桜の蕾がほころび始め、少しずつ春らしくなってきた今日この頃。どこへお花見に行こうかと悩んでいる方も多いのでは? 3月中旬から4月上旬には、桜にちなんだイベントが数多く開催されます。せっかくなら、この時期だけ楽しめるグルメや庭園とともに、美しい桜を愛でたいところ。

そこで今回は、ゆっくりとくつろぎながら桜を鑑賞できる、東京都内のお花見イベントを6つご紹介します。夜空に浮かび上がる幽玄な夜桜に、この時期だけ自由散策できる日本庭園の桜。さらには、アートで街全体が春一色の日本橋や、春の味覚を堪能する高級ホテルのブッフェなど。

いつもとは雰囲気の異なる景色をゆったりと楽しむことができる催しの数々、要チェックです!

■1:名園の夜に浮かび上がるしだれ桜。六義園の「しだれ桜と大名庭園のライトアップ」@駒込

ライトアップされた、六義園のシンボルともいえるしだれ桜 / 公益財団法人東京都公園協会

小石川後楽園と並んで江戸の二代庭園に数えられる、六義園。その六義園で春の風物詩として親しまれている「しだれ桜と大名庭園のライトアップ」が今年も開催されます。3月21日〜4月5日の期間中は、開園時間が21時まで延長。日没後にはしだれ桜をはじめ、美しい庭園がライトアップされます。

ライトアップされた庭園はいつもとは異なる雰囲気です / 公益財団法人東京都公園協会

高さ15m・幅20mの大きな樹木から滝のように流れ落ちるしだれ桜は、圧巻の一言。ライトアップされた桜や日本庭園は、幻想的で、いつもとは違った六義園の表情を見せてくれます。

「しだれ桜と大名庭園のライトアップ」期間中は、園内の茶屋も営業時間を延長しています。夜桜を眺めながら甘味やお抹茶をいただく、風流な大人のお花見を楽しんでみては? 

開催情報

六義園「しだれ桜と大名庭園のライトアップ」
期間/2018年3月21日(水・祝)〜4月5日(木)
時間/9:00〜21:00(※最終入園は20:30)
予約の有無/不要
入園料/一般 ¥300/65歳以上 ¥150
/※小学生および都内在住・在学の中学生は無料
住所/東京都文京区本駒込6-16-3
URL  http://www.metro.tokyo.jp/tosei/hodohappyo/press/2017/11/29/05.html

■2:名品に咲く桜と、庭園に咲く桜。東京国立博物館の「博物館でお花見を」 @上野

国宝/花下遊楽図屏風(部分)/狩野長信 筆/江戸時代・17世紀/本館2室(国宝室)

日本の心ともいえる桜は、古来より人々に愛され、多くの作品で描かれてきました。東京国立博物館で開催される「博物館でお花見を」は、そんな桜にまつわる作品を、お花見の時期に合わせて展示するイベントです。室町時代や江戸時代の桜を描いた絵画、桜をモチーフにした工芸品、サクラ材の仏像などの作品が並び、時代を超えて愛されてきた桜を楽しめます。

5つの茶室を有する庭園で、ゆったり花見を楽しめます

また、東京博物館本館の北側にある庭園は、桜の開花時期限定で一般開放され、自由に散策できます。豊かな緑の中に花開く桜はもちろん、池を中心に並ぶ5棟の茶室や珍しい樹木などもこの時期だけ楽しめるポイント。3月30日(金)・31日(土)、4月6日(金)・7日(土)には、夜間の桜ライトアップも予定されています。

名画に咲く桜と、庭園に花開く桜を愛でる。東京国立博物館だからこそ楽しめるお花見です。

開催情報

東京国立博物館「博物館でお花見を」
期間/2018年3月13日(火)〜4月8日(日)
時間/9:30〜17:00
/- 金曜日・土曜日/9:30〜21:00
/- 4月1日・4月8日/9:30〜18:00
/※最終入館は閉館の30分前まで
休館日/3月19日(月)
予約の有無/不要
入館料/一般 ¥620/大学生 ¥410
/※高校生以下および18歳未満、70歳以上は無料
住所/東京都台東区上野公園13-9 東京国立博物館
URL  http://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=5&id=9509

「春の庭園開放」
期間/2018年3月13日(火)〜5月20日(日)
時間/10:00〜16:00
ライトアップ/3月30日(金)、31日(土)、4月6日(金)、7日(土)
/※ライトアップ実施日は19:30まで開園
/※悪天候の場合、中止の可能性あり
予約の有無/不要
料金/博物館入館料に含まれます
URL http://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=5&id=9510

