冬に爪が割れやすい原因は、ずばり乾燥のせい。肌と同じように、爪にも保湿が必要です。ハンドクリームやネイルオイルでケアされている方が多いと思いますが、それでもケアが追いつかないときに見直していただきたいネイルケアについて、トップネイリストの渡邉季穂さんに教えていただきました。
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“落とす”と“守る”を見直せば、自爪は格段に強くなる!
「冬は肌と同じように爪も乾燥します。そして、乾燥すると爪は割れやすくなります。ハンドクリームやネイルオイルでケアされている方はケアの回数を増やしてみるといいですよ。それ以外にも、爪が割れるのを防ぐコツがいくつかあります。マニキュアやジェルネイルを“落とす”ときアイテムによっては、爪が乾燥しやすくなります。また、爪の長さや薄さも割れに関係してきます。栄養を与えたり、物理的に爪に厚みを加えたりして“守る”工夫を。どれもセルフケアで取り入れやすいことばかりですので、ぜひお手入れを見直してみて強い爪を育んでください」(渡邉さん)。
“落とす”ケアで気をつけたいリムーバーについて
「マニキュアやジェルを落とすときに使うアセトンは、爪をとても乾燥させてしまいます。マニキュアはアセトンの入っていない“ノンアセトン”タイプでも十分落とせるので、マニキュア派の方は見直してみてください。リムーバーをノンアセトンにするだけで、爪の乾燥が約50%軽減できます。ジェルを落とすときはアセトンが必要になりますが、爪1本オフしたらすぐにネイルセラムやオイルなどを塗って保護すると乾燥が防げます。これは私のサロン『uka』でも徹底して行っているのですが、1本オフしたら1本塗るようにして時間をあけずに保湿ケアすることが大事です」(渡邉さん)。
“守る”ケアで必要なことは4つ
1)爪の長さを短めにする
「爪はぶつけた時に割れてしまうので、短めにしておくとダメージが少なくて済みます。これだけ爪にも自分にもストレスが減るので、ぜひお試しを」(渡邉さん)
2)ベースコートやジェルシールで爪に厚みを出す
「爪に厚みを出すと割れにくくなります。マニキュアを塗らない方でも、透明のベースコートだけでも塗っておくことをおすすめします。爪に艶があるだけで手元が綺麗に見えますし、透明ならマニキュアが禿げてしまっても目立ちにくいのですよ。また、サロンに通う時間がない方は、セルフでできるジェルネイルシールがおすすめ。今どきのジェルネイルシールは、色の再現性が高くなっていて使いやすいカラーがたくさんあります。爪の表面を削る必要がないので爪に負担が少ないですし、マニキュアよりもモチがいいというメリットがあります」(渡邉さん)。
3)指先をマッサージして血流を良くする
「爪は根本の部分でつくられています。そこに栄養を与えてあげる必要があり、栄養は血液が運んでくれます。冬は指先が冷えやすい=血流が悪いということなので、ハンドクリームやネイルオイルを塗るタイミングで指をマッサージをしましょう。指先が赤くなるくらいギュッとつまむと、血流がUPしますよ」(渡邉さん)。
4)美容成分の高いネイルセラムを取り入れてみる
「年齢とともに爪もエイジングが進みます。このセラムを1日5回塗るようにしたら、爪の縦線が消えて、乾燥しにくくなりました。やはり爪にも美容液は必要だと実感しています」(渡邉さん)。
爪は自分の目にも留まりやすいので、綺麗だと気分も良くなりますよね。渡邉さんが教えてくださったコツはどれもセルフケアで簡単に取り入れられるので、ぜひ参考になさって美爪を育んでください。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- 越後有希子