ニットにかけてはイタリアに並ぶものはありません。今回はイタリア発信の新進ラグジュアリー・ブランド「マチルダ カシミヤ」の2018年秋冬コレクションレポートをパリから皆様にお届けします。

注目ニットブランド「マチルダ カシミヤ」の展示会をレポート! 

このニットコレクションを生産、販売しているのはイタリアで1944年に創業したメーカー、ジャナンジェリー社です。このメーカーは、熟練した職人による卓抜したテクニックが自慢。数々の超有名ブランドのニットを任されてきた実績と歴史があります。

ニットとは思えない女性らしいディテールが魅力!

2018年秋冬は、歴史あるこのメゾンがイギリス人デザイナー、ポリアンナ・コットンを迎えて再スタートを切って2シーズン目となるコレクションです。イギリスの審美眼とイタリアのテクニックの融合が見どころ。

レーシーなニット。こんなに細かいディテールを表現できるのは大変高度な技術が必要だそうです。
こちらもニットでレースを表現。すごい技術です。
紺色のニットにフランスの高級レースメゾン「ソフィ・アレット」の黒のレースが組み合わされています。美しい「ソフィ・アレット」のレースは、ロマンチックで女性の憧れ。
こちらはグレーのニットと黒のレースの組み合わせでデザインが異なります。お袖部分に特徴がありますね。

上の白いニットが代表的ですが、このブランドは、細いヤーンであるモンゴル産のアラシャン・カシミヤを使ってニット・レースを実現するなど、最高級の素材を使い、高度なテクニックを駆使しています。

女性はこの繊細な美しさにみんなうっとりするはず。

インターシャでグラフィックな模様を実現。
何色も使いつつ、細かい網目の模様入り。
ポンチョです。いろいろなオシャレが楽しめそう。
こちらはスポーティーなブルゾンタイプ。シックなパンツスタイルが完成します。

デザイナーのポリアンナは、画家ミルトン・エイブリーが描いた絵画からインスピレーションを受けたそう。優しい色彩のピンクやグリーン、ブルーと、暖色のバーガンディーや深いネイビーを混在させる色使いなど、やわらかく繊細な雰囲気を表現しています。

そしてポリアンナは、'60年代ごろのレトロ・スタイルを提案。ニットをアンサンブルのようにトータルで着こなせるルックを探求しています。 また、パフスリーブ、ラッフルやレースが施された裾、ポインテールのホールのように繊細なディテールがフェミニンで素敵です。

中間色まで綺麗に実現できているのは、さすがニットの伝統国イタリア。
まだ30代の社長、ジャンフランコ・ジャナンジェリーさん。ちょっとスティーブ・ジョブスっぽい?!

「マチルダ カシミヤ」は、日本ではサードカルチャーのエクスクルーシヴ販売となります。どこにでもあるものではない点にも、おしゃれにこだわりのある女性に響きますよね!

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この記事の執筆者
某女性誌編集者を経て2003年に渡仏。東京とパリを行き来しながら、食、旅、デザイン、モード、ビューティなどの広い分野を手掛ける。趣味は“料理”と“健康”と“ワイン”。2013年南仏プロヴァンスのシャンブル・ドットのインテリアと暮らし方を取り上げた『憧れのプロヴァンス流インテリアスタイル』(講談社刊)の著者として、2016年から年1回、英語版東京シティガイドブック『Tokyo Now』(igrecca inc.刊)を主幹として上梓。