クルーズでは4つの島を7泊8日で巡ります!

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フランス領ポリネシアの首都、タヒチ島パペーテから、ル ポール ゴーギャンは出港し旅が始まります。北西200kmにあるフアヒネ島、モツ・マハナ島の小島、プライベートアイランドのタハア島、ボラボラ島、モーレア島を訪れ、またパペーテへ帰港するという航路です。

タヒチ島からソシエテ諸島をクルーズするル ポール ゴーギャンは、上の地図の航路を巡ります。画家ポール・ゴーギャンやアンリ・マチスといった著名なアーティストが魅了されたソシエテ諸島は澄み切った海と珊瑚礁に囲まれ、眺めているだけで吸い込まれそうな美しさ。各島へは毎日朝から夕方まで30分おきに2階立てのボートが、停舶しているル ポール ゴーギャンより出ています。好きなタイミングで、いざ島へ。それぞれの島の散策やショッピング、シュノーケリングをはじめマリンスポーツを楽しみます。では、エディターSがおすすめする各島でのアクティビティを見ていきましょう。

フアヒネ島ではビーチピクニックでリラックス

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フアヒネ島から見た、海に停泊するル ポール ゴーギャン号。PHOTO/Tahiti Tourisme

フアヒネ島はタヒチのなかでもまだあまり観光地化されておらず、どこかのどかな雰囲気が漂っています。緑濃い山と眩しくなるほど白砂のビーチがあり、大自然に身を任せてゆったりと過ごしてたまにはデジタルデトックスを。港に着くと、シャトルバスが出ていてタウン近くのビーチまで送迎してくれます。船旅2日目のエディターSはまだ時差ボケもあり、シュノーケリングしながらビーチで過ごすことに。タウンには地元で採れたばかりのフルーツや食材を扱うマルシェが開催され、小さなショップやスーパーも立ち並んでいました。

地元アーティストが手描きするカラフルなパレオも

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エディターSはビーチにあるショップで発見しましたが、工房を訪れるとデザイナーさんに会える可能性も。PHOTO/Teriitua Maoni

フアヒネ島在住のデザイナー、ナタリーさんがつくるパレオを扱うショップも。パレオは水着の上から巻き付けるだけでなく、ビーチマットやピクニックシートとしても使えて、南の島ではマストアイテムです。ナタリーさんが描くパレオは色鮮やかなベースのカラーに、大きなフラワーモチーフが大胆に描かれた迫力の仕上がり。

プライベートアイランドではまさにリゾート気分を堪能

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ル ポール ゴーギャンのクルー、レ・ゴーギャンズ。エンターテインメントはもちろん、さまざまなワークショップをサポートしてくれる頼もしい存在です。

ポリネシアで最初に黒真珠の養殖が始まったというタハア島。その一部にル ポール ゴーギャンの乗客専用の小島、モツ・マハナがあります。ボートに乗って入島すると、まず海辺でスタッフがポリネシアンミュージックを演奏しながらお出迎え。ビーチ周りにはココナッツの木が立ち並ぶ周りにデイベッドがたくさん配置され、まるでリゾートホテルのような雰囲気の中、ラグジュアリーな気分で日光浴ができます。スタッフが常駐するビーチバーが設営され、ル ポール ゴーギャン内と同じようにフリーフロー。リラックスして過ごせるので、ついつい飲みすぎてしまいます。ランチは採れ立てのシーフードや肉、野菜を炭火焼きしたバーベキューやサラダなどをビュッフェにて提供。自分の好きなタイミングで海に出たり入ったりしながら、開放感あるビーチサイドでのランチは、最高に贅沢。

澄み渡るブルーが美しい海を眺めながらビーチサイドでゆったり

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こちらのプライベートアイランドではデイベッドが自由に使えるので、リラックスして過ごせます。

透明度があるきれいな水質のビーチなので、シュノーケリングに適しています。色鮮やかな魚は珊瑚礁の脇に隠れていることが多く、そんなスポットを探すと潜っている海中の近くでたくさんの魚と出会えます。

またこちらではパドルボードを楽しむことも可能。波がなく穏やかな海なので、初心者でも立ち上がりやすいそうです。水面で周りの海の色のグラデーションや島を眺めると、またいつもとは違ったビューが広がり新鮮です。

山頂から白砂のビーチや点在する水上コテージの絶景を望む

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ボラボラ島オフロードアドベンチャー(所要時間3.5時間)$129。

