春色のファッションやメイクが映えない要因のひとつとなるのが「肌のくすみ」。くすみの原因は、エイジングや角質肥厚、血行不良などさまざまですが、「実は、春ならではのくすみもあるんです」とビューティPRコンサルタントの松本晶子さん。そして、「だからこそ、悩みにあったアイテムで、きちんとケアすべきなんです」と続けます。詳しくお話を伺いました。
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春のくすみの3大要因は、睡眠不足、メラニン、肌あれ
「Precciaus世代の肌がくすむいちばんの原因は、エイジングによるものと考えられます。代謝が落ちて古い角質が溜まることによってくすんで見みえてしまだけでなく、メラニン、糖化など、さまざまな要因により、茶、黄色、赤、グレーといった色が重なることで肌が曇り、それによってくすみを強く感じるように。
また、くすみ方は、季節によって変わります。例えば、冬のくすみは、寒さによる血行不良が主な原因となります。一方、これから来る夏は、強い紫外線が肌内部にダメージを与え、キメが乱れることで、くすみを感じやすくなるのです。
そして、いまの時期は、主な要因が3つあると考えます。ひとつ目は、新年度になり、ライフスタイルの変化や忙しさなどからくる睡眠不足によるもの。ふたつ目は、紫外線量の増加によりメラニンが過剰につくられてしまうこと。そして、3つ目は、花粉や黄砂、紫外線などの外的ダメージによる肌あれです。くすみ対策コスメはいろいろとありますが、要因によってコスメを選び、自分にあった“与えるケア”でアプローチするのが効果的です」と、松本さん。そこで、くすみの原因別におすすめのコスメを教えていただきました。
「くすみの原因」別おすすめ「スキンケア」アイテム
「睡眠不足による黄ぐすみに。早めのリセットが大事と痛感中」(松本さん)
「忙しいと睡眠不足になりがち。最近は私も4~5時間睡眠が続いていますが、睡眠不足によって、黄色い色素“ビリルリン”が肌の表皮で増えて黄ぐすみが起こるそう。そして、一度徹夜してしまうと、5日間くらい黄味が戻らないとか。さらに、1日4時間ほどの短い睡眠が続くと慢性的に肌は黄味が増えた状態になり、常に黄ぐすみした状態になってしまうそうです。“SK-II”の美白美容液は、黄ぐすみの生成を抑制する効果があると聞き、取り入れるようになりました。また、“SK-II”のラインは、エイジングケアやメラニンケアにも定評があるので、頼りにできる1本です」(松本さん)。
「肌の奥に落ちたメラニンにまで届いて明るさを底上げしてくれます」(松本さん)
「紫外線を浴びてメラニンが生成されても、健康的な肌なら排出がスムーズ。しかし、代謝は年齢とともに鈍るため、大人世代はくすみやシミが生まれやすくなります。さらに、最新の研究で“メラニンが真皮に落ちて肌印象を暗くする”ということがわかったそうです。“ポーラ”のホワイトショットは、そこに着目した美白美容液。シャバシャバとしたテクスチャーで肌の奥まですっとなじみ、肌の透明感が高まります。効果実感が高いので、美白ケアの手応えを感じにくい人にもおすすめしたい美容液です」(松本さん)。
「肌あれしているときはじっくりケア!クリーム&マスクで穏やかな肌に」(松本さん)
「花粉症で肌がカサつき、肌がくすんだり、毛穴が目立ったりしてメイクのノリが悪い…というときに助けられたのが“ココチ”のWクリーム。肌あれしているときは、水っぽいものだとピリつくことがあるので、クリームを使います。こちらは週に1〜2回のスペシャルケアとして取り入れています。美容成分たっぷりのクリームの上からクリームマスクを重ねると、じっくりと肌に届いて、生き生きとした印象に。ひと手間かけて丁寧にケアすることで、肌あれやくすみ感も解消されました。”糖化”にも着目しているので、ゴワつきがほぐれて肌も柔くなります。1個の容器にクリームとマスククリームがセットされているので、ケアも手軽です」(松本さん)。
肌がくすんでいると、洗顔やふき取りなどの“取るケア”を選びがちですが、春のくすみは“与えるケア”が必要だとわかりました。くすみの種類によってアプローチを変え、晴れやかな肌を目指しましょう!
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- 越後有希子