■3:篝火の炎で幻想的に揺らめく夜桜。大宮八幡宮の「大宮八幡 桜まつり」@杉並

神社の境内に咲き乱れる桜と揺らめく篝火(かがりび)は、厳かで風情があります

平安時代より続く、都心にありながら緑豊かで静かな境内の大宮八幡宮。桜の開花に合わせて「大宮八幡/桜まつり」が開かれます。期間中の土日に限り、午後8時まで開門され、夜間参拝が可能です。

夜の社殿前には、ろうそくの灯りが点る竹燈が並び、境内では篝火(かがりび)が焚かれます。神聖な地で揺らめく炎に浮かび上がる桜はなんとも幻想的。

期間中の土曜日には、午後6時から雅楽の奉納公演「夜桜の神遊び(雅樂と神楽の夕べ)」も開催予定。景色や音に春を感じ、風情あるお花見を楽しめます。 

篝火に照らされる夜桜の下、雅楽が優雅に響きわたります

また、旧境内であり隣接する和田堀公園の桜も「大宮八幡 桜まつり」期間中に満開を迎えます。現在、河川工事のため神社横からの通り抜けはできませんが、ぜひ大宮八幡宮と合わせて足を運んでみてください。

開催情報

大宮八幡宮「大宮八幡 桜まつり」
期間/2018年3月25日(日)〜4月1日(日)/土曜・日曜のみ
時間/〜20:00
※桜の開花状況によって期間・時間を短縮もしくは延長する可能性があります
予約の有無/不要
料金/無料
住所/東京都杉並区大宮2-3-1
URL  http://www.ohmiya-hachimangu.or.jp/632#container

「夜桜の神遊び(雅樂と神楽の夕べ)」
日程/3月25日(日)・31日(土)
時間/18:00〜
場所/大宮八幡宮内/神楽殿
予約の有無/不要
料金/無料

■4:五感で楽しむ、アートの桜並木。日本橋・八重洲・京橋エリアの「日本橋 桜フェスティバル」 

江戸切り絵をモチーフに桜並木を表現した約25mの「SAKURA TUNNEL」/©VELVETA DESIGN

今年5回目の開催となる「日本橋 桜フェスティバル」。2018年は「アーティスティックに楽しむ春」がテーマです。

日本橋室町に鎮座する福徳神社の参道・仲通りには、桜イルミネーション「SAKURA TUNNEL」が誕生。伝統的な「江戸切り絵」をモチーフにした桜の花びらで、桜並木を表現しています。夜には映像と音響の演出もあり、伝統芸術と現代アートが融合した桜を楽しめます。また、重要文化財である三井本館をはじめとする中央通り沿いの施設も桜をイメージしたライトアップで彩られ、夜の日本橋が桜色一色に染まります。

街中が桜色にライトアップされる「桜ライトアップ」

期間中は町中のお店約150店舗で、春や桜をモチーフにしたメニューを食べ歩ける「日本橋桜メニューウォーク」も予定。参加店舗でもらえるスタンプを3つ集めたら、豪華景品の当たる抽選に参加可能です。

日本橋のお店約150店舗で春や桜をモチーフにしたメニューをいただける「日本橋桜メニューウォーク」も開催

3月31日(土)・4月1日(日)には「ニホンバシ桜屋台」が開かれ、日本橋に軒を連ねる名店による2日間の限定メニューをいただけます。各メニューはなくなり次第終了なので、当日は早めに行くのがおすすめです。

開催情報

日本橋・八重洲・京橋エリア「日本橋 桜フェスティバル」
期間/2018年3月16日(金)〜4月15日(日)
時間/
/- SAKURA TUNNEL 11:00〜23:00(映像演出 17:30〜20:00)
/- 桜ライトアップ 17:00〜24:00(施設により異なる)
/- 桜メニューウォーク 各店舗営業時間
予約の有無/不要
料金/無料
開催場所/日本橋・八重洲・京橋エリア
URL  https://nihonbashi-sakurafes.art/

「ニホンバシ桜屋台」
期間/3月31日(土)・4月1日(日)
時間/12:00〜18:00 (※なくなり次第終了)
予約の有無/不要
料金/無料(料理はメニューごとに価格が異なります)
開催場所/福徳神社周辺

■5:歴史ある日本庭園で、伝統文化と桜を楽しむ1週間。ホテルニューオータニの「紀尾井町桜ウィーク」 

花魁道中や着物・甲冑体験も

「紀尾井町桜ウィーク」は、ホテルニューオータニの400年以上の歴史を有する日本庭園で桜と伝統文化を楽しめるイベント。この催しは、1週間限定の開催です。

日本庭園から見上げると、満開の桜と青い松の合間からホテルニューオータニが見えます

ホテルニューオータニの日本庭園は、都心にありながら約1万坪の広さを誇ります。枯山水や緑豊かな景色に映える朱色の太鼓橋、さらには高さ6mの大滝もあり、ゆったりと散歩するだけで心安らぐ空間です。

