「鳩合」ってなんと読む?「はとあい」ではありません!
明日・11月6日は『お見合い記念日』です。1947(昭和22)年のこの日、東京の多摩川河畔で、結婚紹介雑誌の主催の大々的なお見合いパーティーが開催されたことに由来します。ときは第二次世界大戦終戦から2年後、「戦争で今期を逃した人たちに機会を」という趣旨で、なんと386人もの参加者があったそう。現代では「お見合い」による結婚は昔より減ったイメージですが、合コンやネットのマッチングサービスなども、広い意味では「お見合い」のひとつかもしれませんね。ということで、本日は「合」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「鳩合」ってなんと読む?
「鳩合」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「集め合わせること。また、集まり合うこと」という意味の言葉です。
<使用例>
「お見合いパーティーに400人近い人々が鳩合するとは、すごい盛況だったのね」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 鳩合(きゅうごう) です。
「鳩(はと)」という字には、鳥の鳩のほか、「集める。集まる」という意味、また、「安んずる。安らか」という意味がございます。「鳩合(きゅうごう)」では「集める。集まる」の意ですね。確かに鳩は、公園などで、たくさん集まっている鳥、というイメージです。
さて、2問目にまいりましょう。
【問題2】「生不合」ってなんと読む?
「生不合」という日本語の読み方をお答えください。
ヒント:「あまり暮らしが豊かでないこと。ちょっと金に困っているさま」という意味の言葉です。
<使用例>
「学生は生不合なケースもあるでしょうから、社会人よりは会費の金額を下げてあげたいですね」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 生不合(なまふごう) です。
「豊かでない」「お金がない」などの状況は、そのまま言葉にするのはちょっと…と迷うこともあるでしょう。そういうときに使えるのが「生不合(なまふごう)」という表現です。大人の語彙として覚えておきたいですね。
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本日は、11月6日『お見合い記念日』にちなんで、「合」という字の入った日本語から、
・鳩合(きゅうごう)
・生不合(なまふごう)
の読み方をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/『tenki.jp』(日本気象協会)/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