の色番号をチェック!
今回は、新色から「アトリエ」に由来する4カラーをピックアップして、クリエイションにまつわるエピソードを紐解きます。
◇LES ATELIERS
最上階のアトリエは「シャネル」のクチュールが生まれる場所であり、そこから世界へと拡散したクリエイションすべての起源ともいえる聖地。新しい口紅もまた、この場所からインスピレーションを受けて4色が創り出されました。
(画像上から)5:正装感のある赤
ガブリエルがブティックに現れると知ると、お針子やモデルたちは緊張感と胸の高鳴りを抱えて出迎えたそう。そのときにみんなが纏うことになっていた口紅の色が朱色寄りの赤だった。【口紅の色番号は「5」】
9:伝説のツィードジャケットのブレード
代表作となったツイードのジャケット。その前立てにアクセントとして配されたブレードがラズベリー レッド。蠱惑的でエレガントな色が視線を引きつけ、忘れがたい印象を残した。【口紅の色番号は「9」】
4:シルクやシフォン、軽やかな生地の赤
ドレスやブラウスなど、ソフトな素材を扱うアトリエに溢れているのはシルクやシフォンといったテキスタイル。軽やかなテクスチャーをカラーで表現するとフレッシュで明るいレッド ピンクに。【口紅の色番号は「4」】
7:ミステリアスなアトリエの扉
アトリエの入り口となる扉には「マドモアゼル プリヴェ」という文字が。シンプルな書体にレッド ウッドの色使いがどこか謎めいていて想像をかき立てる。【口紅の色番号は「7」】
◇アトリエから生まれた4色
メゾンの歴史やクリエイション、ガブリエル自身が愛したもの…数々のエピソードから生まれた12色の『トランテアン ル ルージュ』。
それはオートクチュールレベルの精巧な技術で設計され、どれもが唯一無二の個性をもった先鋭のカラーたちです。色の魅力を最大限に引き出す処方が考えられていて、質感はマザー オブ パールの上品な輝きを生かしたサテン フィニッシュ。
一堂に会したカラーを眺めるとレッド系が多いことに気がつくでしょう。赤という色に対するガブリエルの思いが特別であったことが、その理由です。本店の各フロアに紐づく3つのグループの中から、今回は「アトリエ」から生まれた4つのカラーをご紹介します。
7 ルージュ プリヴェ
赤を形容する言葉はいろいろあるけれど、ミステリアスという言葉がぴったりとあてはまるのは、こちらのレッド ウッド。落ち着いたブラウンのニュアンスで知性を語る口元に。
9 ルージュ タイユール
色名はスーツ類を仕立てるアトリエ「タイユール」から。伝説のジャケットを彩ったブレードと同様、ビビッドなラズベリー レッドは肌を白く透明に見せる最高のアクセント。
5 ルージュ プルミエ
数あるレッド系のなかでも、朱色がかった赤はフォーマルなムードがありつつ、つける人を選ばない万能カラー。ガブリエルを出迎える際にモデルやお針子たちがつけた口紅の色から着想。
4 ルージュ フル
オートクチュールの制作において柔らかな素材からドレスを仕立てる「フルー」と呼ばれるアトリエが色名に。軽やかなレッド ピンクをつけると表情が明るく、唇には光が躍る。
画像左/Pouch
ガラスの口紅を収めるためのスエード調のポーチもとびきりおしゃれ! 名品バッグのマトラッセ(キルティング)を思わせるデザインにダブルCのロゴが入ったボタンがアクセント。
ガラスのケースはリフィルの入れ替え可能
『トランテアン ル ルージュ』はリフィラブルなデザイン。ガラスのケースにピタリと収まるリフィルはアルミ製で、同素材のキャップ付き。例えば口紅を1本、そしてお気に入りのカラーをリフィルで何色も持って旅に出かける。そんな楽しみ方も可能に。
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
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- PHOTO :
- 戸田嘉昭(パイルドライバー)
- WRITING :
- 松澤章子(ビューティ ディレクター)
- EDIT&WRITING :
- 荒川千佳子、五十嵐享子(Precious)