この春、髙橋リタさんが「品格モード」に惹かれる理由と、新しいスタイルのつくり方

この春は、「おしゃれも、時代のムードに合わせて軽やかに楽しみたい」と、高橋リタさん。

「あくまで自分らしく、モードをバランスよく取り入れたい」と考えるリタさんが導く、新しい「RITA LUXE」とは――。

もっと自由に、自分らしく──。今、改めておしゃれを更新したいとき

リタさんが大切にする「クリーン・知的・上品」というおしゃれの軸をベースに、大人のリアルな素敵スタイルを提案する「RITA LUXE」。ワーキングシーンはもちろん、バカンスやドレスアップまで自身のスタイルを投影した着こなしは、大人世代の女性たちから根強い支持を得ています。「好きなものは変わらない」と、タイムレスなワードローブに惹かれてきたと言うリタさんですが、実は今「新しい気分を取り入れてみたい」へとシフトしているそう!

「今は “風の時代”。私自身もおしゃれも軽やかにと、時代のムードに乗ってモードを楽しんでみたい気持ちが高まっています」

パンデミックが一段落して時代はボーダーレスに。人と会う機会が増えて「何を着よう?」と考えたとき、「気合いを入れすぎず、もっと自由にのびやかにいたい」と思ったことや、昨年の自宅の引っ越しを機に自分のおしゃれを見つめ直したことも後押しに。着こなしのインスピレーションの源となるセレブリティたちのスナップも、「佇まいに軽やかさや自由な気分が感じられる装いに惹かれます」

新バランスが素敵なセレブリティたちもインスピレーションの源

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ジレを素肌に軽快に着るケンダル・ジェンナー
ジジ・ハディッドはスキンコンシャスに抜け感を
ジジ・ハディッドはスキンコンシャスに抜け感を

「今は王道スタイルの人より、のびやかなおしゃれを楽しんでいるセレブに注目しています」(リタさん)。

流行を品よく取り入れ、モダンに着こなすケンダル・ジェンナーやジジ・ハディッドは必見。

セレブ_2
ジャケット+ロングスカートを切れ味よく

世界各地のコレクションスナップも、リアルな大人の装いのお手本に。

ベーシックを極めるよりむしろ、「モード」を加えてみたい気分です

今季、リタさんはおしゃれの視線をシフト。「毎シーズンベーシックを更新しながら極めてきたけれど、この春はモードを取り入れることで着こなしをアップデートしてみたい」(リタさん)。

今惹かれるのは、“エルメス” や “ザ・ロウ”、“ジル サンダー” などの “クワイエット・ラグジュアリー”。

「主張の強い “おしゃべりなラグジュアリー”(笑)とは違う、素材が上質でサイズ感やデザイン、シルエットがモダンな服が素敵だなぁと。“軽やかな洗練” に心躍ります」(リタさん)。

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上から/(C) JIL SANDER、Courtesy of The Row、(C) Filippo Fior

この春、「新しいラグジュアリー」に惹かれるブランドは…

「一見シンプルながら、素材もシルエットも選び抜かれ、丁寧につくり込まれている服に惹かれます。なかでも、上品な肌見せがノーブルな “エルメス”、新しい感性が宿る “ザ・ロウ”、構築的なデザインがモダンな “ジル サンダー” に注目しています」(リタさん)

「クリーン・知的・上品」の自分軸に加える理想のモードバランスを探って

これまでと違うとはいえ、「私はいつも私でいたい。別人になりたいわけではありません」。あくまでベースは、「クリーン・知的・上品」というおしゃれの軸。そこに「いかにモードな気分をバランスよく取り入れるか、の匙加減が重要です」。

加える要素は、シルエットや素材の質感、色、そしてパワーアイテム…。「モードバランスのいい着こなしは、自分らしいおしゃれを更新したいプレシャス世代の女性たちも、素敵に際立たせてくれると思うのです」

高橋リタさんがディレクターに。「品格モード」を叶えるブランドが誕生!

大人コーデ_1
(C)estèta
 

佇まいが美しくきまる大人服がラインナップ!

ブランド名の “エステータ” はイタリア語で「審美眼のある人」。おしゃれを熟知した女性たちに向けてモードな気分のスタイルを提案するブランドは、2023年秋冬シーズンにスタート。

「ホテルへ食事に訪れたときにも映えるモード感、清潔感や上品さを失わない大人のモードバランスを探求しています」(リタさん)

大人コーデ_2
(C)estèta

※高橋リタさんの【高】は「はしごだか」が正式表記です。

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PHOTO :
getty images
STYLIST :
高橋リタ
EDIT&WRITING :
川村有布子、佐藤友貴絵(Precious)