装いの印象を大きく左右するバッグ。最近、ランウェイやそこに集う人々においてはアイテムだけではなく、「持ち方」も大切なセンスアップの要素になっています。
雑誌『Precious』3月号では、【「何を選ぶか」より「どう持つか」バッグのおしゃれはその先へ!】と題して、バッグの新たな「持ち方」をリアルに取り入れるワザを大研究!
今回は、おしゃれ賢者が実践している、バッグを“持ち方”込みで魅せる新傾向を読み解きます。
コレクションスナップ常連たちのこなれたスタイルの秘密は「仕草」にあり! 新しいバッグを買うときは、“持ち方”込みでイメージするのが正解です。
目を引くおしゃれ賢者は実践中|今、バッグは“持ち方”込みで魅せる時代に!
新たなバッグ選びに心躍るこの時期。この春はアイテム探しを楽しむのと同時に、「持ち方」のアップグレードにも挑戦したいもの。気になる新傾向を読み解きます。
【Hug】存在感のあるバッグをピローのように抱えるのが小粋!
【Hold】きれいめスタイルこそ、持ち方で遊んで、「外し」を楽しむべし!
パリ・ミラノなどのコレクション会場に集い、颯爽と歩くファッションプロ。トレンドを牽引する彼女たちのスタイルで、今ひときわ目を引くのが、「バッグの持ち方」の新潮流です。一世を風靡した斜め掛けスタイルは影をひそめ、代わって多くなっているのが「つかむ」「抱える」「抱きしめる」といった、ラフさのある、ちょっと崩した持ち方なのです。
トップデザイナーのランウェイでも、この傾向は顕著です。以前から、バッグを抱える提案は見受けられましたが、今季は、溢れんばかりに物を入れた大ぶりバッグを抱えるルックや、手の甲にバッグのストラップを通してポイントにする装いなど、バッグの持ち方で魅せるスタイルが続々登場。
こうした持ち方の魅力はなんといっても、その躍動感のあるかっこよさでしょう。ラグジュアリーなバッグでも新品然と大事に携えるのではなく、愛犬かヨガマットのように、自身の生活と一体化させたムードで持つのが、なんとも粋でこなれて見えるのです。シンプルな服が主流の昨今、バッグのボリュームや色合いがアクセントとして際立つ点も、メリットといえそうです。スタイリングの立ち位置的には、ストールアレンジに近く、スタイルアップや新バランスづくりに役立つのもうれしい特徴に。
同時に、いきいきとしたふるまいと心の余裕があってこそ素敵にきまる、手強さがあるのも事実。ラフでありながら、こうした持ち方は、“服も小物も、持ち主になじんでこそシックである”という装いの真理を、今の時代らしく更新した、エレガンスの新しい表現なのかもしれません。
“フェラガモ”の人気モデル『ハグ』は、ハンドルを中に収めて、抱えて持つのも様になるデザイン。ショーでもこの持ち方が提案されて話題に。
抱え持ちの火つけ役、“ザ・ロウ”の『マルゴー』。
【こう持つ!】ショーでは、やや横長の『E/W マルゴー』で
〈持ち方で遊べるバッグが充実〉
●大きめサイズもマイクロミニも、気分はアクセサリー
トップハンドルバッグは、「抱え持ち」に向く大きめか、「引っかけ持ち」が様になる小さめが狙い目。
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
問い合わせ先
- フェラガモ・ジャパン TEL:0120-202-170
- ザ・ロウ・ジャパン TEL:03-4400-2656
- ルックスオティカジャパン カスタマーサービス TEL:0120-990-307
- コロネット/ランバン TEL:03-5216-6518
- マルジェラ ジャパン クライアントサービス TEL:0120-934-779
- ヴァレクストラ ジャパン TEL:03-5615-2379
関連記事
- パンツスーツの装いに「ロエベ」のバッグをハグするようにプラスオン|大人の余裕漂うハンサムモードが完成
- 新色のアクアグリーンが瑞々しい「ジル サンダー」のバッグで、春コートの装いをより溌剌とした印象に
- 「ヴァレンティノ」のバッグ2個持ちで、装いをグラマラスに演出|チェーンはブレスレット風に巻くのが粋
- PHOTO :
- 池田 敦(CASK)
- EDIT&WRITING :
- 長瀬裕起子、喜多容子(Precious)
- 写真協力 :
- Getty Images