2023年、ケース径30mm台の「女性のための」サイズ、意匠の新作が次々に発表されている“ロイヤル オーク オートマティック” 。ラグジュアリースポーツウォッチの代名詞であり、世界中の人々の憧憬を集めるこのウォッチコレクションから、この秋、初めてオールホワイトセラミックのモデルが発表されました!
新鮮なリッチインパクトを放つ、オールホワイトの“ロイヤル オーク”
ピュアでリッチな純白をまとった新しい“ロイヤル オーク オートマティック”! 2021年に誕生したブラックセラミックモデルに続いてリリースされたオールホワイトの新作は、ラグジュアリースポーツウォッチの頂点で輝き続ける名品の無限の可能性を示しています。
「オールホワイトセラミックのラグジュアリーウォッチ」といえば、多くの人が「シャネル」の“J12”を連想することでしょう。2013年、今からちょうど10年前に発表した“J12”のホワイトは、時計界のみならずファッション界にも大きな衝撃をもたらし、ラグジュアリーウォッチの歴史にひとつの金字塔を打ち立てました。
その後さまざまなブランドが追随し、ホワイトセラミックのモデルを発表しましたが、“J12”がもたらしたインパクトがあまりにも強く、完成度も高かったためか、いつの間にかフェードアウトしていったモデルも。現在も展開しているブランドはありますが、やはり「オールホワイトセラミックのラグジュアリーウォッチ」はほぼ「シャネル」の独断場でした。そこへ今回、「オーデマ ピゲ」が最強のアイコンに、この色、素材を投入したのです。
ブラックセラミックのモデルを発表してから約2年後のリリースとなった今作。ホワイトセラミックはブラックセラミックより硬いため、より高い製造技術を要します。そこは名門マニュファクチュール、きっと一切の妥協を許さず時間をかけ、硬度が非常に高いホワイトセラミックという難素材に矜持もって対峙したのでしょう。サテンとポリッシュ、ふたつの仕上げを組み合わせることで、今までにはなかった唯一無二のオールホワイトセラミックのタイムピースに!
また、八角形のべゼルに配された8個のビスや、インデックス、針のピンクゴールドがホワイトセラミックに艶やかに映え、洗練されたリッチ感を醸し出します。
女性の華奢な手首に自然にマッチするフェミニンなサイズ感
スポーティでいながらどこかエレガンスも漂わせる、オールホワイトセラミックの“ロイヤル オーク オートマティック”。ケース径は34mmと、現行の「ロイヤル オーク オートマティック」のなかでは最小のサイズです。シルバーカラーのダイヤルには“ロイヤル オーク”の重要なデザインコードのひとつである「グランドタペストリー」パターンが施され、アプライド(立体的な)インデックスと「ロイヤル オーク針」のピンクゴールドと華やかなコントラストを奏でます。
前回お届けしたスノーセッティングダイヤモンドのハイジュエリーモデル、そしてこのオールホワイトセラミックと、ブランド初の挑戦を重ねている「オーデマ ピゲ」。次回は新名品と呼び声の高い“CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ”から発表されたばかりの、新サイズモデルをご紹介します!
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
問い合わせ先
関連記事
- 【オーデマ ピゲ】狂おしいまでに美しく輝く、“ロイヤル オーク” 初のスノーセッティングモデルが誕生!
- 渋谷ヒカリエ ShinQsに「フランク ミュラー」コンプリケーションウォッチの新コンセプトサロンが誕生
- 【最新トランスフォーマブル名品】JAEGER-LECOULTREの『レベルソ・クラシック・スモール・デュエット』
- TEXT :
- 岡村佳代さん 時計&ジュエリージャーナリスト