「ミュゲ」のフレッシュフローラルが奏でる春の訪れ
1908年の誕生以来、スズランとフローラルエッセンスの繊細さを大切にしながら進化を続けてきた「ミュゲ」。スズランは「無言の花」と言われていて、その理由は”摘み取ることはできても、香りのエッセンスを抽出することができないため”。そんな難題に立ち向かったのがゲラン3代目調香師であるジャック・ゲランでした。彼は画期的な原料を駆使し、野に咲くスズランに忠実な「ミュゲ」の香りを創り出すことに成功。捉えどころのない花の香りをあらゆる側面から描き出し、そっくりに再現するという難題を見事にクリアしたのです。彼のフレグランスは簡明な調合でありながら、儚げな「無言の花」の香りを的確に捉えた、当時ではこの上なく革命的なものでした。以来、スズランの優しい香りを表現した「ミュゲ」は、1998年に4代目調香師のジャン・ポール・ゲランに、そして2016年には5代目調香師であるティエリー・ワッサーによって再解釈され、現在の形に進化していきました。
アン・ロペスが漆喰とゴールドでスズランを表現
ゲランは、この特別なフレグランスにふさわしいボトルを追求し、芸術的な職人たちとコラボレーションを重ね、毎年シリアルナンバー入りの限定版「ミュゲ」を発表してきました。今年のボトルは、素材を操り「白の彫刻家」の異名を持つ芸術家、アン・ロペスがクリエイト。彼女は、ゲランのアイコンであるビーボトルを、大理石パウダーを混ぜた漆喰で作られた24輪のベルシェイプのスズランで優雅に彩り、ブラシで丁寧にあしらわれた繊細な金箔のアクセントとやわらかなグリーンの葉の彫刻をビーボトルの曲線と見事に調和させました。
香りの錬金術師、ティエリー・ワッサーが、まっさらなフレグランスの原料から絶妙にデリケートなアコードを作り出すように、アン・ロペスは、官能的な手触りを持つ素材を美しい花へと変貌させます。ティエリー・ワッサーは、調香師になる前にハーバリストとして活動していたこともあり、絶えずグリーンノートを愛してきました。彼は、香りの超絶技巧を用い、まさにグリーンをイメージさせるような快活な花のフレッシュさと、蜂蜜のようにまろやかなノートを絶妙なバランスで融合。葉、樹液、そして草を想起させる香り、弾けるようなみずみずしさ、そしてコンポジションに豊かさを与える贅沢なフローラルノートが華やかに競演します。
ミュゲ(オーデトワレ)125ml+30ml ¥116,600/4月1日(月)数量限定・限定店舗発売
※GINZA SIX、銀座三越、伊勢丹新宿店、阪急うめだ本店、日本橋髙島屋、大阪髙島屋、心斎橋大丸、銀座三越、公式オンラインブティックで発売
5月1日は「スズランの日」。フランスではこの日、日頃の感謝や想いを込めて、愛する人やお世話になっている人にスズランを贈る習慣があり、スズランの花を贈られた人は幸せになると伝えられています。自分自身に、そして大好きなあの方へ……「ミュゲ」というゲランが表現する「スズラン」を贈ってはいかがでしょうか。
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
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- Precious.jp編集部