広々としたホテルニューオータニの日本庭園

期間中は、煌びやかな着物に身を包んだ女性が優美に歩く花魁道中や日本舞踊、抜刀演武、太神楽などのステージも開催。さらに、着物の着付けや甲冑体験も用意されており、見るだけでなく体験を通して日本の伝統文化を楽しめます。

由緒ある庭園で美しく咲き誇る桜を眺めながら伝統文化を鑑賞・体験すれば、江戸の人々の心も知ることができそうです。

開催情報

ホテルニューオータニ「紀尾井町桜ウィーク」
期間/2018年3月30日(金)〜4月5日(木)
時間/
/- 3月30日(金)/17:00〜19:00
/- 3月31日(土)・4月1日(日)/10:00〜16:00
/- 4月2日(月)〜5日(木)14:00〜16:00
予約の有無/不要
料金/無料(※一部イベントは有料)
住所/東京都千代田区紀尾井町4-1
URL  http://www.newotani.co.jp/tokyo/event/2018/sakura_week/index.html

■6:ミシュランガイド東京2018 最高ランクのホテルで、桜を愛でながらいただくグルメ。ホテル椿山荘東京の「桜ブッフェ2018 〜ラクレットチーズと春の恵み〜」 

広大な庭園では、三重塔と並ぶ満開の桜も。様々な表情の桜を楽しめます

ミシュランガイド東京2018で最高評価の「5パビリオン」を獲得している、ホテル椿山荘東京。その庭園には、約20種120本の桜が植わっています。早咲きの河津桜に始まり、3月はソメイヨシノ、4月は遅咲きの八重桜と、華麗な桜が次々に花開きます。初夏には蛍も舞うほど澄んだ水と空気の庭園を、ゆったりと歩きながら眺める桜は、忙しい日常を忘れてホッと一息つける時間です。

また、庭園を散策すると、お腹が空いてくるもの。そこで楽しみたいのが、この時期のホテル椿山荘東京 恒例イベント「桜ブッフェ」です。

ラクレットチーズや人気の握り寿司をはじめ洗練された料理が並ぶディナーブッフェ

「桜ランチブッフェ」「桜ディナーブッフェ」どちらも開催されますが、今回ご紹介したいのはディナーブッフェのメニュー。今年は、芳醇な香りが大人気の、とろける北海道産ラクレットチーズを使ったメニューが登場します。

とろ〜りアツアツのラクレットチーズも贅沢に登場!(目の前での演出はディナーのみ)

目の前で温野菜のプレートに、「大きなチーズからとろけたチーズがこぼれ落ちる」様子を見られます。ほかにも、旬の食材を使った料理や人気の握り寿司など、豪華メニューが目白押しです。

咲き誇る桜を満喫し、一流ホテルのシェフが腕をふるった料理を心ゆくまで堪能する。そんな優雅な午後はいかがですか?

開催情報

ホテル椿山荘東京「桜ブッフェ2018 〜ラクレットチーズと春の恵み〜」
「桜ディナーブッフェ」
期間/2018年3月16日(金)〜4月8日(日)
/※予約人数が最少催行人数に満たない場合、取り止めになる場合もあります
時間/受付18:30〜/食事 19:00〜21:00
/※日にちにより、開催時間が異なる可能性があります
予約の有無/要予約
料金/大人¥8,500/小学生 ¥3,500/幼児(3歳〜)¥2,000

「桜ランチブッフェ」
/※ラクレットチーズの演出はディナーのみ
期間/2018年3月1日(木)〜4月8日(日)
/※予約人数が最少催行人数に満たない場合、取り止めになる場合もあります
時間/受付11:30〜/食事 12:00〜13:30
/※日にちにより、開催時間が異なる可能性があります
予約の有無/要予約
料金/大人 ¥4,800/小学生 ¥2,600/幼児(3歳〜)¥1,600

住所/東京都文京区関口2-10-8
URL  https://hotel-chinzanso-tokyo.jp/cms/front_hct/hotel_event_plan_detail/preview/chinzansotokyo/chinzansotokyo/235a263b46931b2

以上、都内で楽しめるお花見イベントを6つご紹介しました。今年のお花見はいつもと少し変えて、ゆったりと優雅な楽しみ方をしてみませんか?

この記事の執筆者
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EDIT&WRITING :
廣瀬 翼(東京通信社)