ジュエリーと宝飾芸術の学校「レコール」が新たな美術展『ダニエル・ブラッシュ展 ― モネをめぐる金工芸』を開催

21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3
会場となる「21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3」。

ヴァン クリーフ&アーペルの支援のもと開校した、ジュエリーと宝飾芸術の学校「レコール」による美術展『ダニエル・ブラッシュ展 ― モネをめぐる金工芸』が、東京・六本木の「21_21 DESIGN SIGHTギャラリー 3」にて開催中です。

アメリカ人アーティストのダニエル・ブラッシュ
“素材の詩人”とも称されるダニエル・ブラッシュ氏。

本展は、金属加工職人であり、宝飾職人、哲学者、エンジニア、画家、そして彫刻家と、多岐にわたる芸術作品を生み出してきた現代アメリカのアーティスト、 ダニエル・ブラッシュの作品にフォーカスしたもの。ふたつの章で構成された本展は、第一章では、ジュエリーから芸術作品、オブジェまで、彼の幅広い作品たちが紹介されています。

ダニエル・ブラッシュの作品 《山》
ダニエル・ブラッシュ 《山》写真:Takaaki Matsumoto
ダニエル・ブラッシュの作品 《ポピー》
ダニエル・ブラッシュ 《スチール ポピー》 写真:Takaaki Matsumoto
ダニエル・ブラッシュの作品 《無限のリング》
ダニエル・ブラッシュ 《無限のリング》 写真:Takaaki Matsumoto
ダニエル・ブラッシュの作品《ハンド ピース》
ダニエル・ブラッシュ《ハンド ピース》 写真:Takaaki Matsumoto

続く第二章では、連作『モネについて考える』をフィーチャー。フランスの印象派の画家たち、とりわけモネの光を取り入れた色相に興味を持っていたというブラッシュ。本作は、彼の光と色への愛着が明確に示されたシリーズでもあります。

ダニエル・ブラッシュの作品
ダニエル・ブラッシュ 連作『モネについて考える』 写真:Takaaki Matsumoto
ダニエル・ブラッシュの作品
ダニエル・ブラッシュ 連作『モネについて考える』 写真:Takaaki Matsumoto
ダニエル・ブラッシュの作品
ダニエル・ブラッシュ 連作『モネについて考える』 写真:Takaaki Matsumot
ダニエル・ブラッシュの作品
ダニエル・ブラッシュ 連作『モネについて考える』 写真:Takaaki Matsumoto

ジュエリー文化の普及と認知度の向上を目指す「レコール ジュエリーと宝飾芸術の学校」

ジュエリーと宝飾芸術の学校「レコール」は、ヴァン クリーフ&アーペルの支援により2012年に開校。ジュエリー文化のあらゆる側面を一般の人々に紹介することを目指し、特別な受講資格を設けることなく、学ぶ意欲のある人々へ広く門戸を開いています。

パリに2か所、香港、上海、ドバイと、計5か所を拠点に活動。開校以来、40以上の国の18歳から83歳までの4万人以上の受講者を迎えてきました。

講義のほか、展覧会や書籍の出版、ポッドキャスト、無料のオンライン カンバセーションなど、さまざまなアクティビティも提供。子どもやティーンエイジャーを対象としたクリエイティブなワークショップも実施しています。

日本ではこれまで3回の特別講座に加え、『メンズ リング』展、特別展示『極楽鳥』などのエキシビションを開催。今年は、ご紹介した美術展『ダニエル・ブラッシュ展 ― モネをめぐる金工芸』がスタートしました。


以上、現在開催中の美術展『ダニエル・ブラッシュ展 ― モネをめぐる金工芸』についてお届けしました。訪れる時間帯を変えて、何度も足を運びたくなる美術展です。彼の作品を間近で楽しめるこの貴重な機会を、ぜひお見逃しなく!

【詳細情報】

『ダニエル・ブラッシュ展 ― モネをめぐる金工芸』
期間:2024年1月19日(金)〜4月15日(月)
会場:21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3
時間:10:00〜19:00
休館日:1月30日(火)、2月13日(火)、3月11日(月)
入場無料、予約不要
問い合わせ先:0120-50-2895(レコール事務局)
住所:東京都港区赤坂9-7-6

この記事の執筆者
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WRITING :
池尾園子