フェミニンスタイルはちょっぴり辛口に、カジュアルスタイルはどこかに緊張感を作って… どんなテイストでもお洒落を思い切り楽しんでいるオリヴィア。秋らしいアースカラーを使った装い、定番のモノトーン、気分の上がるカラーコーディネートをピックアップしました。
■1:辛口フェミニンは穏やかなアースカラーでまとめ品よく
2023年9月22日、ミラノ ファッションウィーク開催中にショー会場を訪れたオリヴィア。まろやかなベージュのニットプルオーバーに、カーキのハイウエストIラインスカートを合わせきちんと感を意識。そこに淡いグレイッシュグリーンのナイロンアウターを重ねることで、調和を取りながら立体感を授けました。コーディネートがいっきにモダンに整った理由は、パイソン柄のロングブーツの存在です。すっきりとしたシルエットの上下にマッチする形で、縦長効果が倍増しています。全体を落ち着きのあるアースカラーでまとめているからこそ、辛口ブーツがハードに傾きすぎる心配もありません。
■2:定番モノトーンは素材にこだわることで無難に留まるのを回避
NYの街中でキャッチされたこの日は、ファッショニスタらしいモノトーンスタイルを披露しました。ローライズが今っぽいティアードスカートは、ノースリーブシャツとのセットアップ。シャツのインに黒カットソーを忍ばせつつ、足元には程よい重厚感のあるレースアップブーツを迎え、白と黒を小気味よくリピート。そこにさらに、アーム部分がシアー切り替えになった黒ブルゾンを加え表情をつけることで、無彩色の装いに奥行きをプラス。仕上げに鮮やかなイエローと黒のバイカラーバッグを携え、モノトーンをフレッシュに誘導しました。
■3:抜け感のあるスニーカースタイルはポジティブカラーで遊び心を添える
別日にNYのワシントン・スクエアでキャッチされた際には、オリヴィア流カジュアルコーディネートを見せました。ポジティブムード満載の朱色のセットアップは、付かず離れずなシルエットでリラックスムードを両立。そこにマスタードイエローのスニーカーを加え、遊び心のあるカラーブロックコーディネートにチャレンジ。ベージュとブラウンの配色が秋らしいシャツを重ねれば、色の強さを程よく中和することができます。バッグもシャツの色とリンクしベージュの面積を増やせば、鮮やかに色づいて行く街路樹や街並みにマッチする着こなしが完成です。
アースカラー、モノトーン、ブライトカラーを使った、オリヴィア・パレルモのモードコーディネートをお届けしました。芸術の秋やスポーツの秋リストに、お洒落の秋を加え、改めてファッションを楽しんでみてくださいね。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- EDIT&WRITING :
- 阿部芙美香