美シルエットのきれいめワンピースは、それだけで上品さや優雅さを醸すことができます。そこにさらにちょっとした工夫を加えれば、どんなときでも絵になる佇まいに。さっそく3人の“ひと手間テクニック”をチェックしてみましょう。

■1:エミリー・ラタコウスキーは…赤ブーツを投入しスパイス香る赤ワンピーススタイルをつくる

スクエアネックでデコルテを美しく見せたら、潔くネックレスを省くと洗練が宿ります。
スクエアネックでデコルテを美しく見せたら、潔くネックレスを省くと洗練が宿ります。

2023年9月29日、パリの街中でキャッチされたモデル、俳優のエミリー・ラタコウスキー。数年前からモードコーディネートの起爆剤として赤ブーツを取り入れている彼女は、この日もマットなツヤを放つ赤ブーツを愛用していました。着用したきれいめワンピースは、スクエアネックとフィット&フレアのシルエット、そして黒というカラーがクラシカルなタイプのもの。素材切り替えなので、1枚でもこんなに立体的。ここに同色のブーツやパンプスを加えても素敵ですが、上級者な赤ブーツを指名すれば、強い配色になりモード感たっぷりにまとまります。

■2:アマル・クルーニーは…コートを重ね鮮やかグリーンを部分的に覗かせることで立体感をオン

耳元できらりと光る小ぶりのイヤリングがさりげないアクセントに。
耳元できらりと光る小ぶりのイヤリングがさりげないアクセントに。

2023年9月26日、NYの国際連合本部を訪れた国際弁護士のアマル・クルーニー。クラシカルなワンピーススタイルに定評がある彼女はこの日、高揚感がありながらも品の良さをしっかりキープしてくれる鮮やかグリーンのワンピースを着用していました。そのブライトカラーで1枚でも十分威力のあるワンピースですが、同じ丈感のコートを重ね部分的にグリーンを覗かせれば、立体感が高まります。レイヤードしているからこそ、程よい落ち感が生まれ歩くたびにしなやか。明るいカラーを黒バッグとパイソン柄パンプスで引き締めフィニッシュ。

■3:エヴァンジェリー・スマイルニオタキは…同色のレザーベルトでメリハリと奥行きを授ける

イヤリングとベルトのゴールドで、ベーシックカラーの装いに華やぎを添えて。
イヤリングとベルトのゴールドで、ベーシックカラーの装いに華やぎを添えて。

2023年9月21日、セルジオ ロッシのアーティスティックディレクターを務めるエヴァンジェリー・スミルニオタキを、ミラノ ファッションウィーク開催中のストリートでスナップ。きれいめワンピース代表格のシャツワンピースは、秋らしく落ち着いた印象のカーキを選びつつ、イレギュラーヘムのディテールでモダンさを演出しました。Iラインが綺麗なワンピースは、同色のレザーベルトでウエストマークすれば、くびれが強調され優雅さが倍増します。異素材だからこそ、奥行きをつけることにも成功。カーキのシックさを高めてくれる黒パンプスを加えたら、仕上げに真っ白なバッグを携えキレよくまとめました。


大人の魅力を引き立ててくれる「きれいめワンピース」。単体でも十分素敵ですが、はっとするような小物を加えたり、アウターを重ねることでリズミカルに誘導したり… ちょっとしたひと手間で着映え力がアップするので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香