ソシエテ諸島でいちばん有名なボラボラ島は、タヒチの北西240kmに位置し点在する水上コテージはすばらしい景観を生み出しています。外海から大型船が通れる唯一の水路の奥にあるのが最大の村、バイタペです。港に着くとおしゃれなアートギャラリーやブティックとともにローカルのスーパーが立ち並び、お土産探しにもぴったりです。全世界の9割以上がタヒチで養殖されているという南洋パールをショッピングして旅の思い出としても。

また港からは30分おきにシャトルバスが運行されていて、島の南にある世界でもっとも美しいとされるマティラビーチへも楽に移動できます。

ボラボラ島での停泊は2日あるので、1日は島の散策、もう1日はビーチでゆっくりというように、自分で旅の予定を立てられます。せっかくのボラボラ島、有料のオプショナルツアーに申し込むのもいいのでは。マリンスポーツ系も大充実していますが、山の頂上から海の絶景を眺めるのもあり。島を周遊しながら、最高峰であるオテマヌ山の展望台へ。いつも海の上にいるクルーズと対照的な景色は、またひと味違って感慨深いものです。

珊瑚礁を間近にカヤックに乗って極上のエクササイズを

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ル ポール ゴーギャン船尾のウォータースポーツ・アリーナにて、カヤックは無料でレンタルできます。

ブルーのグラデーションカラーが美しいボラボラ島だからこそ、その透明度を目の前で堪能してみては。水上コテージが立ち並ぶ景色を眺めながら、カヤックを楽しむのもおすすめです。
ボラボラ島にもプライベートビーチがあり、シュノーケリングやカヤックを無料で楽しめます。

クルーズの前後に、ラグジュアリーホテルが所有する水上コテージにステイして、さらにボラボラ島の魅力そのものを実感することを検討してみてはいかがでしょうか。波の音を耳にしながら、洗練された空間で何もしない贅沢が待っていることでしょう。

透明度の高いモーレア島の海ではシュノーケリングでスイミングを楽しんで

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海水の透明度が高く、さまざまな種類の魚と泳げます。PHOTO/David Kirkland

フランスの画家、ゴーギャンがまるで「古城のようだ」と称したことで有名な島。数百万年も前に爆発した海底火山の噴火によって、ハートのフォルムができ上がったそう。険しい岩山と緑深い渓谷を見て、ゴーギャンは古城を思い浮かべたのだといわれています。

美しいラグーンはボラボラ島と同じようですが、どちらかというとひなびた印象があり、大自然の海洋を感じるのには最適です。7月~10月にかけてはザトウクジラがモーレアの海に来て、休息、交尾、出産、子育てをするそう。そのためホエール・ウォッチングのツアーも多く、エディターSも参加。でも残念ながらツアー当日は雨、風が強く非常に悪天候で、クジラとは出会えずじまいでした。

旅の最終日である翌日、気を取り直して、シュノーケリングへ。透明度の高い海の中にはたくさんの色鮮やかな熱帯魚を発見でき感動しました。

潜らなくてもこんなに大きなエイが見られることも

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膝までの深さあたりでもエイが出現するとのことでした。PHOTO/Tahiti Tourisme

運がよければ、ボートで沖に出なくてもエイが見えることもあるようです。この旅の間に同じクルーズに参加していたル ポール ゴーギャンの乗客からこんなように肉眼でエイを見た、と耳にしました。ラッキーなら浅瀬にも出現するようなので、ぜひビーチにお出かけください。

【ル ポール ゴーギャン クルーズDATA】

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平均28℃と常夏のタヒチは蒸し暑さがなく、快適に過ごせることがうれしい。

●2024年5月4日~5月11日(7泊8日)
€3,650より
https://www.ponant.jp/products/pg040524
●2024年6月29日~7月6日(7泊8日)
€4,410より
https://www.ponant.jp/products/pg290624
●2024年8月17日~8月24日(7泊8日)
€4,160より
https://www.ponant.jp/products/pg170824

この他にも10泊以上のコースも含め、さまざまなクルーズが用意されているので、ホームページをチェックしてみてください。


ル ポール ゴーギャンのクルーズでタヒチ島のパペーテを出てフアヒネ島、タハア島、ボラボラ島、モーレア島を経て、またパペーテへ戻るという7泊8日の旅。そこで体験できるアクティビティについてご紹介しました。海のアクティビティはもちろん、のどかな島の散策や山頂へのトレッキングといったさまざまな楽しみにあふれています。優雅にリラックスして過ごす船でのクルーズ旅ですが、日中はそれぞれの島で活動的に過ごして、楽園の思い出をつくりましょう。

問い合わせ先

ポナン

https://www.ponant.jp/pages/contact

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この記事の執筆者
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PHOTO :
PONANT
EDIT&WRITING :
佐野有紀